日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■ラーメン 並/850円 御徒町の『めん屋いなば』が『二郎』インスパイア系のお店にリニューアル。屋号を『ラーメンイエロー』に改めて9月4日から営業を開始している。今のところメニューは『二郎』風の「ラーメン」のみで、オプションのトッピングはブタ(チャーシュー)のみ。基本のラーメン「並」が850円で、ブタを入れると1000円オーバー。界隈の同系ラーメン、たとえば『麺徳』は680円で『希』は700円だっけ? 強気の価格設定といえよう。無料のトッピングはヤサイ・ニンニク・アブラ。 注文したのはラーメン「並」。お昼なのでニンニクは抜きで、ヤサイとアブラは普通で作ってもらった。見ての通りのビジュアルで、うどんのような極太麺にたっぷり盛られたモヤシとキャベツ。非乳化系のサラリとしたスープに、大粒の背脂片がたくさん浮いている。ブタは基本で2枚。その他ほぐした豚肉も少々。ヤサイも麺もけっこうなボリュームがあり、1杯食べればじゅうぶんにお腹いっぱい。スープは思いのほかアッサリしているが(といってもけっこうな油が入っており、一般的にはコッテリの範囲だ)、醤油ダレの味もはっきりしてるし旨味はたっぷり。麺も野菜もグイグイ食べさせるだけのスープになっている。個人的にはチャーシューにもう少ししっかりした味がついていると嬉しい。 お店の雰囲気は割とおとなしめで、妙な怖さはまったくない。この手のラーメンのお店に慣れていない人でも楽しみやすいかも。 ■ラーメンイエロー 御徒町店
■特製つけ麺(ずんだ風 新太麺)/950円 1996年に中野で創業した、ご存じダブルスープの有名店。手打ち風太麺のつけ麺が目当てで行ったのだが、どうも終わってしまったらしい。残念。その代わりに店内には「ずんだ風 新太麺」のポスターが。さっそく注文してみた。 ずんだ(豆のペースト)が練り込まれているのかな? やや緑がかった太麺で、つけ汁は基本メニューと同様。手打ち風太麺の形はかなり極端だったので、それに比べると食感など面白みに欠けるが、口の中にふわっと広がる豆の風味は悪くない。いや、けっこう美味しいのでは。 こうして改めて食べてみると、やっぱり『青葉』のつけ麺はバランスよく出来てるなぁと思う。具にしても、チャーシューやメンマの柔らかさも絶妙だし、味玉もちょうどよい。つけ麺は『頑者』『六厘舎』っぽい豚骨魚介が主流になってしまったけれども、なんだかんだで『青葉』はウマいぞ。と褒めたところで、またそのうち手打ち風太麺も食べられるようにしてください。 ■中華そば 青葉 御徒町店 東京都台東区東上野5-10-14
■赤丸新味/850円 いやー、けっこう辛いなー。というか辛すぎ。だいぶ前にリニューアルして、一気に「辛いラーメン」に方針転換した「赤丸新味」。それでも割と耐えられたのだけれど、久しぶりに食べたらこんなに辛くなっていたとは。辛さを売りにしていないお店で、基本メニューをこんなに辛くしてどうする。辛いの苦手なら「白丸」食べておけ。きっとそういうことなのだろうけれども、別にそんなアピールをしているわけでもない。知らずに注文して困った人は少なくないと思うのだが……。 次のリニューアルでは昔の「赤丸」に戻していただくか、メニュー表ではっきりと辛さを主張していただきたい。 まさか、辛さを選べる分だけ「からか麺」の方が食べやすいってことはないよね。 ■一風堂 上野広小路店
■ラーメン/720円 最近ちょくちょく通っている家系ラーメンのお店……だが、安易に「家系」といっていいのか迷う。一般的な「家系」とけっこう違うので、ひょっとしたら家系ファンの人達は違った印象を持っているのかもしれない。しかし、私にとって『わいず』のラーメンは数年前に一度だけ『吉村家』で食べた一杯を思い出させるのだ(といっても、数年前のことで細かい味など覚えていないのだが)。強いタレの味に、やや獣臭さもある強い豚骨スープ(『吉村家』はここまで獣臭くなかったと思うけど)。途中で刻みニンニク(お昼なので無臭の方を使う)とコショーを入れて、さらにパンチの強い味にして締めれば理屈抜きに美味い。 ■秋葉原ラーメンわいず
■うまとろつけめん/750円 東上野にある焼き鳥店で、ランチタイムはラーメンを出している。ラーメン作りは近所の『麺食堂 一真亭』が協力しており、「とりそば」を中心とした独自メニューを出していたのだが、最近になってメニューを一新。『一真亭』とほぼ同じメニュー構成となった。 今回注文したのは「うまとろつけめん」。いろいろ入ってドロドロしたつけ汁に太麺を合わせたつけ麺で、やはり『一真亭』の同名メニューと同じ味。動物系メインの濃厚スープを使っており、つけ汁の中に入っているのは煮崩れた肉やとろろこんぶ(?)など。鶏の骨なども残っているので、スープのガラをあえてしっかりこさず、さらなるドロドロ感を出しているのではないか。混沌として捉えどころがないのだが、妙にウマい。 しかし、いろいろ事情はあるのだろうが、数分歩けば『一真亭』で同じものを食べられると思えば、独自メニューがなくなってしまったことはちょっと残念な気も。 ■菜香
■茸そば/910円 JR北浦和駅西口のハッピーロード商店街を抜け、車道を渡ったところにあるお店。子連れで利用しやすいので、よく利用している。店内のポスターの写真が美味そうだったので、期間限定メニューの「茸そば」を注文した。麺はいつものように刀切麺にした。太くて伸びにくいので、子どもの面倒を見ながら食事するのに向いている。 もっと和風のキノコ鍋風の醤油味を想像していたが、やはりここは『揚州商人』。けっこう中華風な味付けだ。キノコがたっぷり入って香りもよく美味しいのだが、もう少しなんかビシッと締める薬味が欲しいね……というところで、ネギの入れ忘れに気がついた。後で別皿で青ネギを出してもらったのでまぁ問題なし。 もともとキノコ好きという僕の好みもあるのだが、けっこう美味しくて気に入った。刀切麺にしたのも結果的に大正解。キノコがたっぷり入ったほうとう鍋を食べているような感じで、スープや具の味と麺の食感の相性がいい。次来るときも同じものを食べよう。 ■揚州商人 北浦和店
■ワンタンメン/800円 この日はカミさんと子どもの4人で『たかの』ランチ。浦和が誇る佐野ラーメンの人気店で、週末のランチタイムは行列必至。それでも13時半を過ぎると落ち着くことが多いのだが、この日は14時を過ぎても行列が途切れなかった。 座敷の席や子ども用のイスもあり、わが家に限らず小さな子どもを連れたファミリー客も多い。この日注文したのは「ワンタンメン」。基本のラーメン(塩味)をベースにワンタンをたっぷり乗せたモノ。すっきりと澄んだスープにやや縮れた平打ち麺を合わせている。決して今風の洗練されたラーメンとは違うが、旨味もたっぷりで麺の食感も楽しく、やっぱりウマいのだ。 もうすぐ5歳になる長男は、順調にラーメン好きに育っているようだ。どこのラーメンが好きかと尋ねれば、北浦和の『呉田』と、この『たかの』なのだという(その他、オモチャをくれるので『揚州商人』も)。 ■手打ちらーめん たかの
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