日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■極 -Kiwami- 正油SOBA/890円 JR南与野駅と北浦和駅の間、埼大通り沿いにあるお店。お店の外壁に鶏や豚、牛の絵が描かれているように、さまざまな食材から作ったラーメンを出しているお店。店主は牛を使ったスープの人気店『マタドール』などで修行経験があるそうだ。 この日食べてきたのは「極 -Kiwami- 醤油SOBA」。たっぷりの具をトッピングした見た目も豪華な一杯だが、一口スープを飲めば、このラーメンの特徴はそれだけじゃないことがわかるはず。ビーフコンソメのようなリッチな風味は他のお店では味わえないもの。美味いですね〜。 オープンは2015年。開業以来数度のメニューの見直しを経て現在に至るが、美味いビーフコンソメのようなスープは健在。現在は基本のラーメンが具だくさん仕様の「極 -Kiwami-」のみになっている。この日は5歳の長男とふたりでランチに行ったが、長男に具だくさん仕様はまだ早い。スープと麺のみの「かけSOBA(490円)」にチャーシューなどを付けて食べさせた。子ども用の取り皿やフォークなどもあり、ファミリーで食べに来ている客も多い。 ■麺家 Shumen Doushi 埼玉県さいたま市中央区新中里2-1-11
■帆立ホワイトマッシュルームポタージュnoodle/1000円 カニと煮干しを使ったラーメンのお店だが、ご主人は新作の開発に意欲的でちょくちょく限定メニューが提供される。 今回食べてきたのは、「帆立ホワイトマッシュルームポタージュnoodle」。最近ご主人はホタテを使ったスープ作りに取り組んでいるが、その新作と言っていいのかな。『さんじ』のラーメンらしく、低音調理のチャーシューが盛り付けられている。うずらの味玉はサービスでしょうかね。ありがとうございます。スープは少しオイリーだが、キノコの風味たっぷりで美味い。普段のラーメンと同じ細麺が入っているのかと思いきや、中太の平打ちストレート麺が現れて意表を突かれた。 チャーシューの下には、粗く刻んだ生タマネギがたっぷり盛り付けられている。もう少しタマネギが細かく刻んである方が好みだが、ここのタマネギは甘くて美味いので問題なし。 珍しいテイストを楽しめる一方で、このお店らしさも味わえる美味しいラーメン。限定メニューの情報はご主人のTwitterにアップされるので、興味のある方は要チェック。 ■さんじ
■2〜3月限定 ホタテのミ・キュイとヴァン・ブランのスープ/900円 鶏のスープを使ったシンプルな醤油ラーメンが美味しいお店だが、フレンチ出身の店主の技法を使った期間限定の特別メニューも注目したい。2月になって限定メニューが変わっていたが、ようやくありつけましたよ。 まるでポタージュのように甘くクリーミーなスープに、縮れの入った平打ち麺を合わせている。魚介のスープに白ワイン(=ヴァン・ブラン)や生クリーム、バターなどを加えて仕上げているようだ。トッピングは少しだけ火を通したホタテ貝柱と、帆立や魚貝のすり身にイカスミを加えた練り物のスライス。上に添えられたグレープフルーツがいいアクセントになっている。ラーメンを食べていることを忘れてしまうような洋風の麺料理だが、美味かったな〜。 いろんな人にオススメしたいが、1日10数食分しかないので早めに行かないと売り切れてしまうかも。 ■稲荷屋
■肉そば/500円 この「炙ら家」は、昨年11月にオープンしたばかりの油そば専門店。こちらの特徴は、フライパンで火を入れたばかりのタレと油を麺にからめ、熱々の油そばが食べられることだ。 一般的な「油そば(680円)」をはじめいくつかメニューはあるが、中でもお店のイチオシは「肉そば」なのかな。熱々の油そばに、焼きたての豚生姜焼きがたっぷり載って500円というからかなりお得。焼き立ての肉ならではの香ばしさも好印象。一口目を食べたときに熱々さを感じられる……というのは小さなことかもしれないが、油そばでこういう第一印象を持つことは少なく新鮮だ。 卓上の味変アイテムは、酢やラー油などの定番モノに加えてマヨネーズや魚粉など。100円追加だが、「追いスープ」を注ぐことでラーメンっぽく楽しむこともできる。 ■油そば 炙ら家
■醤油ラーメン/1296円 西日暮里の人気店。前に行ったのは2008年だったから、実に10年ぶりだ。幾度か値上げされており、現在はラーメン1杯1200円(+税)。とはいえ、ひっきりなしに客は入っている。 食べてきたのは「醤油ラーメン」。ちょっと小ぶりな器にたっぷりのモヤシと大判の肉厚チャーシューがどーんと載ったもの。土台のスープは動物系や魚介系から出来ているようだが、香味油や八角などのスパイス、揚げネギ(エシャロット?)を用いて独特の風味に仕上げているようだ。たっぷり入ったモヤシやネギがシャキシャキした新鮮な食感を与え、いいアクセントになっている。何より圧巻なのがチャーシュー。肉厚だが、箸でくずれるほど柔らかく、味もしっかりついており美味しい。かなりいい値段だが納得の一杯。美味しゅうございました。 ■神名備(かむなび)
■あごつけ麺/880円 仲御徒町駅近くの裏通りに昨年の夏オープンしたお店。アゴ(トビウオ)を使ったラーメンを主力商品にしている。前に行ったのは昨年の7月で、当時に比べると塩ラーメンやつけ麺が増えていた。 この日食べてきたのは「あごつけ麺」。アゴだしを効かせたつけ汁に、細麺を合わせてくるのが意表を突かれた。全粒粉を使っているようで香りはよく、細くても存在感のある麺だ。つけ汁は予想以上に動物系も効いており、しっかりしたコクがあって美味しい。一気に食べてしまった。 このエリアにはアゴだしを使ったお店が何軒かあり(御徒町『たかはし』や稲荷町『麺や玄』)、食べ比べてみるのも面白そう。 ■麺屋 薫堂
■ワンタンメン 揚げネギ入り/1026円 浦和が誇る佐野ラーメンの人気店。ここに来ると塩味の「ワンタンメン」か「揚げネギらーめん」のどちらを注文するか悩むのだが、迷うくらいなら両方……ということで贅沢に「ワンタンメン」に「揚げネギ」をトッピング。 旨味たっぷりの澄んだスープに、平打ちの自家製麺を合わせた塩ラーメン。ワンタンは餡たっぷりで食べ応えがあるもの。たっぷりの揚げネギが香ばしい。なんといっても、ひらひらとした麺の食感が印象に残る。美味いですね。 このお店を気に入っている理由は、美味しいラーメンを食べられるからだけではない。ファミリーでも利用しやすいところがポイント。座敷のテーブル席には小さな子ども用のイスも用意されているだけでなく、子ども用のラーメンからは唐辛子やコショウを抜く提案もしてくれる。最近少し値上げしたが、わが家は通い続けます。 ■手打ちらーめん たかの
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