日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■小ラーメン/780円 上野松坂屋近くの『北海道らーめん よつば』がいつの間にか閉店し、跡地に新しいラーメン店ができていた。町田に本店があり数店舗展開している二郎インスパイア系のお店で、4月16日にオープンしていたらしい。メニューは基本の「ラーメン」の他、汁なしやつけ麺もラインナップ。それぞれ麺の量は小(250g)、ミニ(125g)、大(375g)から選べる。トッピングは味玉や生卵、チーズ、辛ニラなど種類が多い。 注文したのは「小ラーメン」。トッピングはアブラと日替わりトッピングのベビースターを追加でニンニクは抜き、他は普通で作ってもらった。やや白濁した豚骨スープに、平たい太麺を合わせた『二郎』風ラーメン。太麺といっても、この手のラーメンの中では少し細い方かな? また、ニンニク抜きにしても土台のスープにけっこうニンニクが効いていることが多いが、こちらのスープは比較的優しい味付け。ニンニク抜きで食べればお昼でも気にならないレベル。やや薄味かもしれないが、そこは卓上の醤油ダレで調整すればいい。チャーシューは端っこが入っていたせいかもしれないが、味が濃すぎたのと少しパサついていて好みではなかった。トッピングのアブラはプリプリかつほどよく油分が抜けて美味かった。 全体的には好印象。食べやすく注文の仕方も親切に書かれており、『二郎』系が怖くて敬遠している人にも利用しやすそう。しかしこの界隈では『ラーメンイエロー』をはじめ同系統のラーメン店がいくつかあって、ちょっと供給過多になっているかも。 ■ラーメン豚山 上野店
■ラーメン-100%とんこつ不使用-/1180円 新宿は小滝橋通り沿いにオープンした『一蘭』の新業態。豚骨ラーメンで知られる同店だけれど、こちらのコンセプトは豚骨を一切使わないラーメン。追加トッピングなしの基本のラーメンが1杯1180円というのには驚くが、宗教上の理由やアレルギーなどで豚を食べられない人向けに作ったのだという。食券制であることや、一人ずつ仕切られたカウンター席、麺のゆで加減や味の濃さを好みに合わせて指定する「オーダーシート」など、このあたりは他の『一蘭』とまったく変わらない。強いていえば、店内にはセロリのような香りが漂っており、なんか違った雰囲気を醸し出している。 ラーメンの見た目もチャーシューを除けばほとんど変わらない。豚肉のチャーシューは当然ながら使えないので、代わりに入るのが「牛弥郎(ぎゅうやろう)」という牛肉を煮込んだもの。スープは鶏を中心に使っているそうだが、一口飲んでみると、一蘭のスープととは違うが確かに豚骨っぽい! 豚を食べられない客層に豚骨ラーメンを疑似体験してもらうことには成功しているとは言えそう。 1180円という価格は高いのかもしれないが、その指摘は当を得ていない。豚を食べられる人は選択肢も多いのだから他の店に行けばいいだけ。私も含めて、この店が本来ターゲットにしている客層ではないのだろう。 ■100%とんこつ不使用ラーメン専門店 一蘭 西新宿店
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