日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■冷やし煮干そば/850円 池袋駅西口の歓楽街に今年オープンした『凪』の池袋店。煮干ラーメンを主力にするお店で、基本のメニューは「すごい煮干ラーメン」と「すごい煮干つけめん」、最近売り出し中の「ふつうに煮干ラーメン」の3種類……なのだが、この日食べてきたのは夏向けの期間限定メニュー「冷やし煮干そば」。この日はキャンペーン中とかで100円でチャーシューを増量できると説明されたが、通常の量で注文した。 煮干し風味のスープに、盛岡冷麺みたいなやや透明の麺を合わせた冷たい醤油ラーメン。器の中にはいくつも氷が入っており、食べ終えるまで麺もスープもキンキンに冷えていた。油分はほぼゼロながら、強烈に効かせた煮干しのおかげが物足りなさは皆無。また、かなり弾力のある麺を合わせたことで、グイグイ嚙んで食べることがさらなる満足感を出しているのかも。トッピングの煮干しはスープの食材と同じものだと思うが、ちょっと固すぎてかじるのが大変。気になったのはそのくらいで、冷たくスッキリ美味しい冷やしラーメンだった。 ■すごい煮干ラーメン 凪 池袋西口店
■博多 『一風堂』のフードコート向け業態で、さいたま新都心にある大規模商業施設コクーン2の3Fフードコートに出店している。『一風堂』の「白丸」のような豚骨ラーメンを主力商品としながら、定期的に期間限定メニューも提供している。現在の期間限定メニューは「博多 この手の「ざるラーメン」はこれまでいろんなところで食べてきた。どれもすずしくサッパリ食べられるのは良いが、日本蕎麦のかわりに中華麺を使っただけという印象はぬぐえない。麺の歯ごたえも蕎麦ではなく間違いなく博多風の中華麺なのだが、ちょっと変わった蕎麦を食べている感じかな? それが不思議なもので、チャーシューやメンマと一緒に食べるだけで、ラーメンを食べている感じに一気に引き戻される……ような気がする。満足感もぜんぜん違うので、可能であれば具だくさんのスペシャルがオススメ……なのだが、そこまで言ったら言い過ぎのような気もしてきた。提供機関は9月24日まで。 ■IPPUDO RAMEN EXPRESS コクーンシティ店
■ちゃーしゅーめん(塩)/970円 JR京浜東北線与野駅の東口から旧中山道に出る交差点の角にできたお店。桶川から移転し、8月5日から営業しているそうだ。お店に着いたのは日曜日の14時近かったが、店外に待ち客が3人ほどおり席に着けるまで10分ほどかかったかな。塩・醤油・味噌とそろった「らーめん(770円)」に、醤油味の「つけめん(820円)」が基本メニューで、チャーシュー増しは100円増し、「らーめん」のみ150円引きでミニサイズも用意されている。 注文したのは「ちゃーしゅーめん」の塩味。まるで豚骨ラーメンのような白濁スープに、ラードが香ばしく薫るラーメンで、『山頭火』〜『風来居』にルーツがあるラーメンであることは一目瞭然だ(実際にオーナーは『風来居』出身)。『山頭火』に比べてラードの香りが強く、まろやかさとインパクトが同居しているのが特徴かな。この香りが食欲を増進するのか、食べ進める手が止まらない。美味しゅうございました。 ちなみに今回も子連れで行きましたが、利用しやすいお店で好印象。子ども用の食器は完備しており、一味唐辛子抜きなどの調整も可能。さらに食後にアメをもらって子どもは大喜びしておりました。 お店を出ると「いってらっしゃいませ」で見送られるのね、やっぱり。 ■らーめん ふくのや 与野店
■鯛の冷やしそば/780円 『麺巧 潮』上野店の店長が独立し、そのまま店舗を引き継ぐ形で開業したお店。JR上野駅のペストデリアンデッキから、パチンコ玉のオブジェをくぐってエスカレータを下りそのままもう少し歩いたところにある。猛暑が続く中、ようやく冷たいメニューを始めたのが8月20日からだったかな? 待望の冷たいラーメンは、「鯛の冷やしそば」。平日の13時から1日15食限りの提供となる。 鯛のアラを使ったという動物系不使用の冷たいスープに、弾力のある細ストレート麺を合わせた塩ラーメン(?)。しっとりしたチャーシューに、フルーツトマトや青菜で彩りを加えたもの。見ての通りにルックスもきれいな一杯。ピンクペッパーと柚子がアクセントになり、食べていて面白い。スープもごくごく飲み干せる塩梅で、暑い日にピッタリだ。チャーシューの上にはおろしショウガが添えられており、途中で溶かせばまたスッキリ。美味かったなー。 ■中華そば 多繋
■醤油細麺/700円 味玉/100円 8月に入って長期休業していた『稲荷屋』が営業を再開していた。Twitterで噂されていたとおり、店主が急に入院することになったための休業だったそうだ。 久しぶりの一杯は「醤油細麺」に味玉をトッピング。鶏のスープにゆで加減かための細ストレート麺を合わせ、大判のチャーシューを載せた醤油ラーメン。一見すると普通のラーメンに見えるが、鶏の風味を強調したスープは間違いなく現代風のラーメン。鶏好きにはたまらない一杯だ。 まだ本調子ではなさそうですが、何はともあれ退院おめでとうございます。8月から始まる予定だった限定メニューは、月末頃をめどにスタートできるようだ。 ■稲荷屋
■津軽らーめん/720円 鬼脂/50円 JR武蔵野線東川口駅の南口を出て、線路沿いを左側(越谷方面)に少し進んだところにあるお店。もとは武蔵浦和にある『むさし坊』の東川口店としてオープンしたが、10年ほど前に現在の屋号に変わっている。『むさし坊』同様、無化調の鶏白湯ラーメンが主力商品だが、煮干しを使った「津軽らーめん」や担担麺、つけ麺なども揃えている。 この日注文したのは「津軽らーめん」の背脂たっぷり仕様「鬼脂」。煮干しのスープに大粒の背脂をたっぷり注いだ醤油ラーメン。最近神田にできて話題になっている『長尾中華そば』のようなスープに背脂を入れたものをイメージしていたが、麺はもっと細くてゆで加減は固めだったのが意外。とはいえ、スッキリした煮干しの風味と背脂の甘味はこの麺との相性は良好で、スルスルと食べられる。しっとりしたチャーシューも美味かった。
■つけ麺/850円 こちらは長男が食べた「つけ麺」。カツオ節がたっぷり入ったつけ汁に、平たいストレート麺を合わせている。麺量250gは5歳児にはちょっと多かったようだが、喜んで食べていた。本来は豆板醤が入るそうだが抜いてもらったため通常とは味が異なるはずだが、今回食べた「津軽らーめん」や『むさし坊』の鶏白湯ラーメンに比べてかなりはっきりした味付けだったのは意外。このツルツルした麺はかなり好みだった。 子ども向けの取り皿は完備。味も子ども向けに調整してくれた。カウンターに引っかけるタイプのベビーチェアも用意されており、カウンターだけの店内ながらファミリー向けにも使いやすいお店だった。それでこれだけ美味しけりゃ人気が出るのも当然か。 ■麺匠
■手打ちゃーしゅーめん/850円 ニラ/150円 宇都宮にあるカミさんの実家に遊びに行くたびに食べているラーメン……なのだが、しばらくタイミングが合わず久しぶりの訪問。お店に着いたのは13時近かったかな。けっこうな行列が出来ていたが回転は早く、席に着くまでは30分もかからなかったと思う。基本メニューは醤油味の「手打ちらーめん」「手打ちちゃーしゅーめん」のみで、他にはトッピングなどサイドメニューで構成。餃子も人気で、多くの人が注文している。今回初めて気付いたが、味付け玉子がないのは珍しいかも。 注文したのは「手打ちちゃーしゅーめん」に「ニラ」をトッピング。やや臭みのある澄んだ豚骨スープに、まるでうどんのような極太麺を合わせたインパクトのある醤油ラーメン。宇都宮市出身の知人曰く、これが「THE栃木県人好みのラーメン」なのだそうだ。スープの臭みも味のうちといえるレベルで、かえってこれがクセになる感じで美味いのだが、気になる人はニラを入れるのがオススメ。チャーシューは焼豚タイプ。チャーシューメンにすると部位の異なる肉が3枚入り、いろんな味を楽しめる。チャーシューはそれぞれ大判で食べ応えもある。 いやぁやっぱり美味かった。でも、しばらくニラ入りばかり食べていたので、次は基本のスープをしっかり味おうかな。 ■一品香 駒生店
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