日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■ポタージュ サンジェルマンとグラスデュバリ 村上農園のマイクロハーブ/900円 東京メトロ稲荷町駅ちかく、浅草通り沿いにある黄色い看板のお店。今回も期間限定の新作を目当てに食べに行った。6〜7月の限定メニューは、アイスクリームがトッピングされた冷たいラーメン。 グリーンピースやネギ(ポワロー)、タマネギ、ニンジンなどを生クリームと合わせてポタージュ風に仕上げたスープに平たいストレート麺を合わせ、パンチェッタ(イタリア風のベーコン?)とハーブ、アイスクリームを盛り付けている。甘くてトロミのある冷製スープが平たい麺と合わさるとまるで冷製パスタみたい。カリカリしたパンチェッタと、キンキンに冷たいアイスクリームはほどよい塩味がありスープとの相性もバッチリ。 ラーメンとしては相当な変わり種だが、食べていて楽しい。もったいないのは、これを食べた6月12日がさほど暑くなかったことか。変わったラーメンを相当食べているつもりだが、アイスクリームを載せた冷たいラーメンを食べたことはほとんどない。10年以上前に『麺屋武蔵』で食べた「アイス担々麺」くらいか。今回の限定は7月末まで。その次の限定も冷たいメニューにする予定だそうなので、また面白いのを期待します。 ■稲荷屋
■角煮ら〜麺/価格失念 ずいぶん久しぶりの『武蔵』本店。昔から頻繁に味を変えており、現在の味を知らないので基本メニューを食べてみた。今は「こってり」「あっさり」の区別がないんですね。「角煮ら〜麺」なんていうと、豪勢なトッピングが乗ったラーメンのようだが、これがここ数年の基本メニュー。チャーシュー替わりに豚の角煮が乗った、魚介風味の醤油ラーメンだ。 動物系と魚介を合わせるダブルスープのはずだが、魚が強めで魚の煮付けの煮汁みたい(ちょっと言い過ぎかな?)。昔に比べると甘味は少し抑えられているのかな? ちょっと塩っぱいのが気になる。スープは昔の方が好きだったのだが、太目の平打ちストレート麺は今の方が美味しい。ツルツルして弾力があり、食べてて楽しい。 券売機が使いにくいのがもったいない。行列が出来ており、タッチパネルを切り替えてどんなメニューがあるのかゆっくり確かめる余裕がなかった。「獺祭」の酒粕を使った限定メニューのポスターがあったようだが、そっち食べてもよかったかな。 ■麺屋武蔵
JUGEMテーマ:ラーメン
■つけめん/800円 生卵/50円 前回アップした『麺屋武蔵 武骨』のすぐそばにあるお店。川崎を中心に展開する『玉』の系列店で、屋号には「天然豚骨醤油らーめん」という冠がついている。 食べてきたのは前回と同じ「つけめん」だが、今回は「生卵」をつけた。つけ汁に生卵を落とすかどうか尋ねられたので、別皿で出してもらうことにした。つけ汁は、トロリとした濃厚な豚骨醤油スープ。燻製香が特徴で、よくある豚骨魚介のつけ麺とは異なる味付けだ。普通に食べてももちろん美味いが、麺につけ汁やネギをたっぷり絡め、溶いた生卵にくぐらせすき焼きのように食べてみたら……、これがまた美味い! もちろんそのままでも美味いが、味付けが強いせいか生卵との相性も良いのだ。 それにしても、この香りはクセになる。濃厚系つけ麺って、定番化しすぎて新しい味など出てこないと思っていたが、そんな決め付けをしちゃいけないな。美味しゅうございました。そういえばまだ「肉飯」を食べていない。ぜひ次回こそ食べてこよう。 ■天然豚骨醤油らーめん 玉 超大吉 東京都台東区上野6-6-4
■味噌ら〜麺/800円 『麺屋武蔵』系列店は、店舗によって味もコンセプトも異なるラーメンを出している。ここ『武骨』では豚骨スープを使ったラーメンが食べられる。基本メニューの「ら〜麺」だけでも、黒・白・赤の3種類が用意されている。 この日食べてきたのは冬期限定メニュー(?)の「味噌ら〜麺」。豚骨スープをベースにした味噌ラーメンで、角煮のような肉厚の豚バラチャーシューが入っている。麺は他の「ら〜麺」と同じかな? 太めの平打ち麺で、茹で加減は柔らかめ。スープには細かい背脂粒が浮いており、トロリとしたスープに仕上げてある。甘くまろやかだが、唐辛子が効いてピリリと辛い後味。 美味しくいただいてきたが、スープがやけに重たく感じてしまった。以前はこういうスープが好きだったはずなのだが、年をとってきたのだろうか……。ちょっとショック。 ■麺屋武蔵 武骨 東京都台東区上野6-7-3
■味噌ガーナ 2013/850円 恒例となった麺屋武蔵とロッテ「ガーナチョコレート」のコラボ企画。クリーミーなスープに、野菜を揚げたチップやチョコで味付けした挽肉をトッピングしている。チョコが溶けるにつれて、スープに甘さと苦みが加わっていくのが面白い。味覚や嗅覚の他、聴覚にも訴える楽しい創作ラーメンだ。 14時より、1日20食限りの提供となる。 事前にあんまり情報を入れずに食べる方が楽しめそうな気がするなー。 ■麺屋武蔵 二天 東京都豊島区東池袋1-2-4
■濃厚つけ麺/850円 リニューアル&移転してから3ヶ月ほど経つが、実はちょいちょいと味が変わっている。当初は白濁な動物魚介系スープを使っていたが、少し前から基本メニューは澄んだスッキリ系スープになっている。 そんな中、再び濃厚系のスープを使った新作「濃厚つけ麺」が登場した。リニューアル当初とはまた違った味わいで、少しトロミのあるつけ汁に甲殻類の風味(たぶんカニ?)を効かせてある。 もちろん豚天や鶏天などの揚げ物トッピングと合わせることも可能。鶏天と合わせた「鶏天濃厚つけ麺(800円)」の価格が安く設定されているのでお得だ。 ■麺屋武蔵 二天 東京都豊島区東池袋1-2-4
■鶏天つけ麺/750円 職場が近いのでよく食べに行っているお店。移転リニューアルを機に、かつての名物だった揚げ物トッピングを再開してメニューも一新したのだが、つけ麺の味が最近変わったようだ。麺はツルッとした平たい極太縮れ麺に改められ、面白い食感に。つけ汁は以前よりも甘味が抑えられ、酸味がスッキリと効いている。甜麺醤などで味付けした「つけ肉」は姿を消し、代わりに細かくカットしたチャーシューが入るようになった。個人的にかなり好みの味で、移転リニューアル直後に比べるとだいぶ美味しくなったように思える。 それから、揚げ物が良くなった。少し前までは冷めていることが多かったのだが、最近はいつ行っても熱々の揚げたてが出てくる。豚天・鶏天2種類あるが、個人的には鶏天をオススメしたい。こちらの方がジューシーで美味いしボリュームもある。 ■麺屋武蔵 二天 東京都豊島区東池袋1-2-4 ※後で日付と時刻を改めます(気が向いたら)。
■二天つけ麺/1,000円 移転のため休業していた『麺屋武蔵 二天』が、9月3日から新店舗で営業を始める。オープン前日の試食会にご招待いただき、新しい『二天』の味を一足早く味わってきた。キャッチフレーズは「豚天復活」。かつての名物だった揚げ物トッピングを復活させつつ、基本メニューの「つけ麺」や「ら〜麺」も一新。完全な新作で再スタートするわけだ。 看板メニューが、上の写真の「二天つけ麺」。もう見た目から以前とは大違いだ。最新式のフライヤーでジューシーに揚げた「豚天」「鶏天」をトッピングした、ボリューム満点のつけ麺だ。つけ麺は、動物+魚介のつけ汁に、もちもちした太麺を合わせたもの。トロリとした白濁スープを使っているのが、かつての『二天』と違うところ。つけ汁の底には、甜麺醤で甘く仕立てた粗挽き肉などが沈んでいる。 濃いスープに揚げ物を合わせるのだから、油っこくなりそうな気がするが、新しく導入したフライヤーでは、さほど油っこくせず揚げられるので大丈夫らしい(……といっても、豚天と鶏天の両方が入る「二天つけ麺」は、かなりヘビーではあったが)。 ■ら〜麺/750円 こちらは基本の「ら〜麺」。動物+魚介風味の白濁スープにもちもちした太麺を合わせたラーメン。厚み1cmはあろうかという大判のチャーシューが圧巻だ。このチャーシューは、基本の「ら〜麺」や「つけ麺」(豚天や鶏天が入らないもの)にトッピングされる。 「つけ麺」も「ら〜麺」も『二天』らしい味で美味しかったが、個人的な好みでは、つけ麺の方がスッキリしていて好きかな。豚天はスパイシーな味付けがされているが、昔の方が素直な味で食べやすいのではないかと思う。それから最後に、豚天はしっかり切ってくれるようになったのね。この方が全然いい。 きっと揚げ物を使った特別メニューとかやってくれるんだろうな。職場がすぐそばなので、いろいろ食べられそうだ。 ■麺屋武蔵 二天 東京都豊島区東池袋1-2-4
■つけ麺/730円 池袋警察署近くの路地裏に、昨秋オープンしたラーメン店。店主は現役のボクサーで、高田馬場『麺屋武蔵 鷹虎』で修行経験があるそうだ。基本メニューは「つけ麺」「らぁ麺」「あえ麺」の3種類。他にオプションのトッピングがいくつかある。 この日食べたのは「つけ麺」。醤油味の動物魚介スープに太麺を合わせている。つけ汁はトロリとした濃厚タイプでオイリ−な印象。麺は固めの茹で加減でワシワシした食感だ。全体的に味付けは甘めで、刻みタマネギなどの薬味がアクセントになっている。チャーシューが柔らかくて美味かった。 ■麺処 GROWTH 東京都豊島区西池袋3-4-2 ※7月9日に食べたラーメンです。後ほど日付を改めます。
■豆乳冷やし麺/850円 『麺屋武蔵』新宿本店の特別メニュー。オリンピックで日本を応援しようということかな? 見ての通り、日の丸をあしらった盛り付けが『麺屋武蔵』らしい。 真っ白いスープの中央に鎮座するのはトマトなどで作ったアイスクリーム。ラー油がたっぷり入っているそうで、真っ赤なアイスが溶け出すほどに冷たく、そして辛くなっていくという仕掛けだ。ハムや貝柱で風味を加えた豆乳スープに、平たい太麺が入っている。ヘルシーな豆乳スープと聞いて、女性向けのラーメンをイメージしていたが、この麺は太くて弾力もあり、男性でもじゅうぶんな食べ応えを味わえるだろう。 真っ白なスープに隠れて見えないが、いろんな具が入っている。衣をつけた鶏肉、赤と黄色のパプリカ、ヤングコーン、スナップエンドウ、キクラゲ、カリカリしたハム(?)など。色鮮やかで見ていて楽しい一杯だった。 この「豆乳冷やし麺」、キッコーマンの調製豆乳とのコラボレーション企画で、同社のWebサイトには家庭で作るためにアレンジしたレシピなどが掲載されている。へぇ面白い。作ってみようかな。 毎日15時から1日20食限りの提供となる。8月31日まで。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■冷やし鶏つけ麺《アーモンドソース付き》/800円 数日前から告知ポスターが出ていた「冷やし鶏つけ麺」が始まっていたので食べてきた。 冷たいつけ汁を使った、この時期にちょうどよい冷やしつけ麺。麺には鶏肉とキュウリの漬け物、アーモンドソースが添えられる。アーモンドソースはタルタルソースによく似ている。つけ汁は冷たくてスッキリしているが、麺にアーモンドソースを絡めるとコクが増して美味い。 特に数量を限って販売しているわけではなさそう。基本的にはいつでも食べられるのかな? ■麺屋武蔵 二天 東京都豊島区南池袋3-14-12
■雪解け桜塩ら〜麺/900円 少し前から店頭に予告ポスターが出ていた『麺屋武蔵 二天』の限定メニュー。14時から1日10食限定で提供される。この日お店に行ったのは19時半を過ぎていたが、まだ残っていた。 鴨肉3枚と大きな揚げ茄子をトッピングした塩ラーメン。すっきりした塩味のスープにレモンが入って、なんだかさわやかで美味しい。白いペーストが浮いており、スープに溶かすと甘みとコクが増す。これは白菜のポタージュなんだとか。『武蔵』の限定麺らしい面白い仕掛けですね。美味しゅうございました。 ■麺屋武蔵 二天 東京都豊島区南池袋3-14-12
■ら〜麺(あっさり)/800円 9月にオープンしたばかりの『麺屋武蔵』系列の新店。『虎嘯』と書いて「こしょう」と読む。2008年に閉店したグループ1号店『麺屋武蔵 青山(せいざん)』を進化させたラーメンを食べられる。「ら〜麺」は「こってり」「あっさり」から選択できる。単に脂の量が異なるだけでなく、スープも違うそうだ。オープン初日に「こってり」を食べたので、今回は「あっさり」を食べてきた。 魚介ダシ中心の、かなりアッサリした醤油ラーメン。柚子が香っていい感じ。柚子皮を下したものをチャーシューに添えてあるのね、なるほど。麺はツルツルピロピロした幅広の平打ち麺。食感も喉越しもよく、美味しい麺だ。魚のダシが効いていて美味しいが、この日はちょっと塩っぱかったかな。前回食べた「虎嘯ら〜麺(こってり)」に入っていた、絶妙の火加減で焼きあげたチャーシューを楽しみにしていたのだが、今回のは違った感じ。普通の「ら~麺」には入らないのかな? サンマを使っていないなど『青山』とはだいぶ違いがあるけれども、確かに『青山』っぽさは感じられる。ラーメン王の山本さんの言葉を借りると「2011年に青山があったらこんな味かもしれない」。なるほど、確かにッ! ■麺屋武蔵 虎嘯 東京都港区六本木4-12-6
■味玉ら〜麺/900円 11店目の『麺屋武蔵』が六本木にオープン。屋号は『虎嘯』と書いて「こしょう」と読むそうだ。この「嘯」の文字、どうやって変換するのだろう……と思っていたら、さすがいけ麺さん、試食会のレポートの中で、しっかり「『うそぶく』と入力すると、『嘯く』と変換可能」と書いてくれています。ナイス! 『麺屋武蔵』の系列店は、店舗ごとに異なるテーマを持っているのが特徴。今回の『虎嘯』のテーマは「原点回帰」。グループ1号店だった、かつての「青山(せいざん)」をブラッシュアップしたラーメンを出していくのだそうだ。 メニューは「ら〜麺(あっさり/こってり)」と「つけ麺」を軸に、各種トッピングでバリエーションがある。麺の量は並でも大でも同料金のようだ。以前の『青山』では(今の新宿本店でも)、油の量であっさり/こってりを区別していたが、『虎嘯』ではスープが違うそうだ。基本の味は「こってり」になるみたい。この日は「味玉ら〜麺」の「こってり」を注文した。 魚介を効かせた醤油ラーメン。以前の『青山』と違ってサンマは使っておらず、だいぶ雰囲気は違っているけど、最近の『武蔵』系列店にしては珍しいすっきりした味わいが確かに『青山』っぽいかも。太目の平打ち麺も『武蔵』らしいが、今までの麺よりツルツルした感じ。チャーシューが良かった。ピンク色でレアな焼き加減。柔らかくて香ばしい。もはやローストポークと表現する方がいいかも。 今年は六本木におもしろいお店が増えたな〜。 ■麺屋武蔵 虎嘯 東京都港区六本木4-12-6
■相傳つけ麺 黒/950円 6月14日、上野にオープンした『麺屋武蔵』グループの新店。『武骨相傳』と書いて「ぶこつそうでん」と読む。名前から察するに、すぐ近くにある『麺屋武蔵 武骨』のつけ麺専門店という位置づけなのかな? 『武骨』同様、こちらのつけ麺も白・黒・赤の3色がそろっている。 この日食べたのは具だくさん仕様(大判のチャーシュー3枚と味玉が入る)の「相傳つけ麺」の黒。表面を黒い香味油が覆うつけ汁に、弾力のある極太麺を合わせたもの。スチームコンベクションを使ったチャーシューが売りのひとつらしいが、ちょっとパサついているのが気になった。『武骨』の黒みたいな味を想像していたら、ずいぶん違ってて驚いた。土台は豚骨の白濁スープのようだが、香味油の香りが珍しい。香ばしさと甘さがあり、よくあるマー油とは違う。『一風堂』の「赤丸」の油にちょっと似てるような気もしたが、やっぱり違うな。不思議な味。メニューの説明には「苦み」と書かれているが、さほど気にならなかったな。変わった味で食べてて面白かった。 ■麺屋武蔵 武骨相傳 東京都台東区上野6-11-15
■春キャベツの摺り流しそば(春菜味噌添え)/850円 そろそろ『麺屋武蔵』が何かやりそうな頃……なんて思っていたらスタッフ矢都木さんのTwitterで期間限定の新作が告知された。「春キャベツのすり流しそば」。1日20食限りで、毎日18時から販売開始となる。この日お店に着いたのは20時近かったかな? テレビでも紹介されたそうなので売り切れも覚悟していたが、まだ普通に食べられた。 すりおろした春キャベツが入っているのかな? 緑色の澄んだスープが見た目に面白い。野菜の甘さとほどよい塩味で、洋風スープのような味わい。トッピングは赤カブ、ヤングコーン、ベーコン、白髪ねぎ、そして3色の肉ダンゴ。肉ダンゴにはちょっとした仕掛けも。写真に入っている空のお皿は、赤カブの葉を置いておくためのもの。 別皿で添えられる「春菜味噌」は、スープに溶かして食べるもの(?)。ふき味噌でも入っているのかな? 春らしい苦みが味わえる。 春を味わえる『麺屋武蔵』らしいラーメン。美味しゅうございました。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■ホエートンコツ味噌ら〜麺/1000円 そろそろ『麺屋武蔵』が何かやってそうな季節。西新宿の本店に行ってみると、案の定限定ラーメンの告知ポスターが出ていた。今回は、花畑牧場とのコラボ企画で(?)、1日20食限定の「ホエートンコツ味噌ら〜麺」。先週の後半くらいから始まっていたらしい。 ホエーというのはチーズの副産物で、乳清と呼ばれる水溶液なのだそうだ。北海道の十勝地方ではこれを豚に与えて育て、「ホエー豚」というブランド豚として売り出している。 このホエー豚の骨からスープを作り、肉でチャーシューを作った味噌ラーメン。背脂粒がたっぷり入る上、スープは濃厚でドロッドロ。かなりコッテリしたラーメンなのだが、割とスッキリした味付けに仕上げてある。部位の異なる大判のしっとりしたチャーシューが3枚入り、食べ応えあって美味いですね。その他、焼きあげた豚皮のようなもの(……お店の方に後で聞いたら、背脂そのものらしい。マジ?)が添えられる。 麺が変わっている。やや平たい太麺で形そのものは珍しくないのだが、やたらとしっとりした食感で、シト〜ッと噛み切れる感じ。こういう食感のラーメンはほとんど食べたことないな。個人的にはモチッとした『武蔵』らしい麺の方が好きなのだが、この麺も『武蔵』の限定らしく面白い。 口直し用に添えられるのが、2種類の生キャラメル。柚子を練り込んだものと、オレンジの皮(だっけ?)を練り込んだもの。こういうところも『武蔵』らしい。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■角煮味噌ら〜麺/850円 久しぶりの『麺屋武蔵』。そろそろ秋冬向けにメニューが変わっているのではと思って来たら、例年同様に味噌ラーメンが始まっていた。券売機を見てちょっとびっくり。従来の「厚切りチャーシュー」が「角煮」と名前が変わり、基本メニューも「角煮ら〜麺」に改められていた。ま、あの肉は確かに「角煮」というのがいちばんしっくりくる。 いちばん基本の味噌ラーメンも、「角煮味噌ら〜麺」。甘めに仕立てたまろやかなスープにモチッとした太麺を合わせたスタイルは昨年同様だが、今年はおろしショウガが添えられてピリッとした刺激もある。もっとショウガの量が多くても美味そう。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■肉味噌つけ麺/800円 温玉/100円 1996年に創業した横浜の名店で、『青葉』『麺屋武蔵』と並ぶ通称「96年組」で、現在につながるラーメンブームのけん引役を果たしたお店のひとつ。当時の横浜の事情には詳しくないが、家系ラーメンが席巻する横浜であっさりしたラーメンを成功させ、現在の神奈川端麗系のルーツと言われているそうだ。 今回は肉味噌がたっぷり入ったピリ辛仕立ての「肉味噌つけ麺」で参加。トッピングは「半熟とろーり玉子(100円)」「温玉」「ゆでぶた(200円)」。今回は「温玉」を注文した。もともとあまりつけ麺をイメージするお店ではないが、『くじら軒』らしさはいまひとつピンとこない。とはいってもなかなか美味いです。荒びきの肉みそが沈んだピリ辛のつけ汁に、ほどよい弾力のある茹で加減の平打ち麺。最初からそんなに辛くないが、辛さが心配なら温玉を追加すると多少はまろやかになる。 ■くじら軒 横浜本店 神奈川県横浜市都筑区牛久保西1-2-10 各地に支店あり。 『大つけ麺博』には9/22まで出店。
■あら炊き豚骨醤油ラーメン/731円 普段、新宿や渋谷、池袋の百貨店催事はチェックしているのだけれど、日本橋の三越はノーマーク。ところが昨日のぼぶさんのブログを見てビックリ。現在開催中(9/8〜9/14)の「秋の北海道展」に、札幌の『あらとん』が出店しているというのだ。魚のアラと豚骨を使ったスープをウリにしているお店で、店主は『麺屋武蔵』の出身者とのこと。札幌のお店がオープンしたのは4年ほど前になるのかな? 遠い札幌のお店だが、東京でもずいぶん話題になっていた。北海道のお店を休んでまで参加しているというから、期待は高まりますね。 今回のメニューは「あら炊き豚骨醤油ラーメン」と「あらとんつけ麺」の2種類。その他チャーシュー(301円)や味玉(三越のメルマガ登録者向けサービス)が用意されている。 「あら炊き豚骨醤油ラーメン」は、濃厚な豚骨ダシに、ともすれば生臭くなる寸前に効かせた魚介の香り。それらを強めの醤油味でまとめている。スープには大粒の背脂が浮き、コッテリ感もじゅうぶん。モチモチした食感に茹で上げた太麺も相性抜群。インパクトあって、強く印象に残るラーメンだ。美味しゅうございました。 ■あらとんつけ麺/751円 こちらは1日150食限りとなるつけ麺。写真ではちょっとチャーシューが見えているだけだが、つけ汁の中にはメンマなども入っており、具材はラーメンと同じ。こちらもラーメンに負けずにインパクトのある味付けだが、わずかな酸味(?)などがあって、ラーメンで感じた強烈な魚介風味が控えめになっている印象。先にラーメンから食べたからこう感じたのかな? 「あら炊き豚骨スープ」の「らしさ」を味わうならラーメンを推したいが、その手の香りが苦手な人はつけ麺の方が美味しく食べられそう。どちらにしても、他店では味わったことのない非凡なつけ麺。美味しゅうございました。 こういう物産展ではつけ麺のスープ割など出来ないのが当たり前なんですが、スープ割したらどうなるんだろう。期待が高まってダメもとで店員さんにできるかどうか聞いてみた。ダメだったんですけどね……残念。 都内各地の百貨店で北海道物産展が開かれていますが、この『あらとん』がいちばんの注目どころなのではと思います。ちなみに同行者の好みはつけ麺、僕はラーメンが好みだったが、どちらも美味かったですね〜。物産展のイートインのラーメンにはがっかりすることもありますが、そんなことに有無を言わさない力強い美味しさを堪能できました。食べ終わってからも、非ラヲタの同行者と「今日のラーメンはどうだったか」談義が尽きないほどでした。 ってか日本橋三越。こういうお店を呼んでくるのなら、今後はここもチェックしないといけないな……。
■味玉冷しつけ麺/900円 『東京ウォーカー』に載ってた数量限定の「冷彩麺」。雑誌の記事には1日15食限定で「〜18:00」とあるので妙だとは思ったけれど、やっぱり「18時まで」じゃなくて「18時から」ということだった。 つけ麺のメニュー構成がまた変わっている。5月頃にやってたピリ辛系やスタミナ系が姿を消し、新たに「冷やしつけ麺」が加わった。冷たい麺を食べたくて来たので、こちらを食べることにした。 冷たいつけ汁には具や薬味が何も入っておらず、見た感じは蕎麦つゆのよう。『武蔵』らしく魚介風味が強く、味付けはやや甘め。ちょいと塩加減を落とせば冷やし醤油ラーメンのスープにそのまま使えそうな感じ。麺は通常のつけ麺と同じかな? 太麺の平打ち麺を使っており、並・中・大が同料金。この日は中盛にしてもらった。麺の上には水菜と大根をおろしたもの(?)と豚バラ角煮、柚子胡椒と辛子を混ぜたもの(?)、そしてオプションの味玉がトッピングされている。角煮だけが温かいので、汁につけずにこれだけで食べた方がよさそう。柚子胡椒は麺につけても角煮につけても美味いです。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■スタミナつけ麺/1000円 つけ麺のメニューが「季節限定麺」としてリニューアル。前回食べた「担々つけ麺」と同様に、新しくラインナップに加わっている「スタミナつけ麺」を食べてきた。「スタミナ○○」と呼ばれる料理はいろいろあるが、この「スタミナつけ麺」は基本の「つけ麺」をベースに、茹でたモヤシとキャベツ、刻みニンニク、たっぷりの肉を加え、そしてつけ汁に背脂粒をたっぷり浮かせたもの。要するに『二郎』のガッツリ系ラーメンの要素をそのまま『麺屋武蔵』のつけ麺に持ってきたというわけだ。肉は「ら〜麺」で使われている角煮状の厚切り豚バラ肉と、「武蔵つけ麺」に入っている薄切りスライスの煮豚が入る。 刻み生ニンニクの量は好みで加減してもらえる。麺の量は並・大盛が同料金。この日は昼間だったのでニンニクを少なめにした。 系列店では『二郎』っぽいメニューを出しているところもあるが、西新宿の本店でこれを見るのはやっぱり意外な気がする。『二郎』だと思うと1000円という価格はだいぶ割高。『二郎』を求めてここに食べにくる人もそんなにいないと思うが、甘さと魚介風味は確かに『武蔵』のオリジナル。ここで普通にお腹いっぱいになりたければじゅうぶんアリなメニューだと思うし美味しく食べてきた……が、でもやっぱり意外な感じが若干拭えないような気もする。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■担々味玉つけ麺/1000円 『麺屋武蔵』の新宿本店で、何やら新しいメニューが加わっていると聞いて行ってみた。暖かくなってきたからか、「季節限定麺」としてつけ麺のメニューがリニューアル。黒糖入りの麺を使っているそうだ。通常の「つけ麺」の他、ピリ辛肉味噌が乗った「担々つけ麺」や、茹で野菜や刻みニンニクを乗せた「スタミナつけ麺」がある。 この日食べたのは「担々味玉つけ麺」。つけ汁は最近の『武蔵』らしくかなり甘めに味付けられているが、肉味噌を入れるとかなり辛くなる。一気に肉味噌を入れると大きく味が変わってしまうので、麺と一緒に少量ずつ食べるのがいいかも。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■ビーフシチューラー麺/1000円 ※5月6日までの期間限定メニュー。 日本テレビ系列の番組『スッキリ!!』の企画で生まれたラーメンで、先月の22日から販売が開始された。『麺屋武蔵』系列の4店舗(新宿本店、二天、神山、武仁)で食べることができ、特に西新宿の本店では朝早くから多くの人が行列を作っていたそうだ。最終日の前日ともなれば行列も落ち着いてきて、この日は開店15分前でもじゅうぶんに間に合った。 牛骨のすっきりしたスープに、柔らかい牛肉や野菜がたっぷり。シチューのようなトロリとした口当たりを想像していたが、さほどではない。麺は太めで独特の弾力がある。麺の生地にチーズを練り込んであるのだそうで、チーズの香りが強く出ていますね。 別皿に乗っているのはコショーやパセリで味付けたクルトンに、柚子を効かせたサワークリーム、スパークリングワインに漬け込んだプチトマト。クルトンやサワークリームをスープに入れて味を変化させ、プチトマトはデザートみたいに食べるもの。『武蔵』の限定メニューらしく、変わったラーメンをいろんな味で楽しめる、面白い一杯。 そういえば、『二天』はまたメニューを大幅リニューアルしているのですね。今の基本メニューってどんなのだろう。ちかぢか池袋での打ち合わせが増えそうなので、食べに行ってみよう。 ■麺屋武蔵 二天 東京都豊島区南池袋3-14-12
■麺屋武蔵監修 冷やし極太つけ麺/460円 4月20日に関東地区のローソンで発売された『麺屋武蔵』監修の冷やしつけ麺。レンジで温めたりする必要のない、そのまま食べられるコンビニ弁当で、パックに入ったつけ汁を器にあけて、チャーシューやネギを放り込み、付属の水で麺をほぐし、麺に魚粉を和えて……って言ったら、もはや「そのまま食べられる」というのは嘘な気がするが、要するに加熱などの処理が不要ってわけです。 やや粘り気のあるつけ汁は、『麺屋武蔵』らしく甘辛で魚介風味の効いたもの。ちと塩っぱいが、ラーメン好きにはコストパフォーマンスのいいコンビニ弁当だと思いますよ。
■特製 巌虎ら〜麺/1000円 3月31日、『麺屋武蔵』グループの新店が万世橋交差点の近くにオープン。『巌虎』は「いわとら」と読むのだそうだ。数日前に恒例の試食会が開かれたので、すでに多くのブロガーさんがレポートしていますね。 煮干し風味のスープに背脂を浮かせ、さらに『二郎』風に茹で野菜を無料で増量できる「ら〜麺」「つけ麺」が基本メニュー。その他、辛い麻婆豆腐を乗せた(?)「アキバ辛れ〜麺」もある。この日食べてきたのは具だくさんバージョンの「特製 巌虎ら〜麺」。麺・野菜の量は普通で作ってもらった。 醤油味のスープはかなり甘め。写真ではよくわからないが、野菜の山の上には刻みタマネギが乗っており、これがスープに入るとさらに甘みが増すような気も。煮干しの風味はほどよく上品。煮干しに背脂、ヤサイなど、いろんなラーメンのいいトコ取りをして一杯に詰め込んだ感じ……なのだが、どこかでこういうラーメン食べたことあるような気がする。東新宿の『ぼり・うむ』がこんな感じではなかったか。 卓上には刻みニンニクやショウガ。この見た目はやっぱり『二郎』なので気持ちはわからないでもないが、最初っから刻みニンニクをたっぷり入れている人がいた。もちろん食べ方は自由だが、このラーメンに限ってはニンニクを入れるのは後にする方がいろんな味わいを楽しめると思う。 ■麺屋武蔵 巌虎 東京都千代田区外神田1-3-9
■煮干香る塩ら〜麺/750円 揚げ物のトッピングを撤廃し、ベジポタ系の豚骨つけ麺を一押しにするお店にリニューアルした『麺屋武蔵 二天』。リニューアル直後はつけ麺しかなかったが、最近になってラーメンも始めたようで、券売機には「煮干香る塩ら〜麺」「海老香る塩ら〜麺」のボタンも並んでいる。 今回は煮干のほうを注文してみた。ちょっと極端なくらいにサッパリした煮干し風味のスープに、もっちりした極太麺を合わせた塩ラーメン。名前の通りに煮干しが上品に香るが、厚みに欠けるというか……。本音を言えば薄っぺらく感じてしまい、物足りなくて寂しい。 濃厚スープが全盛の時代に超アッサリのスープは目立つのだろうが、それにしても冒険のし過ぎではないかと。 ユニークな卓上調味料もここの特徴だが、いろいろ試行錯誤しているようだ。この日は「黒二天」が姿を消して「シビカラ粉」が加わっていた。 ■麺屋武蔵 二天 東京都豊島区南池袋3-14-12
■塩武蔵ら〜麺/1000円 『麺屋武蔵』の前を通ったら、店頭から「味噌ら〜麺」の札(……? 何という名前なんだろ? 店頭にぶら下がってたヤツ)が消えていた。メニュー構成に変化でもあったかな? とのぞいてみると、冬期メニューの「味噌ら〜麺」と入れ替わりに春期メニューの「塩ら〜麺」が始まっていた。 基本の「塩ら〜麺」は800円。味玉入りが900円と、価格はレギュラーメニューの「ら〜麺」と同様。今回は具だくさん仕様の「塩武蔵ら〜麺」を注文した。塩味のスープとの相性を考慮したのか、角煮状のチャーシューではなく、塩ダレで味付けたっぽい、スライスされたチャーシューが入る。 醤油味と同様に、魚介と鶏のスープを提供直前に合わせて作っている。もともとのスープの風味が強いので、食べ慣れた『武蔵』の味になっている。干したエビが入っていて、かつての『青山』の塩ら〜麺を思い出した。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
もう2週間近く前になるかな? 吉祥寺の『麺屋武蔵 虎洞』で並んでいると、偶然そばを通りがかったラーメン好きのお仲間さんに声をかけられた。『虎洞』の並びの製麺所に麺と油そばのタレを買いにきたのだそうだ。話を聞いて自分も食べてみたくなり、帰りに立ち寄って買ってみた。10日ほど日持ちする麺なのだが、会社の冷蔵庫に入れたまま持ち帰るのを忘れてしまい、自宅で作ったのはすでに賞味期限を過ぎた後。まぁ食べられないほど悪くなっていないだろうけれど、麺も熟成が進みすぎているだろうし本来の味・食感とはだいぶ変わってしまったと思う。 茹で時間は特に計らず……というか計り忘れただけなのだが、茹でつつ麺をかじりつつ頃合いを見計らって麺をあげた……といっても、ちょうどよい頃合いはよくわかりませんでしたが。トッピングは、たまたま自宅に残っていたケンタッキーのフライドチキンをレンジでチンしてほぐしたものと刻みネギ、それから京都ホテルオークラの「食べる辣油」。タレは動物系の油と醤油を合わせたもので、王道的な油そばの味わい。美味しかったですよ。 これまで自作イベントでフレッシュな生麺を何百玉も茹でてきた感覚では、打ち立ての麺に比べて熟成が進みすぎた麺は多少茹ですぎても妙なコシが出るように思えた。生煮えの麺っぽい食感ではないのだが、妙に固く(それはそれでガシガシッとしたいい感じではあるけれど)、モチモチ感は出せなかった。早く持ち帰って作れば、もっとモチモチした油そばを作れたのでしょうね〜。 麺の熟成とは何ぞや、ということと、日々変わるコンディションで麺の茹で時間を調整するプロの技術ってすげ〜な、ということをちょこっとだけ理解できたような気がする。 それにしても竹田製麺所、この麺以外にもいろんな食材を練り込んだカラフルな麺を販売しており、蕎麦でもうどんでも中華麺でも、面白そうな麺料理を作れそう。
■ら〜麺/750円 仮アップ。 ガッツリ系でインパクトのある『二郎』の人気がどんどん高まっているが、ついに『麺屋武蔵 虎洞』までが二郎インスパイア系にリニューアル。麺の量は並・中・大が同料金。刻みニンニクはカウンターに置いてあり、後で自由に追加可能。特にトッピングについて尋ねられることはなかったが、野菜は増やせるのだったかな? しかし、『麺屋武蔵』までが二郎インスパイアに参入するとは、ホントに意外。
■二天つけ麺/1000円 豚天や玉天など、揚げ物トッピングをウリにした『麺屋武蔵 二天』がリニューアル。年明けから、揚げ物と廃してベジポタ系の豚骨つけ麺をメインにしたお店になった。メニューは今のところ「濃厚豚骨つけ麺(800円)」を基本にチャーシューや味玉などでバリエーションを出しているのみ。サイドメニューに高菜ご飯などがあったかな? 近々ラーメンも始める予定とのこと。 食べたのは旗艦メニュー(?)の「二天つけ麺」。麺の量は並(200g)、中(300g)、大(400g)が同料金で、この日は中盛にしてもらった。トロミのある真っ白なつけ汁に、さまざまな具がトッピングされた極太麺。基本のつけ麺には茹でキャベツとチャーシュー、キクラゲが入るが、「二天つけ麺」では味玉1/2個と大きなベーコンが加わる。 スープはトロミがあるが、油脂によるコッテリ感はさほどではない。スープは主に豚骨からとっているようだが、豚骨スープらしいクセも皆無。ボテッとした口当たりの割に上品なスープを塩味(……ということでいいのかな?)でまとめている。固めに茹で上げられゴワゴワッとした食感の極太麺を合わせている。 珍しい味のつけ汁だが、もうひとクセふたクセ欲しくなる。その辺は作り手も意識しているようで、卓上にはXO醤風の辛味油「赤二天」と魚介風味の黒い香味油「黒二天」とカレー粉が用意されており、好みで味を変えて食べられる。赤はピリ辛、黒は高級ふりかけの錦松梅に似た味わいだ。どれをいれても、変わった不思議な味だったな〜。 ■麺屋武蔵 二天 東京都豊島区南池袋3-14-12
■こせがれ豚骨ら〜麺(コラーゲンボール添え)/800円 日本の新しい農業スタイルを作るべく集まった農業支援NPO『農家のこせがれネットワーク』と『麺屋武蔵』がコラボして、『農家のこせがれネットワーク』の食材を使った豚骨ラーメンを提供中。1日10食限定で、18時から提供開始している。提供期間は11月いっぱいくらいのようだ。 臭みのない濃厚な豚骨スープをちょいと強めの塩味で仕立てた豚骨ラーメンで、「みやじ豚」という湘南の銘柄豚を使っているのだそうだ。目を引くのは大判のチャーシューで、厚み1cmはあろうかというボリューム。レア気味に仕上げておりローストビーフみたいに柔らかな食感。800円のラーメンでこんなチャーシューが食べられるのはうれしい。 「ラーメンに入れてもいいし、そのまま食べてもOK」というコラーゲンボールは赤・黄の2色がある。黄色は柚子、赤は紅ショウガを刻んだものを包み込んである。 シンプルだが美味いスープに豪華なトッピング、遊び心もあり、『武蔵』の限定メニューの中でもなかなか満足度高い一杯だった。美味しゅうございました。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■ら〜麺(並・あっさり)/800円 新宿ピカデリーで『ムーンウォーカー』と『THIS IS IT』を続けて観て、劇場を出たのが16時過ぎ。朝にちょっとパンをかじっただけだったのでかなり腹が減り、時期的にそろそろ何か新しいメニューをやっていそうな『麺屋武蔵』へ行ってみた。 そしたら本当に限定メニューの告知ポスターを発見。後で知ったが昨日から提供開始だったらしい。ところが食べられるのは18時以降とのことで、まだ1時間以上も間がある。ちょっと残念だったが「ら〜麺」の食券を買い、「あっさり」の並盛を注文した。 ちょっと塩気の強い醤油味のスープは独特な魚の風味が香るもの。もちっとした太目の平打ち麺を合わせている。豚の角煮みたいな厚切りのチャーシューが目を引く。底に沈んだ柚子がだんだん効いてくるのが特徴。定期的にガラッと味を変えてくる『麺屋武蔵』だが、叉焼の角煮化以後は特に大きく変わっている様子はなさそうだ。 こちらのラーメン、「あっさり」と「こってり」を選べるようになっている。そこで気になったのが、その中間ということなのだろうが「真ん中」などと注文するお客さんが多かったこと。初めて来たのでどちらか選びかねてそう注文しているのだろう。その気持ちはわからないでもないが、なんだかもったいないような気がする。「あっさり」も「こってり」も、一般的なラーメン屋さんの基準ではどちらもあっさり系に分類してもいいくらい。違いは海老油の量。あっさりはスープ本来の魚風味が強く出て、こってりは油の香ばしさが強くなる。その中間にすると、どちらも目立たぬ味になりはしないだろうか……と心配したところでそういう注文したことないのでよくわからない。そして今のところ積極的にそういう注文をしてみようという気も起きない。 『麺屋武蔵』とは何の関係もありませんが、『THIS IS IT』は凄かった。マイケル・ジャクソンが普段着(?)なのを除けば、単なるリハ、メイキング映像とは信じ難い出来。観終わった後、しばらくボーッとしていました。劇場の照明が灯ったとき、ボーッとしながら拍手していました。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■味玉味噌ら〜麺/950円 雑誌「DIME」に連載中の山田雄『麺屋武蔵』店主の記事で、スッポンを使った期間限定メニューについてちょこっとだけ触れられていた。気になるのでお店に行ってみると、特にそういう告知は出ていない。そのかわりに(?)「味噌らー麺」が始まっているのを発見。さっそく食べてみた。 麹の香り(?)の目立つ、甘めの味噌で仕立てたラーメン。まろやかで美味いです。スープには背脂も浮き、コッテリ加減も適度にあっていいですね。トッピングは角煮状の厚切りチャーシューにメンマ、海苔、ネギ、味玉。ちょこっと入った柚子皮もいい香り。美味しゅうございました。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■甘夏のかわり麺/800円 午後2時から1日10食限りで提供する期間限定メニュー。 よく澄んだスープに、紫色の麺や大根おろし、赤や緑の野菜が映えた『武蔵』らしい見た目にきれいな冷たいラーメン。おそらく甘夏を使っているのだと思われるオレンジソースが付属する。 提供時、ある程度食べたらオレンジソースを注いで食べるように説明があります。 紫色の麺は、紫芋を練り込んで作った特注麺。トコロテンのような細長い寒天にや大根おろし、水菜、白髪ネギ、パプリカ、キュウリ、ジュンサイ、ミョウガ、クコの実などがトッピングされている。店頭のポスターに写っていたオクラがなかったので、この辺り野菜はその都度変わるのかも。写真ではよく見えないが、水菜とネギの下にはチャーシューというか、肉っぽいものも入っている。ピシッと引き締まった固めの何かの肉を炙ったもので、鶏らしいのだが、僕は正直なところエイヒレとかそれっぽい干し魚の類かと思った。 スープはほどよい塩味があり、出汁の風味もわずかながらあるのだが正体は最後までわからず。寒天も何だか不思議な味がしますね。後で聞いたらスッポンのスープを寒天で固めたものなのだそうだが、もちろん私は食べている途中に「スッポンですね〜」とわかるような人ではない。 キュウリやミョウガ、大根などの涼しげなシャキシャキ感に、わずかな塩味で食べ進められる感じ。そして途中にオレンジソースを注ぐと、さわやかな酸っぱさが加わってさらにシャキッと引き締まる。麺を食べ終わった後もスープや野菜が残っていたので、レンゲをもらって最後まで完食。涼しげな創作麺料理と言う感じでなかなか面白かった。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■冷やし辛つけ麺/850円 だいぶ暑くなってきたので、そろそろ『武蔵』が何か冷たい新作を始めそうな頃。そう思ってお昼に行ってみると、本当に期間限定メニュー「冷し辛つけ麺」の告知ポスターが出ていた。お店に着いたのはちょうど12時頃だったが、数席空いている。このお店で待たずに食べられるのはやっぱりラッキーですね。 レタスやキュウリを乗せて、ドレッシングをかけたサラダ和え麺に、ピリ辛のゴマだれを合わせたつけ麺。おそらく麺は通常のつけ麺と同じ(?)平打ち麺。ドレッシングをまぜて、つけ麺を使わなくても食べられるようになっているそうだ。あくまでつけ麺として食べることを想定しているようで、そんなにドレッシングはかかっていない。つけ汁はゴマの甘みを活かしたピリ辛タイプ。『武蔵』の夏の冷やしメニューって、毎年創作性の高いものが出てくるので、そういうのに比べると面白みに欠けるのかもしれないが美味いです。 和え麺でもつけ麺でも食べられるこの手のメニューって、和え麺状態でしっかり塩気があるのでつけ汁に浸けると塩っぱいと思うことが多いのだが、バランス良く美味しいです。麺を食べ終えた後も魚介系スープでスープ割りできる。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■アキバカリー麺/1000円(予価) ※この日は試食会につき無料。 浅草『麺屋武蔵 江戸きん』が秋葉原に移転。屋号を『武仁(ぶじん)』に改めて6月23日にオープンする。一押しはカレー味の「アキバカリー麺」「カリーつけ麺」なのだそうで、基本コンセプトは『江戸きん』を引き継いでいるようだ。 今日は恒例のオープン直前試食会。「武仁麺」「武仁つけ麺」「アキバカリー麺」「カリーつけ麺」の4種が用意されており、それぞれ無料で提供される。以前『江戸きん』で「江戸きんカリー麺」は食べているが、ちょっと変えているらしいので「アキバカリー麺」を食べることにした。ちなみに今回提供される4種はそれぞれ予価1000円だ。 キャベツの千切り、中華おこげ、豚バラ煮、卵黄、マー油が乗ったカレーラーメン。モチッとした食感の太麺を合わせており(『江戸きん』とは異なり平打ち麺ではない)、魚介風味を強く出した和風カレースープということもあってカレーうどんみたいな感じ……なのだが、麺は確かに中華麺だし、ここまで和だしの風味を強めたカレーうどんはそうそうなさそう。 豚バラ煮と一緒に麺を食べたり、卵黄を溶かしたりすると変化があって面白い。「江戸きんカリー麺」ではマー油もスープに溶けて香ばしさを出していたのだが、今回は中華おこげがマー油を吸ってしまったようでちょっと妙な感じ。おこげは香ばしすぎるのだが、スープにはさほど影響を与えていない。とても美味しいだけに、何だかそこだけもったいないような気が……。 ■麺屋武蔵 武仁 東京都千代田区神田佐久間町2-18-5
■鶏肉とキノコの米線/440円 ※6/23までオープン記念価格。通常は880円 四谷警察署向かい、『ぺぺ』の跡地にオープンした新店で、『うんなんべいせん』と読む。米粉の麺を使ったラーメンの専門店で、中国雲南省で食べられている米粉麺「米線」を国産米で再現しているのだそうだ。 食券制で、席数はカウンターのみで10席くらいだったかな? 券売機はタッチパネル方式で、一番大きく表示されている「鶏肉とキノコの米線」を食べることにした。全てのメニューは「普通」と「辛口」から選択可。とりあえず最初なので辛さは普通にした。 無化調だというさっぱりした塩味のスープにツルツルッとした米の麺。トッピングは白髪ネギに鶏肉、詳しくはわからないがキノコが数種類。緑の野菜は豆苗かな? トッピングにはラー油を和えてあるようで、ほのかな辛味がスープに溶け出してくる。味付けは薬膳っぽいアジアンなテイスト。普段中華麺を食べ慣れていると、この米線はあまり印象に残りにくいかも。高円寺『チョップスティックス』の生麺フォーや『麺屋武蔵』の米粉麺と比べちゃいけないのだろうけれど……。気になるところはいろいろあるが、しばらくして落ち着いた頃、改めてまた食べに行ってみようかな。 ■雲南米線 東京都新宿区左門町13-2
■濃厚つけだれ 武藏二刀麺/850円 一昨日『貫』で食べた帰りに『武藏』を覗いたら、新しい期間限定メニューの告知ポスターを発見。「角太麺」「平太麺」の2種を使った「濃厚つけだれ 武藏二刀麺」とのこと。14時から提供開始で、1日30食限定で提供される。 なんと麺の茹で時間に20分もかかるとのこと。実際の調理時間を含めると25分くらいは待つので注意。さらには2種類の麺はそれぞれ200gあり、合計400gも入るからかなりお腹いっぱいになる。 いつもの魚介スープと鶏スープを使っているようだが、口当たりはねっとりしており濃厚な感じ。脂や小麦粉を使ってトロミを出しているのだそうだ。『武藏』のつけ汁には珍しく酢(?)の酸味が強く、ちょいとピリ辛な味付けになっている。 20分も茹でてたというのにガシガシっと固く、量も多いので食べるのに力がいる。量が多いのでつけ汁も冷めやすく、つけ汁の脂分が白く凝固してくるのがちょっと気になった。『武藏』の限定としてはちょっと大味な感じ気はしたけれど、麺のインパクトは絶大で『武藏』らしい面白さがある。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6
■辛つけ麺/800円 そろそろ『武蔵』が何か新しいことをはじめそうな感じ……と思って行って見ると、「つけ麺」のメニュー構成がガラリと変わっていた。基本の「つけ麺」から具だくさんの「武蔵つけ麺」まで、それぞれノーマルバージョンと辛味バージョンが用意されている。先日までは「武蔵つけ麺」のみがピリ辛仕立てで、その他はノーマルバージョンだった。 で、さっそく基本の「辛つけ麺」を注文。麺は平打ち麺を使っている。辛味バージョンのつけ汁は、『武蔵』らしい甘さとあいまって程よく甘辛い。先日の「武蔵つけ麺」と同じような印象を受けたのだけれど、作り方は違うそうだ。 平日のお昼なら以前ほどの極端な行列もなく食べやすい。以前の砂糖の甘さが強すぎるつけ麺を敬遠していた人も、今はだいぶ変わっているので印象は違うはず。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■味玉らーめん/750円……だっけ? 代田橋にオープンして間もない新店。先日つけ麺を食べたときに、何となく『麺屋武蔵 武骨外伝』に通じる味わいを感じブログにそう書いたのだが、店主は本当に『武骨外伝』出身者だったらしい。 今回はラーメンを食べてきた。やや白濁した、魚介香る甘めのスープに中太麺。味付けは甘めなのだが、ちょいと塩気も強く感じるような気がする。塩気というか、磯の香りがほんのり漂う感じに近いかも。面白い味で美味いです。 トッピングは、プリッとした食感の豚バラロールチャーシュー2枚に白ネギ、カイワレ、柔らかめのメンマ。他に卓上には取り放題のモヤシがあったり、ランチタイムはおにぎりがサービスされたりと、お腹いっぱい食べられるサービスもいい感じ。 ■つけ麺 温屋 東京都杉並区和泉1-23-17
■温屋つけめん/700円 代田橋駅近くにオープンした新店。場所は環七のトヨタ東京カローラから分岐する道の途中で、ラヲタ的には『地雷源』に行く途中といえばわかりやすいかな。店内はカウンターのみで13〜4席ほど。メニューは「温屋らーめん」「温屋つけめん」を軸に、各種トッピングでバリエーションを出している。あ、「旨辛」なんてメニューもあったかも。 軽めの醤油味のさらっとしたつけ汁に、中太麺を合わせたもの。何だか魚介も効いている感じ。全体的に甘めに仕立てており、僕は『麺屋武蔵(新宿本店というか、どちらかというと武骨外伝かな?)』を思い出した。つけ汁にはネギ、柔らかい豚バラチャーシュー、メンマが入っている。途中でカウンター上に置いてあるモヤシを入れたり、卓上の一味(これがよく効いてけっこう辛い)を加えて食べてきた。 お店に行ったのは午後2時過ぎで空いていたのだけれど、しばらくすると続々とお客さんが入ってきてほぼ満席になった。親子連れのお客さんが多い。子ども向けの飲み物や取り皿、フォークなどが用意されており、近隣には子連れで行きやすいお店として認知されているようだ。なかなか居心地のよいお店だった。 ■つけ麺 温屋 東京都杉並区和泉1-23-17
■武藏つけ麺/1000円 先頃リニューアルした『麺屋武蔵』新宿本店の新作。「武藏ら〜麺」は具だくさんの豪華版という位置づけのようだが、こちら「武藏つけ麺」は単に具だくさんになるだけでなく、他の「つけ麺」と味が異なりピリ辛仕立てになっている。 動物と魚介のダブルスープやタレは「つけ麺」と共通しているようだが、「つけ麺」では魚の香味油を使っているのに対して「武藏つけ麺」に加えるのは辛味油。麺は平打ち。麺の上には大量の刻み海苔、甘辛く煮付けた大量の豚バラ肉、温泉玉子がトッピングされる。豚バラ煮にも味が付いているので、渋谷の『武骨外伝』みたいに温泉玉子と豚バラだけで麺を食べられるかと思ったが、そういう作りではないみたい。 辛さはさほど強くなく、ベースの味付けの甘さもあって甘辛い感じ。けっこうなボリュームがあるが、ほどよい辛さでぐいぐい食べ進められる。 麺は並盛・中盛・大盛が同料金。今回は並盛で注文したが、具が多くお腹いっぱいになって満足。スタッフの伊藤さんによると、具が多いので中盛くらいがバランスが良さそうとのこと。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■あじ玉つけ麺/850円 ちょっと前に『麺屋武蔵』の「つけ麺」がリニューアル。こちらの「つけ麺」もよく味が変わっている。昨年はどんどん甘さを強調する方向に進んでおり、一昨年の「海老つけ麺」に比べると砂糖の量が3倍になっていたらしい。店頭に「ピリ辛! 武蔵つけ麺」というポスターが貼られているので、今回の「つけ麺」はピリ辛仕様になったのかな? ところが、出てきたつけ麺は一時期ほどの甘みは抑えられてはいるものの、やっぱり『武蔵』らしく魚の甘みを強く出した味付け。つけ汁の中にはほぐしたチャーシューやメンマが入っている。麺は平打ち麺になっていた。確かに1月に食べた「つけ麺」とは大きく変わっているが、ピリ辛ではない。ちょっと想像と違ってはいたものの、以前ほどの極端な甘さはなくなっていて美味しかった。 よく話をする店員さんによると、ピリ辛なのは具だくさんの「武蔵つけ麺(1000円)」だけなのだそうだ。通常の「つけ麺」には、魚を使った香味油を加えているそうだが、具だくさんの「武蔵つけ麺」には辛味油を使っているとのこと。なるほど〜。『武藏』の「ら〜麺」がこってり・あっさりを選べるように、「つけ麺」はピリ辛・ノーマルを選べたら面白そうだが出来ないのかな? ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■肉煮干しそば/1000円 1日20食限りの期間限定メニューで、揚げた豚肉(排骨っていうの?)をトッピングした煮干しスープの醤油ラーメン。 トッピングは排骨の他に白髪ネギ、三つ葉、柚子皮、クコの実、味玉1/2個。ゴワゴワした食感に茹で上げた、縮れの入った太麺を合わせている。この麺、そのままつけ麺で食べても美味しそう。確かに煮干しの風味はじゅうぶんなのだが、最近よく食べている煮干しガツン系の醤油ラーメンに比べるとニボニボ具合はちょっと抑えめで、どちらかというと煮干しの香りより醤油がキリッと立っている感じ。 僕の勘違いかもしれないが、揚げ豚(排骨?)の衣にも味付けしてあるのかな? このままご飯のおかずにしても美味しそう。だけれど、最初はすっきりした煮干し醤油味だったのが、衣の味が溶け出しているのか途中から味が妙に変わってしまったような……。 手間もトッピングも1000円という価格に見合った限定ラーメンなのだろうし、普通盛りでも適度なボリュームもあって(ちなみに大盛りも同料金)美味しく頂いたのだけれど、なんかこう、トッピング勝負の具ラーメンなのでは……?? と感じたのが正直なところ。 後で気付いたら、午後2時から販売するメニューなのだそうだ。食べ終えて外に出てから撮った写真のタイムスタンプが午後1時台だったので、今日だけかもしれないが、実際はもう少し早くから準備できているのかも。 ■麺屋武蔵 鷹虎 東京都新宿区高田馬場2-19-7
■味玉味噌ら〜麺/950円 新しいカメラを買ったので、テストも兼ねて向かった先は『麺屋武蔵』。お店に着いたのは12時半頃でランチタイムのど真ん中。待つことを覚悟していたが、意外にも行列はなし。すぐに席に付くことができた。 味噌の甘みが目立つ味噌ラーメンで、S谷的にはかなり好みで美味しかった。18時から数量限定で出している「十四代の味噌ら〜麺」も相当美味しかったが、こちらのレギュラーメニューの「味噌ら〜麺」もなかなかですよ……って、今気づいたが限定の方が安いのね……。 美味しゅうございました。最近「つけ麺」も変わったらしい。近々食べに行ってみよう。 写真はかなりカメラ任せで撮ったが、なかなか上手く取れたように思える。 F200EXR、やるじゃん! ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■十四代の味噌ら〜麺/800円 山形県の日本酒「十四代」を使った味噌ラーメン。昨日から始まった期間限定メニューで、1日20食限りで夕方18時から提供している。 厚めのチャーシューと数種類の野菜が入った味噌ラーメン。器からはみ出したものは、十四代の酒粕でつくったせんべいだそうだ。麺は手切りっぽい形状の平たい太麺を合わせている。味噌の塩味はやや強めだが、けっこうな甘みもあります。酒粕せんべいをかじりながらスープを飲むとフルーティーな香りが広がって美味しいですね。野菜は数種類入っており、どれが何なのかよくわからなかったが、黄色い花弁が入っているのでたぶん菜の花なんか使っていそう。FILEさんのブログによると、野菜はすべて山形県産なのだそうだ。もちもちした麺にジャキッとした野菜の食感が合わさって何ともいい感じ。チャーシューは焼き上げて作ったものかな? 歯ごたえを残しつつジューシーで美味いですね。 期待を裏切らない『武蔵』らしい限定メニュー。美味しゅうございました。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■味玉ら〜麺/850円 ※本日は試食会につき無料 昨年9月、地域の再開発のために閉店したグループ1号店『麺屋武蔵 青山(せいざん)』が2月11日に神田に復活。屋号を『神山(かんざん)』に改めて、再出発することになった。『青山』時代とはメニューを刷新しており、事実上9番目の『麺屋武蔵』と言えるだろう。今日はラーメン情報掲示板「とらさん会議室」のユーザーを対象にした試食会。このイベントも『麺屋武蔵』の新店オープン直前の恒例行事になっていますね。 ラーメン、つけ麺をそろえたラインナップだが、本日は「味玉ら〜麺」のみの提供(メニューの写真はこちら)。 『麺屋武蔵』グループ店では珍しい、背脂の浮いた醤油ラーメン。『武蔵』らしく甘みの強い魚の風味……なのだけれど、なかなか塩味が効いている。大番頭の矢都木さんによると塩気は意図的に強くしているそうなのだが、昨日開かれたレセプションでは塩気が強すぎるという指摘が多く、今日は昨日よりも抑えめに調整しているとのこと。 チャーシューは厚切りの角煮のような豚バラ肉。これをタレに漬け込み、サラマンダーという調理器具で炙り、照り焼きにしたものを使っている。味玉は最近では珍しく、黄身をしっかり固くなるまで煮込んだもの。チャーシューや味玉も濃いめの味付けで、それが影響しているのか、食べ進めるほどに塩気が強くなってくる。塩っぱ過ぎるという感じではなかったのだけれど、舌に強く印象づけられるという感じでしょうか。 ご馳走様でした。今後も面白いラーメンを期待します。 メニューに載ってる「赤富士」って何だろう?? ■麺屋武蔵 神山 東京都千代田区内神田3-8-7
■武蔵×ガーナ ホワイトカリー/900円 『麺屋武蔵』とお菓子メーカーの『ロッテ』のコラボレーション企画。2月7日(土)〜2月15日(日)の期間限定で、『麺屋武蔵』グループ各店でガーナミルクチョコレートを使ったラーメンを出している。上野の『武骨』ではチョコ+味噌の「味噌ガーナ」を先行販売していますね。んで、こちら浅草『江戸きん』では、チョコレートを使ったカレー味のラーメンを出している。 チョコレートの料理といえば、S谷は今はなき西早稲田『ふくちゃん』の「チョコとん」を思い出す。チョコレートが入ったとんかつで、何度か食べたけれどやっぱりあれはどうかしていたな。そういえばこちら浅草にも、チョコを使ったとんかつを出すお店があるらしいですね。 浅草についたのは午後1時近く。1日限定20食とのことだけれど、まだ残っていた。 僕の前に食券を買っていたカップルはチョコレートのメニューを見て「何これ」「食べてみれば?」「絶対やだ」。そんなに毛嫌いしなくてもいいんじゃないかとも思ったが、僕も半分怖いもの見たさで食べようとしているのだから人のことは言えないか。 平たいお皿に入ったカレーラーメン。スープに浸かったラーメンというよりは、カレーソースの和え麺に近い感じ。麺は幅広の平打ち麺を合わせている。トッピングは大きめの鶏肉に、ゴボウやレンコン、ムラサキイモ(?)の素揚げ、ブロッコリー。てっぺんにはミントの葉が添えられている。そして、問題のガーナミルクチョコレートは上にひとかけら乗っているほか、粉末状に刻んだものも入っている。 フェットチーネのホワイトソース和えみたいな見た目だが、目の前からは間違いなくチョコレートの甘い香りが漂ってくる。ときおりスパイシーなカレーの風味が混じってくる。カレーソースは辛さ控えめで、どちらかというと甘い。そこにブワワッとかぶさるチョコレートの甘さ。美味しいのかもしれないが、どうかしている……といっても悪い意味じゃありません。みうらじゅん氏なら「DS」という感じで面白い。こんなにチョコを入れなくてもいいんじゃないかと思うが、こういうスペシャルな期間限定では過剰に使ったほうが面白いのでしょうね。ミントの香りもロッテのガムみたいで面白かった。 ■麺屋武蔵 江戸きん 東京都台東区浅草1-2-1
■らー麺(あっさり)/800円 新宿の『麺屋武蔵』本店のラーメンがマイナーチェンジ。従来の肩ロース肉を使ったチャーシューは姿を消し(?)、厚さ2cmはあろうかという豚バラ角煮のような「厚切りチャーシュー」が入るようになった。また、ラーメンのメニューは総じて値上げされた。基本の「らー麺」は50円アップして800円になったが、今回から並盛り・大盛りが同料金になった。「らー麺」の食券を渡すと「あっさり」「こってり」を尋ねられるのは以前同様だ。屋号を冠した「武蔵らー麺」というものが登場しているが、これは厚切りチャーシュー×2個と味玉1/2個が入った具だくさんバージョンだ。 スープや麺は従来から大きく変わってはいない。鶏と魚介のスープをその場で合わせるダブルスープの醤油ラーメンに、モチモチッとした太めの平打ち麺を合わせている。スープに沈んだ柚子皮がアクセント。今回は「あっさり」にしたので、魚介の効いたスープが味わえる。 ところで、店頭には新店『神山』のチラシが置かれていました。 『麺屋武蔵 神山』2月11日にオープンだそうです。つけ麺がメインのお店になると聞いているが、チラシにはでっかい角煮の入ったラーメンの写真も写っている。 場所は神田の西口商店街。千代田区内神田3-8-7だそうだ。
■つけ麺/750円 ■つけ麺虎玉子/100円 高田馬場の『麺屋武蔵』。オープン当初はスープの配合比率を客が選べる変わったスタイルを特徴としていたが、最近はボリュームのある「つけ麺」をメインにしたお店になっている。「つけ麺」は大盛・中盛・並盛が同価格で、学生街ではなかなか喜ばれそうだ。今日は「つけ麺」を食べてきたが、券売機のトップに「つけ麺」が並ぶようになってから食べるの初めて。 魚の効いた甘めのつけ汁は確かに『武蔵』系列店っぽいのだが、新宿本店のちょっとオーバーな甘さとは異なり『鷹虎』のほうが僕としては好み。ちょっと『やすべえ』に似てるような気もする。麺は、これまた『武蔵』系列では珍しい極太麺で、ガシッとした歯ごたえのあるもの。トッピングはつけ汁に沈んだ角切りチャーシューと太めのメンマ。それぞれ柔らかくて美味かったです。 今日はもうひとつ、オプションの「つけ麺虎玉子」というのも注文した。醤油ダレと生卵、ネギを合わせたもので、そのままかき混ぜてご飯にかければ卵ご飯が出来上がるようなもの。麺を卵につけて食べたり、さらにつけ汁にくぐらせて食べたりして変化を楽しめということらしい。最初はすき焼き風に麺を玉子につっこんで食べたが、面倒になって麺にぶっかけて食べた。これもまた全然違うのだけれど『めじろ』の「ぶっかけ」みたいで面白い。 ■麺屋武蔵 鷹虎 東京都新宿区高田馬場2-19-7
■熱熱柚子つけそば/800円 『麺屋武蔵』グループの中では珍しい、つけ麺(つけそば)をメインにしているお店。「温玉肉餡かけつけそば」という看板メニューがあるのだけれど、今回はおそらく期間限定であろう「熱熱柚子つけそば」を食べてきた。 温かいつけ汁に、温かいスープに浸かった麺を合わせた熱々のつけ麺。麺のスープには大根おろしもたっぷり入っており、中央には柚子が盛り付けられている。つけ汁は甘めの味付けで、魚介風味を目立たせたさらっとしたもの。中には角切りのチャーシューが沈んでいる。最後につけ汁を麺のスープで割っていただきます。最後まで温かくてこの時期にはふさわしいメニューなのだろうけれど、スープ割はもっと一般的な(?)スープを使いたかったかも。 『武骨外伝』という屋号だけれども、豚骨の白濁スープを使った『武骨』よりも、魚を目立たせた甘めの味付けは新宿本店に通じるものがある。 ■麺屋武蔵 武骨外伝 東京都渋谷区道玄坂2-8-5
■恵比寿麺/880円 牛を使ったラーメンを特徴とするお店。丑年だからと縁起を担いでここまで来たのだけれど、三が日はレギュラーメニューをお休みして正月限定特別メニューしかやっていなかった。でも、なかなか正月らしい縁起よさそうなラーメンじゃないですか。 スープは鶏と金目鯛で作ったものだそうだ。一応、分類学上は塩ラーメンということになるのかな。なかなか美味いです。トッピングは鶏の照り焼きチャーシュー2枚に海老しんじょでうずら玉子を包んだもの、柔らかく煮込んだカブに金目鯛の煮凍りを詰めたもの、結び昆布、所々に浮かんだ小さな白いヤツは焼き餅。具だくさんバージョンの「福恵比寿麺(1000円)」は、味玉とチャーシューが追加されるそうだ。 どのトッピングもとても手間がかかってそう。目当てのラーメンは食べられなかったが、逆にこんなラーメンが食べられてラッキーだったかも。美味しゅうございました。 ■麺屋武蔵 虎洞 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-7
■期間限定 牛塩ら〜麺/900円 池袋『二天』の期間限定メニュー。来年の干支にちなんで、牛を使った塩ラーメンを出している。毎日11時〜、18時〜にそれぞれ10食ずつの提供となる。 牛テールを煮込んだ澄んだスープ。牛の香りが強く香ります。牛らしい甘みもあって、なかなか美味しいですね。トッピングは『二天』らしく、揚げた牛カルビ肉。他に煮込んだ柔らかい大根が2つ入っている。大根は牛のスープで煮たのでしょうかね。柔らかく味が染みていて美味かったです。 ■麺屋武蔵 二天 東京都豊島区南池袋3-14-12
■江戸きんカリー麺/900円 新宿で服を買い、神保町の三省堂でぶらぶら過ごしていたら夕方になり、帰ろうかと思ったが突然『江戸きん』の「豚菜らーめん」を食べたくなって浅草へ……と書いて思いましたが、私、相当な暇人なのでしょう。 さておき、『江戸きん』に着いて券売機を見ると、「豚菜らーめん」がない。いつの間にかやめてしまったのですね……。後で調べてみるとメニューから消えてからだいぶ経っているようだが、ぜんぜん知らなかった。ここ『江戸きん』にしろ『鷹虎』にしろ、比較的新しめの『麺屋武蔵』系列店は看板となるメインのメニューが長続きしていない。渋谷の『武骨外伝』は、今もつけ麺メインでやっているのだろうか……などと思いつつ券売機を眺めていると、どうも『江戸きん』の看板メニューはカレー味になりつつあるようだ。限定メニューの「味噌カリー麺」(この日はすでに売り切れていた)の説明を聞いたときも、「江戸きんらしくカレー味でまとめました」と言っていたので、お店としても『江戸きん』=カレー味と認識しているのだろう。 キャベツの千切りに豚バラの煮込み、卵黄にマー油(焦がしニンニク香味油)がトッピングされたカレーラーメン。スープはさらっとしており、魚介の香りが強い和風の仕立て。柔らかめに茹でた平打ち麺を合わせており、和風のカレースープと相まってカレーうどんみたいな感じ。カレーの味は、昔風のカレーっぽい。浅草ならではの昔ながらのカレー(という先入観で書いたけれど、本当にそういうのあるのかどうかは知らない)ということなのでしょうか。マー油や卵黄が溶けてくると、また違ったコクや香りが出てきて面白いです。 ■麺屋武蔵 江戸きん 東京都台東区浅草1-2-1
■味噌ら〜麺/800円 ※通常はチャーシュー1枚です。 冬季限定の「味噌ら〜麺」。味噌の甘さを引き立てた味付けで、甘さの中にも唐辛子や山椒などのスパイスが効いている。甘さといっても、ここの「つけ麺」ほど過剰な甘さがあるわけではない。 太さがちょっと不ぞろいの中太平打ち麺をあわせている。『武蔵』らしいスープの風味も生きていて、なかなか美味いです。 この日、お店に着いたのは12時半頃で、けっこうな待ち時間を覚悟していたのだけれど行列はゼロ。ちょうど空席も1〜2つあり、食券を買ってすぐに席につけた。行列を敬遠していた方も、今なら狙い目かもしれませんね。 最後に系列店の情報を。 9月に閉店した『麺屋武蔵 青山』が神田に移転。営業開始は来年の2月を予定しているそうです。『青山』がそのまま復活するのではなく、屋号を『神山(かんざん)』に改め、つけ麺メインのお店に変わるとのこと。新しい屋号の由来は、「神田」+「青山」ということだそうです。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■あじ玉味噌つけ麺/900円 二日続けてランチタイムに『武蔵』に並ぶ勤め人というのもどうかと思うが、昨日も今日もさほど並ばずに食べて帰ることができた。今日は、新メニューの「味噌つけ麺」を「あじ玉」入りで食べてきた。一応レギュラーメニューの扱いだが、冬季限定のメニューなのだと思われる。 つけ汁はあっさりしており『武蔵』らしい味わい。標準の「つけ麺」ほど極端な甘味はなく、あれが苦手な人でも食べやすそうだ。麺の中央に乗っているのはなんだか甘いペーストの塊。これはどうやって食べるのかな? 麺に和えてそのまま食べると物足りないので、和えた麺をつけ汁で食べてみると、まぁ、やっぱり甘いですね。なんだかあってもなくてもどっちでもよさそうな感じ。 最後にスープ割りで締める。スープ割りの濃い目(スープ少な目で味濃い目)、薄め(スープ多めで味薄め)を選べるのも通常通り。 甘いペーストの正体は、カボチャのピューレだそうだ。本当はスープに溶かし込んで食べるものだったらしい。あ、そうだったんですか……。しっかり溶かし込めばだいぶ印象が違ったのかも知れない。うーむ……。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■15種類のきのこそば(トリュフ添え)/1000円 何となく『武蔵』の店内を覗き込んだら、新しい期間限定メニューの告知が出ているのを発見。今回は「15種類のきのこそば(トリュフ添え)」で、1日10食限りとのこと。時刻は12時半を過ぎていたが、まだ残っているのでさっそく食べてきた。ランチタイムの混雑時ではあるが、タイミングがよかったのか5分くらいの待ち時間で席に着けてラッキー。 ラーメンの上に載ってる黒いものが、スライスされたトリュフ。キノコはたくさん入っているが、それぞれの名前はわからない。エノキっぽいもの。シメジ……みたいのはあったっけか。ふさふさしたヤマブシタケみたいのも入っていたような……。他にウズラ卵と銀杏が入り、チャーシューは入らない。 とてもいい香りがする。これはトリュフの香りなのかな? というか、15種類もキノコが入っているのでどれがどの香りなのかはよくわからないが、とにかくとてもいい香りだ。 スープは最初はアッサリめ。淡めの醤油と軽めのコショーで味付けた感じだが、食べ進めるうちにしっかりした醤油味に変化していく。『武蔵』の限定でよく見られるのが、スープの熱で溶け出すジュレで味を変化させる手法。今回もキノコの山の中に茶色のジュレっぽいものが入っているのを見たので、おそらくそうなのだと思う。最初に淡い味付けでキノコの香りを楽しませ、途中からしっかりした醤油味で食べさせるという組み立てなのかな? 麺はやや太めの平打ち麺。麺の中に茶色いブツブツがあったので、何かが練りこまれているのだろうが正体はわからなかった。麺を食べ終えたら、雑穀米の焼きおにぎりを残ったスープに入れて食べる。キノコの香りがたっぷり染み込んだスープで食べる締めご飯は絶品。美味しゅうございました。 13時ごろにお店を出るとき、どうもまだ残っていたようだ。やっぱり1000円という価格に抵抗感があるんですかね。そういえば、メニューも秋冬向けに新しくなっており「味噌つけ麺」なんてものが登場していた。これも食べに行こう。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■味玉塩ら〜麺(あっさり)/850円 1996年にオープンした『麺屋武蔵』の一号店。現在は新宿に本店を移し、『青山(せいざん)』と改称されている。この創業のお店が23日の営業を最後に終了してしまう……ということで、食べ納めに行ってきた。お店に着いたのは13時頃。店内で4人ほど待っている。『青山』でこんなに混んでいるのは珍しい。皆さんも食べ納めに来たのでしょうか。 標準の「ら〜麺」を食べようかと思ったが、『青山』ならではの『塩ら〜麺』を「あっさり」で食べることにした。 サンマを使っているという和風スープで、桜エビなんか入ってていろんな食材の風味があるが美味しくまとまっている。上品な味なのかもしれないがクセもある。そのクセも上手に味に落とし込んだのが、このお店の美味しさなのかな? 上手いこと言えないが、美味しゅうございました。 閉店の理由は再開発による移転のためらしい。移転とはいえ、別の地で『青山』の味を復活させるのではなく、新しいお店で新しいラーメンを出すことになるらしい。『青山』のラーメンを味わえるのは23日が最後。まだ食べたことのない方は、今のうちに是非(とか言いながら、この記事をまとめているのが23日の19時だったりする)。 ■麺屋武蔵 青山 東京都港区南青山2-3-8
■赤い暴動/900円 久しぶりに『鷹虎』に来てみると、なにやら面白そうな期間限定メニューを出していた。YOUR SONG IS GOODというバンドのアルバム『THE ACTION』をイメージしたつけ麺で、「赤い暴動」というもの。何だかとっても辛そうなネーミングだ。 赤・貴のパプリカ、アスパラガス、揚げニンニクに細かく砕いたポテトチップ、 トマト……? いや、これはピザだ。つけ汁の中にはチャーシュー、メンマの他にサラミなんか入ってるし……。ピザっぽいというレベルではなく、味付けは本当にピザそのもの。意外な味に驚いたというのもあるのだろうけれど、S谷的にはツボにハマりました。美味いです。 辛味ダレをちょいちょい垂らしてみると、これが本当に辛い。僕は半分くらい入れて、やり過ぎたと思ったほど。レンゲ一杯分入れるととんでもないことになりそうだ。辛味ダレは、デスソース(?)やタバスコなど、いろいろなものを合わせて作っているそうだ。 最後はスープ割りもできる。美味しゅうございました。この「赤い暴動」は9/28(日)まで1日30食限りで出している。『麺屋武蔵』とYOUR SONG IS GOODのコラボはその後も続き、11/3(月)〜17(月)は吉祥寺『虎洞』で第2弾が予定されている(『虎洞』でも「赤い暴動」を出すというニュースを見たが、かなり意外。違うメニューを出してくると思うのだが……)。 ところで、今『鷹虎』の基本メニューってどうなってるんだろう?? ■麺屋武蔵 鷹虎 東京都新宿区高田馬場2-19-7
■冷やし米粉麺/800円 「とら会」で知った『麺屋武蔵』の限定ラーメン。今度は1日20食限りの「冷やし米粉麺(こめこめん)」。その名の通り、米粉で作った麺を使った冷やしラーメンだ。 ビーフンみたいなものを想像していたが、麺は平たい形状でベトナム料理のフォーみたい。つい先日、高円寺の『チョップスティックス』というお店で生麺から茹でたフォーを食べたが、歯ごたえもちょうどあんな感じだったように思える。最近よく見られる極太中華麺の強烈なコシと比べてはいけないが、ツルッとのど越しがよく、モチッとした弾力がある。この食感が生麺ならではのものなのだろう。 スープはよく冷えた魚介ダシを醤油で淡くまとめたもの。これにフルーティーなジュレがたっぷり入っているのは『武蔵』らしい手法。麺の下には、玉ネギなど炒めた野菜が入っており、この味がスープに溶け出すとコクが加わってくる。 いろんな野菜がトッピングされているが、いまひとつどんな野菜だかよくわからない。水菜はわかるとして、ズッキーニやパプリカだったような気がするが……。その他、ジュレの中にはところどころにグレープフルーツ(?)、中央にはプロシュートという生ハムが数枚。写真ではよく見えないが、真ん中にはパリッとした赤い薄い何か。後で聞いたらトマトの皮を揚げたものだそうだ。 食ってて楽しかった。かなり変わり種な冷やしラーメン……と言っていいのかどうかもわからないが、『武蔵』らしく楽しいラーメンだった。美味しゅうございました。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■味玉冷やし塩つけ麺/900円 ラーメン好き仲間のマイミクさんのmixi日記で知った、『麺屋武蔵』の「冷やし塩つけ麺」。今日は雨も降って多少は涼しく、冷やしな気分じゃないけれど、会社から徒歩で『武蔵』へGOGO!! 「味玉冷やし塩つけ麺」を注文。 冷たいつけ汁に、大根おろしや水菜が盛り付けられた冷たい麺。つけ汁はさらっとしており魚介ダシが強めに出ている。いつもの『武蔵』らしい風味の魚介ダシですね。普通に美味しいです。いやホント、普通には美味しいと思うのです。だけれど、あまりにも『武蔵』らし過ぎて予想通り過ぎるところが『武蔵』らしくない、というか……。 別に普通に美味しければいいじゃん、と思うのですが、『武蔵』には期待しすぎてもいいと思うのです。一昨年の「冷印度麺」や去年の「アイス担々麺」と比べちゃいけないとは思いますが、去年のレギュラーメニューだった「冷やし麺」に比べてもなんか元気がないような……。 イヤ,ほんと、普通に美味しいのです。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■味玉塩つけ麺/900円 5月10日からの新メニュー「塩つけ麺」。先日まであった「塩ら〜麺」と入れ替わりにメニューに加わった。 やや褐色に濁ったつけ汁は、『麺屋武蔵』らしい魚の香るもの。調理の様子を見ていると、通常メニュー同様ダブルスープの手法で作っているようだが、煮崩れた野菜が入っているのでひょっとしたら「ら〜麺」とは違ったスープを使っているのかも? けっこう甘めに味付けされているが、醤油味の「つけ麺」ほどではないように思えた。その分、海老の香りが目立ち気味。 何の根拠もない推測だけれど、ここの「つけ麺」はそう遠くない先にまたリニューアルしそうな予感がするなぁ。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■海水ら〜麺/800円 先月ここで食べたとき、大番頭の矢都木さんから伺った創作ラーメンのお話。 「連休明けから、海水だけを使ったラーメンを出しますよ」 昨日から出ていたようだが、今日はラーメン好きのお仲間さんたちと待ち合わせて食べに行っていた。1日10食限定で、今日は開店時刻の11時半には20人以上並んでいた。全員が限定狙いってことはないにしても、なかなか敷居は高いかも。 澄んだスープに、太めの平たい麺を合わせたラーメン。強引にジャンル分けすれば、塩ラーメンということになるのかな? チャーシューに見えるものはアワビ。緑色の小さいものは茎昆布。その他、よく見えないが透明なゼリー状の何かがいくつか入っている。 スープを一口すすったときは「何だこりゃ」と思った。ほんのりダシも出ていてきっと上品で美味しいのだろうが、僕には薄すぎる。けれども麺を食べられるだけの最低限の塩味はついているようだ。これが体にいい塩加減なのかなぁ……それでもちょっとこれは……と思って食べていると、不思議とコクが増してきた。その仕掛けは透明なゼリー。貝類と鯛のエキスを使った2種類のゼリーが入っており、これが溶け出してスープの足りないところ(?)を補う仕組み。はぁ〜ッ、なるほど。最後の方は淡泊ながらもしっかりラーメンスープになっていた。毎度のことながら、面白いことを考えますね〜。物足りなく感じた塩加減も、不思議とちょうどよく思えてきた。 今思えば、薄いという印象が強く、よくわからないまま時間が経ってしまったのがもったいなくて残念。ゼリーが溶け出すのに合わせ、ゆっくりと麺を食べればもっと美味しく味わえた気がする。それから、ゼリーは「何だろう」と思ってバクバク食べない方がよさそう。 ※5/12追記 現在発売中の5月16日付『週間朝日』に載ってる来栖けいさんの連載で、この「海水ら〜麺」が紹介されている。記事によると、「海水ら〜麺」の提供期間は2週間とのこと。その他、このラーメンに使われている海水(というか調味料?)についても書かれているので、興味のある方はぜひ。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■味玉つけ麺/850円 新宿駅近くで買い物帰り、何となく『麺屋武蔵』に立ち寄る。時刻は16時をまわっており、待ち客はほんの数人。5分も待たずに席に着くことが出来た。「塩ら〜麺」はすでに売り切れていた。あッ、各メニューが微妙に値上げされている……ような気もする。 海老の香りが強く効いたつけ汁……と思ったら、海老の香りはさほど強くない。どうも味を変えたようだ。後で気付いたが、メニューの名前も「海老つけ麺」から「つけ麺」に改められていた。 魚の風味が効いた甘めのつけ汁で、柔らかく煮込まれた白菜(?)か何かの野菜が少し入っている。「海老つけ麺」になる前の味を思い出したが、前のは野菜は入っていなかったような気がする。 『武蔵』らしくて美味しかったが、前の「海老つけ麺」は割とインパクトがあっただけに、あれを期待して行くと戸惑うかも。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
■味玉塩ら〜麺/900円 夜に笹塚のプロダクションで軽い打ち合わせ。時間に余裕があったので、会社を出てから『麺屋武蔵』の本店に立ち寄った。本店に来るのはなんだか久しぶり。今年初のような気もする。 券売機を見ると「塩ら〜麺初めました 金八〇〇円也」の貼り紙。いつの間にか新作を出していたのですね。「味玉塩ら〜麺(900円)」の食券を買って席に着いた。「塩ら〜麺」には「こってり」「あっさり」の区別はないようだ。 やや透明なスープに、チャーシュー、メンマ、水菜(?)、糸唐辛子がトッピングされたもの。ネギは入っていなかった。三つ葉もあったかも。『武蔵』標準の「ら〜麺」とほぼ同様で、鶏+魚介+海老油+柚子で組み立てられている。系列店の『麺屋武蔵 青山(せいざん)』の「塩ら〜麺」とも似ているけれど、バランスは違うように思える。新宿本店らしい「塩ら〜麺」と言えるかも。美味かったです。 食べ終えてお店を出ると、外で大番頭の矢都木さんに声をかけられ立ち話。なんでも「塩」は1週間ほど前から出していたそうだ。どこにでもある定番メニューなので、特に宣伝しなかったとのこと。それから、次回の期間限定メニューについても伺った。なかなか変わった試みになりそうで楽しみ。 ■麺屋武蔵 東京都新宿区西新宿7-2-6 K1ビル1F
数ヶ月ぶりの『鷹虎』。こちらのお店も何度か味替えを繰り返していたけれど、最近は落ち着いてきたようだ。 「豚こってり」か「鶏あっさり」の醤油ラーメンを食べるつもりでいたが、何となく「味噌ら〜麺(800円)」を注文。オープン時は醤油・塩・味噌揃えていたが、現在「味噌」は冬季限定メニューになっていた。あ、「塩」もいつの間にか復活していた。こちらは期間限定ではなさそう。 ネギとモヤシが多めにトッピングされた味噌らーめん。ネギにはラー油がかかっている。やや粘り気のあるスープは、「豚こってり」をベースにしているそうだ。濃厚豚骨魚粉のスープに白味噌を加えたような感じ。動物と魚、味噌の味がそれぞれバランス良くまとまってて美味い。麺はコシのある太麺。『武蔵』の麺って、モチモチと柔らかいイメージがあるのだが、こちらの麺は開化楼のチーメンに近いイメージ。だいぶ違うのだけれど、なぜか東陽町『○心厨房』の「濃厚味噌ラーメン」を思い出した。 美味しゅうございました。昨年醤油味の「ら〜麺」を「豚こってり」で食べたときとはスープがだいぶ違っているように思えた。また改めて食べに行ってみようかな。 ■麺屋武蔵 鷹虎 東京都新宿区高田馬場2-19-7 タックイレブンビル1F 営業時間 11:30〜21:30(売り切れ次第終了) 定休日 無し
池袋『二天』のメニューに新しく(といっても昨年の秋頃らしいが)加わった「大判揚げら〜麺(950円)」。器が小さいように見えるけれども、これは普通のサイズ。器からはみ出ているのが極端にデカい豚バラのから揚げ(?)だ。 スープは動物系+魚介のラーメンスープなのだが、どことなくうどんのダシ汁を彷彿させるもの。これに本当にうどんみたいな太さの麺を合わせている。前からこんなに麺太かったっけ? んで、メインの豚バラ揚げ。ひと目みた最初の感想は「どうやって食おう?」。 端にちょっとかじり付いたら、かなりアツアツ。以前こちらの豚天を食べて喉を火傷したことがあるので、今回はかなり慎重で食べ方もぎこちなかったと思う。ガシガシかじろうとしていると、豚バラの白身の部分で中央から真っ二つに裂けた。少し食べやすくなってありがたい。 肉と格闘しているうちに、揚げた衣がはがれてスープに溶けていく。その影響だと思うのだが、スープは最初の一口と後半でかなり印象が違っている。特に衣が溶け出した後半はなんともいえぬ不思議な味だ。 ところで、初めて『二天』で豚天を食べた頃は揚げた衣のサクサク感と肉の柔らかさを大いに楽しんだものだが、最近は違う。今回のバラ肉も決して柔らかくはなかったし……。なぜ?
1日10食限定の「極豚ら〜麺(850円)」に「味玉(100円)」をトッピング。 極端に濃厚な豚骨スープを使ったラーメン。スープというよりシチュー、いや、ペーストに近いものがある。レンゲでスープを押すと、しばらく表面へこんだままだし。 スープの材料はほとんど豚のみに近いのかな? ドロッドロな濃厚スープのインパクトはじゅうぶん楽しめたが、ちょっとくどい感じもあるかも。大量の野菜を使った「豚菜ら〜麺」の方が複雑な味がして個人的には好き。 実際は10食以上作っているのかな? 僕が行ったのは午後3時近くだったけれどまだ食べられた。
本日より始まった『麺屋武蔵』新宿本店の冬季限定メニュー「泡乾酪味噌ら〜麺(800円)」。1日15食限りの提供で、「乾酪」はチーズの漢字表記らしい。先日試食会でお披露目されたラーメンの製品版である。開店10分ほど前にお店に着くと、店外で14人待ち。だけれど限定を注文したのは僕が最初だったようなので、待つのが苦でなければもう少し遅い時間でも食べられるのかもしれない。 中央に切り株みたいなチーズがトッピングされた味噌ラーメン。このチーズ、フォンダンショコラという洋菓子をイメージしているそうで、外壁を崩すと中からトロトロなチーズがスープに溶け出してくる。チーズの底を大根で補強しているのも面白い。その他、牛肉のチャーシュー(ホホ肉の赤ワイン煮)にネギ、ゴマのような粒(エゴマの種子とのこと)がトッピングされる。麺は平たい太麺で、普段の『武蔵』の麺に比べてコシの強いもの。を合わせている。さらっとした上品な味噌スープが、チーズを溶かし込むことで濃厚でクリーミーなスープに変わるという仕掛けが面白い。美味いですね。 面白いのが、付け合わせの野菜ムース。ラーメンに乗せたりスープに溶かしたりするものではなく、口直しとして食べるように説明された。右(ピンク)はニンジン、手前(ベージュ)はゴボウ、左(白)はカブ、奥(緑)は春菊を使ったものだという。ニンジンやゴボウ、カブのムースは甘く、ちょっとしたデザート感覚。お店の想定した食べ方ではないかもしれないが、ゴボウのムースを食べながら味噌スープを飲んだら美味しかった。春菊は口の中を一気にスッキリさせるが、刺激が強くて苦手な人もいるかも。
春風亭一之輔さんの落語を聞きに浅草演芸ホールへ。ところが時間を間違えて、浅草に着いたのが17時半過ぎ。どう考えても出番は終わっている……。がっかりしながらも、とりあえず『江戸きん』で食事をとることに。 メニューを改めてからかなり面白いラーメンを出すお店になっているのだが、まだあまり認知されていないようで、広いお店に先客はたったひとりだけ。「味玉豚菜ら〜麺(880円)」の食券を買い、カウンター席でしばし待つ。 豚骨と野菜からとった濃厚スープ。かなりドロリとしたスープだが、背脂やコラーゲン成分のトロミとは違い、野菜によるコッテリ感。大量の野菜でカレーを作る際、煮崩れた野菜にルーを入れる前の状態に近い感じといえば伝わるかな? 煮崩れたニンジン(?)が見えるし、タマネギ(?)っぽい甘さやセロリ(?)っぽい香りが漂う。それでもきちんと豚骨の存在感が味わえる、不思議なラーメンだ。 『武蔵』らしいやや平たい太麺を食べすすめると、ドロドロの野菜スープが麺と一緒に持ち上がり、食べ終えた頃にはスープがあまり残っていない。そんな濃厚スープだけれど、野菜の香りのおかげか不思議とすっきりしている。やっぱり美味しゅうございました。 明後日からは、豚のみを使ったより強烈なドロドロスープのラーメンが登場するそうだ。そちらも食べてみたいなぁ…。
浅草『麺屋武蔵 江戸きん』がメニューを刷新。新しいメニューでは、こってりの「豚骨菜合(とんこつさいあわせ)ら〜麺」やあっさりの「ら〜麺」の他、つけ麺や期間限定の黒味噌ら〜麺などをラインナップしている。 「豚骨菜合味玉ら〜麺(880円)」と「雷玉(100円)」を注文した。文字通り、豚骨と野菜からとった濃厚スープが『武蔵』らしいもっちりした太麺に強烈に絡みつく。長時間炊き出したコラーゲン系スープとちがい、煮崩れた野菜が粒状感を出し麺にくっついてくる感じ。このドロドロスープ、麺屋武蔵グループと厨房機器メーカーが共同で開発した新設備によって実現したそうで、寸胴鍋に入れた食材を自動的に撹拌しながら炊き出すことにより、短時間でゲル状の乳化スープを仕上げられるのだという。 スープは野菜の上品さを保ちながらもパンチ力たっぷり。ちょっと前に品達の『せたが屋』で食べた「復活の雲らーめん」に似ているかも。セロリなどの風味がちょっと効いて美味しい……というか珍しい味。かなりコッテリしたスープだが、脂のギトギト感はないので食べやすい。ミネストローネスープとか好きな人は喜ぶ味ではないだろうか。 「雷玉」はスパイシーな挽き肉の固まりで、スープに溶かすとラーメンがカレー味に化けるというもの。けっこうな辛味があるので注意。 斬新なアイディアで、常に食べ手を驚かし楽しませる『麺屋武蔵』グループだが、このラーメンにはかなり驚かされた。美味しゅうございました……というかびっくりしました。
上野の鈴本演芸場で寄席見物。夜の部が始まるまでに少し時間があったので、アメ横をぶらぶらしながら『武骨』に行ってみた。17時前で、6人ほど待っている状態だが、ちょうど入れ替わりのタイミングがよかったのか10分も待たずに席につけた。 ここの看板メニューは、イカ墨を使った黒い香味油の「黒武骨ら〜麺」。2年近く前に食べたのだけれど、いまひとつ好みではなかった。それから何度か行ったけれど、「白」か「限定」しか食べていなかった。んだけれど、あれからさんざんラーメンを食べた今、また違った感想もあるかと思って、あえて「黒武骨味玉ら〜麺(830円)」を食べてみた。 ここ『武骨』は、『武蔵』系列店の中でも珍しい豚骨ラーメンがメインのお店。見ての通り真っ黒なラーメンだが、その下は豚骨らしい白濁スープ。厚さ2センチはあろうかという角煮風のバラ肉チャーシューに、ネギ、海苔、メンマ、キクラゲがトッピングされている。麺は『武蔵』らしいモッチリした太麺。真っ黒い豚骨ラーメンというと、『なんつッ亭』に代表されるマー油を使ったものがイメージされるが、このラーメンはそういう香ばしさやインパクトとは無縁だ。上品な魚介風味が感じられ……、あー、美味いかも。前に感じた違和感は、見た目から来るインパクトと、それに見合わない上品な魚介風味のアンバランスさだったのかな。
最近またメニュー構成を変えたという話を聞いて、高田馬場『麺屋武蔵 鷹虎』へ行ってみた。メニューを兼ねた券売機には「鶏あっさり」と「豚こってり」のラーメンとつけ麺があるのみ(その他、トッピングでバリエーションを持たせている)。従来の名物であった、2種類のスープの混合比率を指定する方式はやめたようだ(一応頼めばブレンドしてくれるらしいが、食券を渡す際に特に尋ねられるようなこともない)。あ、そういえば塩味・味噌味もなくなったようだ。 んで、今回は「【豚こってり】味玉ら〜麺(850円)」を注文。基本は濃い目の白濁豚骨スープの醤油ラーメンなのだが、魚粉の味と醤油が強い印象。かなり魚粉が入っており、粉っぽさを感じるほど。『麺屋武蔵』系列店には楽しい驚きを期待してしまうだけに、このラーメン自体は平凡に見えてしまう。
調べ物で、新宿西口あたりの量販店を見物……のついでに、昨日も行ったばかりだが『麺屋武蔵』本店に立ち寄る。リニューアルしたという「つけ麺」が昨日は売り切れていたので、そのリベンジが目的だ。 11時30分の開店とほぼ同時にお店に着き、それなりの行列ながらもギリギリ最初に席につける人数に入っていた。従来のつけ麺は「海老つけ麺」としてリニューアルしており、この日は「味玉海老つけ麺(850円)」を注文。 『武蔵』の「つけ麺」は、けっこう甘めで魚介の香るつけ汁だったが、新しい「海老つけ麺」はその名の通り海老の香りをドーンと前に出したもの。従来より酸味が加えられており、キレのあるつけ汁に仕上げておりだいぶ印象が違う。トッピングは従来同様、角切りのチャーシューにメンマ、白青2種類のネギが入っている。 『武蔵』の名物はサンマの香るスープだと思うが、サンマの香りよりも海老の香りが目立っている。「ら〜麺」を注文するお客さんの大半が「こってり」を食べているように見えるが、そういうニーズに合わせた味変えなのかな〜と思ったのは僕の勝手な想像。前とどちらが良いのかはわからないが、確かに『武蔵』ならではの味になっているのは確か。僕はこういうの好きです。
仕事帰りの午後9時過ぎ、『麺屋武蔵』の新宿本店に立ち寄る。営業終了ギリギリの時刻だったようで、どうも僕が本日最後の客だったらしい。この時間なら、まったく並ばずに食べられるのでいい。 券売機を見ると、従来の「つけ麺」がすべて「海老つけ麺」になっていた。最近味を変えたというので興味があるが、残念ながら売り切れ。今日は標準メニューの「味玉ら〜麺(830円)」を「こってり」で注文した。 さほど待たずにラーメン登場。『武蔵』といえば、サンマが香る魚介系スープ。海老の香味油を増やした「こってり」バージョンでは、サンマの風味が少なからず海老に隠れてしまう傾向はあるが、これはこれで『武蔵』ならではの珍しく面白い味である。麺はいつものように柔らかめに茹でた太麺。以前はこの茹で加減があまり好きではなかったのだけれど、今はスルスルッと食べられるちょうどよい加減なのだと感じるようになった。今日は特にチャーシューが美味く感じた。しっとりとジューシーで、肉の食感や味も残しつつ柔らかい。 美味しゅうございました……が、「海老つけ麺」が気になるなぁ…。
『麺屋武蔵』本店の期間限定メニュー「秋味塗し麺(あきあじまぶしめん)/秋香スープ付(800円)」。実は昨日も開店時刻ちょうどに並んだのだけれど売り切れ。今日は開店時刻の10分ほど前にお店に行くと先客18人。何とか食べられそうだ。 四角い器に入った温かい和え麺。キノコ、クリ、銀杏など、秋の素材がトッピングされている。肉……と思ったらサンマの蒲焼き。もちろんこちらも旬の魚である。サンマ蒲焼きの甘めのタレが全体を支配している感じ。この辺は『武蔵』らしい味付けと言えよう。 付属の「秋香スープ」は、マツタケが香る和風ダシ。和え麺に注ぐとラーメン風に食べられるというもの。これまた変わった風味のラーメンで、サンマやマツタケの香りが強く、確かに「秋味」と納得させられた。『武蔵』らしい、楽しめるラーメンだった。
ちょっと前に食べたラーメンのネタ。浅草の麺屋武蔵、『江戸きん』はプレオープンの試食会で食べてきたが、あの時はメニュー構成が固まっていなかった。何となく近くを訪れる機会があったので、どんなお店になったのだろうと改めて訪問。「つけ麺(700円)」を食べてきた。 『江戸きん』とは、江戸の金魚のことで、全メニュー(トッピングやサイドメニューは除く)に金魚を模したワンタンが入る……と思っていた。ところが出て来た「つけ麺」にワンタンは見あたらない。つけ汁の中に泳いでいるというわけでもない。つけ麺は別ということか。 つけ汁は魚介風味を目立たせた和風ダシ系。短くカットした太めのメンマや、角切りにしたチャーシューが入っている。『江戸きん』のラーメンで使われている白濁スープとは別に仕込んでいるようだ。ぜんぜん違うが、新宿の本店を想像する味だった。すっきりとした酸味が独特だった。
渋谷の『武骨外伝』でちょっと前から始まっていた「冷みぞれつけそば」を食べてきた。「みぞれ」というのがよくわからなかいまま、とりあえず「味玉冷みぞれつけそば(850円)」の食券を買い席に着く。麺の量は並・中盛・大盛のどれを頼んでも同じ料金だが、並盛りを注文。 出てきたつけ麺、パッと見た感じでは普通のつけ麺。名前からしてキンキンに冷えたつけ汁を想像したが、そうでもなさそう。麺をくぐらせると、白や茶色のつぶがたくさん麺に絡んでくる。これが「みぞれ」なのかな? 食べてみると一目瞭然。白いつぶは大根おろし。細かく刻んだ大根も入っている。茶色いつぶは鶏のスープの煮こごりをくだいたもの。他に鶏肉のミンチも入っている。つけ汁は魚介系の和なダシ汁でシンプルな味わいだが、「みぞれ」がシャキシャキした食感に煮こごりのコク、ミンチの弾力ある歯ごたえを加えている。 麺は標準の「つけそば」と同じものだと思う。途中で麺にレモンを絞るとスッキリした爽やかさが加わる。個人的にはもうちょっと麺も汁も冷えているといいような気がしたが、難しいのかな?
吉祥寺『武蔵 虎洞』の期間限定メニュー「牛と赤茄子の冷やし塩つけ麺」。昼(11:30〜)と夜(18:00〜)それぞれ10食ずつと数量を限定している。赤茄子(=トマト)をテーマにした冷やしつけ麺とのことで、つけ汁や麺にふんだんにミニトマトがちりばめられている。しかも、デザートにトマトのアイスクリームまで付いてくる。無論、牛をテーマにしたラーメンを作っている『虎洞』だけあって牛肉がトッピングされていたり、つけ汁のスープにも牛を使っているようだ。 冷たいつけ汁は、塩で味を調えたもの。オクラやミニトマト、大葉(?)が入っている。麺はトマトの絞り汁をベースにしたタレで味付けられており、つけ汁を使わなくても食べられるように作られているとのこと。麺には赤や黄色のミニトマト、アスパラ、キュウリなどたくさんの野菜のほか、しゃぶしゃぶ風に軽く煮られた牛肉、白髪ネギ、タマネギが盛り付けられている。 麺は『武蔵』らしいもちもちした食感の太ストレート麺。トマトスープだけで食べるとちょっと青臭さが強いような気がするが、牛肉やトマトと一緒に食べると確かにそのまま食べられる味がついている。つけ汁は塩味がしっかりついた牛スープ(他にもいろんな動物系の風味を感じる)。トマトスープに漬かった麺をくぐらせると、トマトの酸味がほどよい爽やかさを演出している。本当はオクラもアスパラも得意ではないんですがね、不思議と美味しく食べられた。 麺を食べ終えた後に店員さんに声をかけ、トマトのアイスクリームを出してもらう。アイスクリームが出されたときに「器をお下げしてよろしいですか?」とのことなので、スープ割りはなさそう。トマトのアイスクリームはややシャキシャキしておりシャーベットっぽい感じもある。最後までトマト尽くしでおもしろい趣向だった。
ちょっと前から気になってた『武蔵 二天』の期間限定「蟹泡つけ麺(850円)」。前に豚天でのどを火傷してからあんまり行く気にならなかったんだけど、そろそろほとぼりが冷めたので行ってみた。ちなみに昼(11:30〜)と夜(17:30)それぞれ10食ずつの限定だから敷居は高いものの、提供開始から時間がたったせいか18:30頃で食べることが出来た。 もちっした麺はよく冷えており、白髪ネギに肉味噌、鶏チャーシュー、すだちが添えられている。すだちは麺に絞って食べるとのこと。つけ汁はメレンゲで作った白い泡で覆われており、泡の下にはトロミのあるつけ汁が隠れている。泡の上には乾燥したカニのフレーク…か…なのかな? つけ汁はかなりカニカニした感じ。面白くそして美味いですね。つけ汁の絡みがよいので、麺と一緒に持ち上がってどんどん減ってくる。最後にスープ割りもできるとのことだが、この調子で食べていたらつけ汁なくなってしまいそう……。 トッピングが秀逸。肉味噌は、それだけ麺に和えても食べられる感じ。そして何より鶏チャーシューが好印象。最後に冷たいスープ割りで完食。カニのラーメンってなかなか珍しいかも。美味しゅうございました。
メニューを刷新したばかりの『鷹虎』。ここのラーメンは鶏と豚のスープを好みの比率で配合できるのが特徴。前回店員さんから伺った話では、豚のスープは背脂たっぷりのコッテリ系らしい。券売機で「醤油味玉ら〜麺(800円)」の食券を買い、席について食券を手渡す際にスープの比率を尋ねられる。前回は鶏スープだけを使った「鶏4」の塩ら〜麺を食べたので、今度は豚スープだけの「豚4」を試してみた。 トッピングはメンマ、豚肩ロース肉のチャーシュー、青ネギに揚げネギちょっと、海苔、味玉。スープは豚骨を使った白濁系だが、白濁の具合は九州風豚骨ラーメンほどではない。背脂から溶け出した脂分で、コッテリというよりもかなりオイリーな印象。鶏のスープがかなりアッサリしていただけに、鶏と豚のスープを合わせる際、豚の比率を上げるほどコッテリ度合いが増すのだろう。ただし、両方のスープにもっと極端な差をつけていると思ったがその予想は外れていた。 醤油の味はかなり立っており、スープに馴染んでいない感じもした。鶏と豚、それぞれ混ぜない状態で食べたが、これを混ぜたらもっと旨くなるのかな? いずれにせよ、醤油味で豚4のラーメンにはやや疑問が残った。好みの組み合わせを見つけるのはかなり大変そうというのが正直な感想。
『武蔵』の夏期限定メニュー「冷やし麺(750円)」。先日まで作っていた「アイス担担麺」の別バージョンといった感じだが、限定数を設けていないので何時に行っても食べられる。ランチタイムを外せばさほど待たずに食べられるのもいい。 もちっとしたコシのある太麺を、醤油で淡く味付けられた冷たい魚介スープで食べるもの。『武蔵』のラーメンスープのような香りのするジュレ(やっぱりサンマを使っているのかな?)や、麺の底に仕込まれた芝麻醤(チーマージャン、ペースト状のゴマ)によって幾重にも変化する味を楽しめる。トッピングは鶏チャーシュー2枚にメンマ、白髪ネギ、枝豆、魚介スープのジュレ、パプリカ(?)。枝豆の緑やパプリカの赤が見た目にも美しいお皿。 美味い。スープまですべて飲み干したら、オクラや小さな赤い実などいろいろ入っている。けっこう手間かかってるっぽいなぁ。
鶏と豚の2種類のスープを好みの比率で配合できる『鷹虎』。最近になってスープの味を大幅に変えたとのことなので行ってみた。券売機のメニューも大きく変わっており、スープの配合比率は券売機から消えている。その他、「印度コーン」や「海老バター」など、新しいトッピングメニューも加わっていた(本日は売り切れ)。ら〜麺、つけ麺ともに醤油・塩・味噌3種の味が揃っているのは従来どおり。本日は「塩味玉ら〜麺(800円)」を注文。他の『武蔵』系列店に比べてちょっとだけ低い価格が設定されているようだ。 カウンター席に着くと、鶏スープと豚スープを配合する比率を尋ねられる。比率は「鶏4豚0」「鶏3豚1」「鶏2豚2」「鶏1豚3」「鶏0豚4」の5段階用意されていることや、オススメの比率を設けていないのは従来どおり。鶏のスープは鶏油の浮く澄んだアッサリ系。豚のスープは背脂たっぷりの白濁コッテリ系らしい。以前は鶏と豚いずれも白濁スープだったので、見た目にも大きな変化がありそうな「鶏4豚0」の鶏のみのスープで作ってもらうことにした。 なお、「魚粉」「揚げニンニク」「辛粉」の個別オーダーはやめたようだ。揚げニンニク(揚げ具合を変え、形状も粉からチップに変更)や辛粉はあらかじめ卓上に置いてあり、自由に使えるようになっている。 で、ラーメンはシンプルな鶏風味のスープに魚粉を加えたもの。トッピングはチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔、味玉。ネギは従来と切り方を変えているが、青ネギ、白ネギ、揚げネギがすべて入っている。チャーシューはひょっとして鶏? シンプルで食べやすい風味だが、個人的な好みではもうちょっと強いスープの方が好み。まぁ、この辺はスープの説明を受けたときに予想できていたこと。隣のお客さんが食べていた鶏0豚4の醤油ら〜麺はかなりパンチのありそうなルックスに仕上がっていたので、それも食べてみたいという気にはなった。
7月17日(火)正午にオープンする浅草『麺屋武蔵 江戸きん』。『武蔵』系列としては8番目のお店となる。今日は一般客向けの試食会とのことで食べに行ってきた。雷門左の「浅草プラザホテル」の1Fで奥まったところにあるが、通りに面して出ている大きな看板が目印。開始20分前に行くと、すでに20人ほどの行列。あいにくの天候だが、屋根があるので濡れずに済んだ。18時に試食会開始。のれんが外に掲げられ、行列はぞろぞろ店内へ。 『武蔵』系列店としては珍しくテーブル席も12席ほど(?)備えられている。カウンターも10席設けられている。『江戸きん』は、江戸の金魚とのこと。店内にはいたるところに金魚をイメージしたものが配置されており、天井からぶら下げられた風鈴とあいまってなかなか涼しげでかわいらしい雰囲気。トイレも金魚だらけ。 本日は試食会用の設定だと思うが、券売機に出ているメニューは次の4つのみ。 ・江戸きんらー麺 750円 ・江戸きんらー麺(あじ付玉子入り) 850円 ・盛きん 350円 ・いなり飯 200円 本日はすべて無料で提供されており、券売機のボタンを押すだけで食券が出てくる。今日は「江戸きんらー麺(あじ付玉子入り)」「盛きん」「いなり飯」を注文。 まずは「いなり飯」から登場。「いなり飯」は、鶏そぼろをくるんだお稲荷さんが乗ったご飯。油揚げの袋を壊し、鶏そぼろをご飯にまぶして食べるもののようだ。ちょっと上品な味わい。 次に「江戸きんらー麺(あじ付玉子入り)」が出てきた。金魚に見立てたワンタンが入ったもので、白濁豚骨スープのラーメン。昨日の内覧会では真っ赤なワンタンを使っていたそうだけれど、今日は白いものが入っている。トッピングはバラ肉のチャーシューに極太のメンマ、エビの餡が入った白いワンタン、白髪ネギ、揚げネギ、あさつき、味玉。なかなか奇麗な盛り付けだけれど、どうせなら赤いワンタンの方が金魚っぽくていいかも。魚介の風味を凝縮した醤油ダレを合わせているようで、豚骨と魚介の味がするけれど、ちょっと醤油に角があるような感じ。白濁豚骨だが味や口当たりはかなりライトで上品。主役はやっぱりワンタンなのかな? 麺は太めの縮れ麺。他の『武蔵』系列店同様、やや柔らかめでもちっとした食感のあるもの。 らー麺をほぼ食べ終えた頃、「盛きん」が登場。ワンタンが4つ入っており、エビ風味の白ワンタンが2個、大葉を練りこんだ餡を包んだ赤ワンタンが1個、中華風香味料で味を調えた黒ワンタンが1つという構成。昨日の内覧会では緑色のワンタンも出ていたそうだが、本日はなかった。こちらのワンタンが入ったスープは、ラーメンと異なり鶏清湯ベースで塩味が立ったもの。こちらのスープはシャキッと旨いですね。らー麺よりこちらの方が見た目は楽しい。 火曜日の正式オープンの際には、券売機のメニューも4つだけということはないだろう。ワンタンやスープにバリエーションがあるのだから、もうちょっとメニューは豊かになりそう。 いやぁ、しかし、店内も器も金魚だらけでかわいらしい。『武蔵』って、何か勇ましいイメージがあったんですがね……などと思いつつ、何の気もなしに器の底を下からのぞいたら、宮本武蔵のシルエットが。こんなところにいましたか。
最近妙に『武蔵』率が高いが、こちらの『二天』は久しぶり。今年初訪問のような気がする。「冷やしつけ麺」も始まっており興味を引かれるが、基本の味を食べようということで「玉豚天ら〜麺(880円)」の食券を買って席に着く。 『武蔵』系列なだけに、湯切りパフォーマンスも派手……なはずだが、あのイルカショーみたいな湯切りはちょっと抑えめになっていた。 やや白濁した動物系スープに魚介風味を効かせたもの。もっちりした太麺を合わせている。トッピングが特徴で、青のりを入れた衣に包んで揚げた「豚天」に、同じく味玉に衣を付けて揚げた「玉天」が特徴。青のりの風味が効いたアッツアツのチャーシュー磯辺揚げはこちらのお店でしか味わえないモノ。ってか、豚天熱すぎな上食べにくい。切れ目が入っているのだが、その反対側に筋が残っているので噛み切りにくく、一生懸命噛み切っている間に口の中を火傷してしまいそう。あれ、実際に自分たちでも食べているのかなぁ。
夏の限定メニューが本日より始まった。今回は「アイス担担麺(800円)」で1日20食限定とのこと。昨年の「冷印度麺」に引き続き、アイスクリームを使った冷やしラーメンだ。ちょうど昨日NTV「モクスペ」でベタボメされていたので期待大。今日から実際に食べられることは番組中で語られなかったせいか、特別混雑することもなかった。といっても僕ら(FILEさん、うらちゃんさん、マッハさん+僕)はシャッターだったし、開店時にはそれなりの行列が出来ている。 行列の先頭4人は全員「アイス担担麺」を注文。レギュラーメニューの「ら〜麺」「つけ麺」を作ってから、限定メニューの調理が始まる。出来たラーメンを見ると、昨日の放送とはちょっと違う。冷凍した「バラス(サボテンの仲間の植物)」はなくなり、トッピングの肉も牛から豚になったように思える(けれど、これちょっと自信ない)。 ベースのスープは魚介の風味も香るあっさりしたもので、軽く醤油で味付けられている。このスープだけで麺を食べると、フツウに美味しい冷やしラーメン。食べていると器の底に敷き詰められたチーマージャンがスープに混じり、担々麺ならではのゴマ風味を味わえる。写真右奥に写っている、ちょっと色の違う麺はパクチーを混ぜ込んだもの。別に強い香りがあるわけではないので、パクチーが苦手な人でも気に入るのではないか。 ある程度食べたところで、アイスクリームをスープに溶かす。豚骨スープをベースにしたアイスクリームをピリ辛のムースでコーティングしたもの。さらっとしたスープが一気に白濁し濃厚な味わいに。脂分はていねいに除去されているようで、変にネトッとした感じはまったくなく食べやすい。アイスクリームと溶かしたスープとトマトの相性が抜群にイイ。生クリームの甘さもあり、美味い美味いと思っているうちに完食。 相も変わらず変な限定だけれど、ただ変なだけでなく美味しい冷やしラーメン………というか麺をテーマにした創作料理といった趣き。ちょっと量が少ない感じはしたものの、とても美味しゅうございました。可能であれば、もう1杯同じものを食べたくなってしまった。
御徒町で同行者と分かれ、後は帰るだけ。なんとなく『武蔵 武骨』に行ってみた。「冷やしケバブ(だっけ?)」の告知ポスターはなく、「もう終わっちゃったのね……」と思っていたら、替わりに「夏の豆尽くし(800円)」というメニューの告知が出ている。午後2時から15食限定とのことだが、午後6時近くでありながらまだ残っていた。さっそく食べることに。 告知ポスターの写真を見て、ちょっとドキドキしていたのが奥に見える黄色い何か。「豆つくし」だけに、これ納豆だったらどうしよう……。幸い、出て来たものを見ると黄色い豆腐のようなもの。尋ねてみると、海老豆腐とのこと。麺が緑色をしているが、やはり豆(種類は不明)を練り込んだものだそうだ。弾力とコシはなかなか。スープは透明な冷やし塩スープといえるもの。透明なゼリーが浮いており、食べてみると爽やかな酸味と甘み。本当に何かの果物のゼリーだったりして……。正体は不明。その他、小さなモヤシみたいなものに大葉を混ぜたものがトッピングされ、赤い果実がひとつ。4枚はいるチャーシューは、中華風ソーセージのような味わい。どれも僕の食材の知識にないもので、レポートしにくいなぁ……。 食べているうちにちょっと味わいが変わる。麺の下に大根おろしが少量入っているようだ。 なんかレポートになってないのでもう少し。チャーシューは冷えても美味しく食べられるもの。冷やし塩スープは海老豆腐と一緒に食べるとコクが増幅し、大根おろしが混じると爽快感が増幅する。面白い設計だと思うが、あのゼリーはよくわからなかった。トータル的な満足感はじゅうぶん得られる冷やしだとは思う。
自転車で新宿御苑前から渋谷方面に行く際、普段は明治通りを通るのだが、時間に余裕があるときは遠回りして外苑東を走ると気持ちが良い。青山ツインタワーを通り過ぎ、そのまま道なりに進むと右側にあるのが『麺屋武蔵 青山』。先日も行ったばかりだが、次回は「塩」を……ということで再訪問。「味玉塩ら〜麺(830円)」の食券を買って「こってり」で注文した。19時少し前くらいで、空席は3つほど。ちょうど混み始め注文が一気に入ったようで、僕のオーダーは次のロットに入り、出てくるまで十数分待った。 海苔がないが、干した桜エビ(?)が少量トッピングされている。もとより多めに入っている海老油との相乗効果か、海老の風味は前回食べた醤油味のら〜麺よりもダイレクトに伝わってくる。ネギは白ネギと青ネギをミックスしており、見た目鮮やか。醤油の旨味はないが、濃厚なサンマの香りが際だっており、トータルバランスとしてはじゅうぶんに満足できるコク・旨味が感じられる。柚子も入ってますね。塩味ながら、間違いなく『武蔵』のら〜麺だとわかる味わいだった。美味しゅうございました。
『青山』に引き続き『武骨』へ。ここに来たのは昨年の春先で、まだここがラーメンブログ化する前。「黒」を食べたらいまいちピンと来なかったのだけれど、今食べたらどう感じるのだろう。とか言いながら、注文したのは「白 武骨味玉ら〜麺(830円)」。 『武骨』は『武蔵』系列ではちょっと異質で豚骨らーめんのお店。ノーマルの「白」にイカスミ入りマー油を合わせた「黒」、スパイシーな「赤」の3種類が用意されている。作っている様子を見ると、醤油ダレに魚粉、透明な油(魚の香味油?)に白濁豚骨スープを合わせている。 甘めに味付けた豚骨ラーメン。ほのかに魚の香りも漂う。「白」を食べるのは初めてだけれど、素直に食べやすいラーメンで僕の好きな味。豚バラの角煮みたいなチャーシューはボリュームがあって美味しい。美味しゅうございました。
南青山にある『麺屋武蔵 青山』。『武蔵』の1号店として出発し、本店機能を新宿に移してから「青山店」として営業。数年前から呼称を「せいざん」に改めています。今回注文したのは「味玉ら〜麺(830円)」の「こってり」。 新宿と同様、動物系+魚介のダブルスープ。全店で味の異なる『武蔵』だけれど、新宿と青山には他店ほどの大きな差はない。とはいえ、新宿店よりもサンマの風味が突出しているように感じる他、食べているといろんな違いも感じられる。「本店よりも創業時の味に近い」なんて話を聞くことがありますが、ひょっとしたらこの辺に差があるのかな? トッピングはメンマ、チャーシュー、海苔、味玉、ネギ。チャーシューは箸でつまむと壊れてしまう柔らかさだけれど、食べるとしっかり肉の歯ごたえも感じられる絶妙な感じ。新宿本店では何度も食べているけれど、サンマがこんなに突出しているとかえって新鮮な感じすらする。美味しゅうございました。 新宿と同系統と書いたけれど、『青山』には新宿ではやってない「塩ら〜麺」などもラインナップしている。会社からチャチャッと行ける距離なので、近々塩を食べに行ってみよう。
自転車で浜田山のTSUTAYAに行ったついでに、何となく吉祥寺へ。目当ては5番目の麺屋武蔵、『虎洞(こどう)』。実は今回が初訪問。店外の券売機で食券を買ってから列に並ぶ。店内はカウンター席のみ。席は厨房で二分されており、奥の席に案内されたら裏口に回ってお店に入る。並んでいる間に食券を回収し、席に着いたらさほど待たずにラーメンが出てくる。 「味玉ら〜麺(840円)」を注文。「ガリの有無を尋ねられる」と聞いていたが、特に何も聞かれなかった。ガリは卓上の容器に入っていたので、好きな分だけ自分で入れるようになったようだ。 『武蔵』らしい動物魚介のダブルスープ。スープに牛脂を使っていると聞いていたが、タレやスープの味がしっかりしているためか牛脂独特の風味は感じられるもののさほど牛〜〜ッという感じはしない。太めのストレート麺を合わせている。トッピングは海苔、メンマ、豚肩ロースのチャーシュー、海苔、ネギ、味玉。チャーシューは火の通り具合が絶妙で印象深い。柔らかいが適度な歯ごたえも残したもので、非常にジューシー。途中で卓上の揚げ玉や魚粉(一味や山椒も入ってる?)を投入。いろんな風味が加わって、最後まで飽きずに食べられる。 完食。美味しゅうございました。汚い話で恐縮だが、お店を出てからゲップをしてしまった。そしたら口の中がもろに牛脂の味。けっこう効いていたのね……。
「1:3つけ麺(730円)」。 未レポートのお店を集中アップ中。「1:3」というのは、鶏スープと豚スープのブレンド比率。塩味で、お好みトッピングは全部別盛りで注文。塩つけ麺は試食会で一口食べさせてもらっているが、バジル(?)が入るようになったのかな。
本日より提供開始の期間限定メニュー「壺漬カルビと糟そば(800円)」を食べてきた。麺とご飯とデザートの3品構成で、その名の通りそれぞれに酒糟を使っているとのこと。酒糟といってももっさりした感じではなく、フルーティーな吟醸香が香るもの。聞けば、東一(あずまいち)という日本酒の酒糟を使っているそうだ。 メインはあえ麺。トッピングはアスパラ、豆もやし、メンマ、辛めに味付けられたカルビ、ネギ。豆モヤシやメンマはゴマ油で味付けており、ビビンパの具みたいな感じ。カルビ肉の味付けもその路線といえるかも。気のせいかもしれないけれど、カルビ肉からはカレーの香りがしたような……。麺は平たいフェットチーネ風。酒糟を使ったタレに絡められており、そのまま食べてもフルーティで美味しいが、カルビ肉のタレを絡めるとまた違った味が楽しめる。例によって武蔵らしい変わったラーメンだが、これは美味しい。個人的にはもっと麺の量があると嬉しかったが、まぁ、この量は普通だよね。ご飯もついてるしトータルのボリュームは申し分ない。 ピンク色に染まったご飯も酒糟の風味がある。ピンク色は紫蘇によるものかな? 上に乗ってるのは何だろう。デザートはフルーティな何かに漬け込まれたオレンジ。FILEさんのブログによると、「イタリアシチリア産『タロッコ』というものでレアなオレンジ」だそう。 昼夜それぞれ10食ずつの限定。いつまで食べられるのかは未確認。
とりあえず買ってきたのみで未食。 自販機から出て来た段階でアツアツ。すぐに食べられるようになっているのだが、「保存方法:高温多湿のところをお避けください。」の「高温」が腑に落ちない。 1月11日付の「とらさんラジオ」で、麺屋武蔵の山田店主が缶ラーメンの開発に携わっている旨話していたが、ひょっとしてこれがその製品なのだろうか。 ちなみに、売ってる自販機はココ。醤油味/味噌味ともにひとつ250円なり。
いや、まぁ、グラフを作りたかっただけなんですが。 限定メニューが始まったと聞いて行ってみたが、提供は午後3時からとのこと。その時間には予定があるので待ってられない……が、せっかく来たので看板メニューの「温玉肉餡かけつけそば(1000円)」を注文。昨年の試食会で食べているが、あれからおよそ5ヶ月経ち、今はどんな感じだろうと思った。 麺の上には水菜、温玉、揚げた肉をトッピングしており、甘酸っぱい餡をあえている。そのままでも一応食べられる味はついているが、つけ汁にくぐらせて食べるしくみ。つけ麺のスタイルとしては、かなり変わっている感じ。つけ汁の味付けは抑えめ。甘酢っぱい餡と合わせて食べることを前提にしているのだろうけれど、やっぱり餡は本当に必要なんだろうか。スープ割りは、スープでつけ汁を割るスタイルではなく、小麦粉を溶かし込んだお湯が渡される。食感を楽しめということなのだろうが、これはちょっとやりすぎのような気が…。
一昨日オープンしたばかりの『麺屋武蔵 鷹虎』に行ってみた。今回は鶏100%の「4:0味噌つけめん(730円)」を食べる。鶏の味と味噌が組み合わさるとどのような風味になるのか知りたかった。お好みトッピングは辛粉と揚げにんにくを少量ずつ、別皿で出してもらう。 味噌味のつけ汁は、ニンニクの風味を効かせたもの。けっこうトロッとしているので、先週末の試食会よりスープが濃厚になっているように感じられた。つけ汁の中には、大きめにカットされたネギと揚げネギ、太めのメンマとさいころ状にカットされたチャーシューが沈んでいる。麺は開化楼のちぃ麺を思わせる食感の、極太縮れ麺。濃厚なスープのおかげか麺との絡みは良好。 あえて鶏100%を試したが、鶏の甘さをたっぷり楽しむことができ、美味しい。決してつまらない味ではなかった。シンプルだが、旨味は十分。 予想通りといえば予想通りだったが、スープ割りのスープも鶏:豚の配合を選べる。今回、はじめは鶏だけだったので、割るスープは豚だけにしてもらった。スープ割りの後、もともとのつけ汁の量が倍以上に増えていたので、今度はきっと1:3くらいの割合になったのではないだろうか。やっぱり豚が多くなると風味が全く違う。つけ汁をスープ割りすると、配合の違う動物系スープを2種類楽しめるというわけだ。これは面白いなぁ。 このお店、自作ラーメンの初心者にとってはすごく勉強になる。お手本のような動物系濃厚スープを使って、配合の割合を実験的に試せるお店なんて他にはない。きっと自分が味をイメージする際の参考になるはず。今日はランチタイムを少し過ぎていたが、行列がないどころか先客はたったの3人。きっとこんな状態は今のうちだけなんだろうなぁ。混む前に、ぜひ。
13日(月)に、高田馬場駅前にオープンする7店目の麺屋武蔵『鷹虎』に行ってきた。本日はオープン前の試食会。18時からスタートだが、17時すぎに到着すると、すでに10名ほどの行列ができている。その中には知人も数人。どんどん人が集まり、スタート30分前には50人近くが行列を作っている。 このお店、鶏と豚の動物系スープを使った「ら〜めん」と「つけめん」を出す。ら〜めん、つけめんともに醤油・塩・味噌の3種類が用意されている……というとちょっとメニューの多いありがちな店に聞こえるが、最大の特徴はスープ。鶏と豚のスープを別々にとっており、その配合を5段階(鶏:豚を「4:0」「3:1」「2:2」「1:3」「0:4」)から選べるのだ。さらに、それぞれお好みで魚粉・辛粉・揚げにんにくをトッピングできる。今回は鶏:豚「1:3」の醤油ら〜めん+味玉を注文し、魚粉、辛粉、揚げにんにくは別皿で出してもらった。 ラーメンが出てきた。まずは僕の「1:3醤油」と同行のマッハさんの「3:1醤油」のスープをレンゲで飲み比べる。実はこの前にラーメン王の青木さんが隣で「2:2塩」を食べており、スープを一口分けてもらっていた。それも踏まえて、僕の好みでは2:2よりも豚か鶏のどちらかを多めにした方がよいと感じた。1:3と3:1は両方好きな味だったが、どちらかというと豚スープ多めの1:3の方がよかったかもしれない。トッピングは大きな海苔に大判のロース肉チャーシュー、メンマにネギ。ネギは『めじろ』のネギを大きく切ったような感じで、白ネギと揚げネギが散りばめられている。『武蔵』にしては非常にシンプルで、ダシを丁寧に濃厚にとっている。麺は中太のストレート麺。もちもちした感じは、東池袋大勝軒系の麺の食感みたいな感じ(味は違うけれど)。 お好みトッピングを後で入れてみたが、皿に入れてもらったものをすべていれると多すぎると感じた。どれも少量でよく効く。魚粉は多めが好みの人もいるだろうが、動物系の旨味がしっかり出ているのでそんなにたくさん入れなくてもいいのではないか。れは3種類ともカウンターに置いておき、客にお好みで入れさせた方が混乱も少なくて良いのではないかと思った。 途中で横を見ると、青木さん、今度は「2:2塩つけめん」を食べている。少し分けてもらうと、麺がかなり「ちぃめん」っぽくて驚いた。 出てきたラーメンはある意味『武蔵』らしからぬラーメンだったが、ここまで客の好みに合わせたものを作ろうという珍しい試みは、逆に非常に『武蔵』らしいといえるのではないか。 本日は試食会とのことでメニューは無料で提供されたが、13日からは、基本の「ら〜めん」「つけめん」はそれぞれ730円。味玉は100円になる。おもしろい試食会だった。ごちそうさまでした。
作っている様子を見ると、熱で溶かした牛脂を注いでいるときに「ジューッ」という音が店内に響き、結構な迫力。出てきたラーメンを見ると、表面に厚い油の層ができており、その下に赤い粉がたくさん入っている。油の層が溶けた牛脂。赤い粉が鷹の爪の粉なのであろう。スープ表面からは、山椒と鷹の爪の香りが強く漂ってくる。これがいい香り。トッピングは、「酢牛」にパクチーに黄色い粉。酢牛とは、要するに甘酢の餡をからめた揚げ牛肉。 厚い油の層のおかげか、スープはアツアツ。レンゲでそのまま飲むのも抵抗があるような油の量だが、そこからスープをすくって一口すすってみると、味噌スープ自体は意外とマイルドな味わい。鷹の爪と山椒で辛味を出しているのであろう。黄色い粉はミカンの皮らしい。けっこうな辛さがあるが、食べ進めるうちに不思議とマイルドな味わいに感じられてくる。幅広の平打ち麺にはカボチャが練り込まれているらしい。僕にはわからなかったが、ひょっとすると食べ進めるうちに感じる甘みはカボチャの影響によるところもあったのかもしれない。これ、美味しい。武蔵らしいおもしろいラーメンだし、インパクト、満足度ともに印象に残るラーメンだった。美味しゅうございました。 ところで、あの賑やかな『武蔵』のかけ声であるが、今日はそれを聞いて密かに面白がっている自分を発見した。なんか、やられた気分。
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