日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■牛醤(ぎゅうじゃん)ラーメン/790円 カミさんとマダム・タッソー東京を見物に行ったついでに、アクアシティの『ご当地麺祭り』に行ってきた。以前は『ラーメン国技館』というラーメン店集合施設。今の形になってからは各店はすべてセルフ方式になり、グループで行っても違う店のラーメンを一緒に食べられるようになった。 カミさんと好きなものを1杯ずつ買ってきてシェアすることにした。で、カミさんが買ってきたのが『まこと屋』の「牛醤ラーメン」。関西を中心に多店舗展開しているお店で、昨年の東京ラーメンショーにも参加していた。牛骨からとった白湯スープにマー油のような香味油。チャーシューは豚肉。トッピングは他にキクラゲやモヤシなど、豚骨ラーメンと共通するものが多いだけに、豚骨とは違う牛骨の風味がわかりやすく味わえて、何だか面白い一杯。 ■ラーメンまこと屋 アクアシティお台場店(ご当地麺祭り) 東京都港区台場1-7-1 アクアシティお台場5F
■喜多方焼豚ラーメン(塩)/900円 全部の店でやっているのかどうか知らないが、笹塚の『坂内』では全メニューを塩味や味噌味に変更できる(ただし50円増し)。塩ラーメンや味噌ラーメンはもともとメニューに入っているが、これらと違い、基本の「喜多方ラーメン」や「喜多方焼豚ラーメン」も塩味で食べられるということ。 福島県喜多方市の『坂内食堂』に行ったのはずいぶん昔のことで記憶がおぼろげだが、現地で食べた「肉そば」は、塩味だったような気がする。 「喜多方焼豚ラーメン(850円)」を塩味にしてもらって食べた。土台のスープは塩味ながらも、たっぷり入ったチャーシューのタレが溶け出すのか、食べているうちに塩味だか醤油味だかよくわからない感じになってくる。基本の醤油味もじゅうぶん美味しいと思うが、この感じがおぼろげな記憶の中のご当地の味に近いような気がして……って、具体的な味なんかぜんぜん覚えていないけれど、なんだかそんな気分を味わえる? ■喜多方ラーメン 坂内 笹塚店 東京都渋谷区笹塚1-59-7
■裏メニュー 牛すじスープの醤油ラーメン/700円 転職が決まり、今までみたいに新宿御苑前に行けなくなる。新宿のいろんなお店で食べ納めをすることにして、まずやってきたのが『むろや』。久しぶりに基本メニューの「ラーメン」を食べるつもりでいたが、やっぱり渕上店長から裏メニューを勧められた(笑。 牛すじ肉から澄んだスープをとって、醤油ラーメンに仕立てたそうだ。魚介を強く効かせたラーメンが『むろや』の特徴だが、これは魚介は一切使っていないらしい。普段のラーメンとは大違いでシンプルながらも、美味しい一杯だった。 ■ラーメン むろや 東京都新宿区四谷4-25-10
■中華そば/700円 ちょうど前日にこの近辺を散歩していたら、新しいラーメン店が開業の準備をしているのを見つけた。店頭のチラシを見ると、オープンは12月15日。しかもその日はラーメン1杯が無料で振る舞われるらしい……ということで行って来ましたよ。 場所は水道道路沿いで、富士見丘学園のすぐそば。ずいぶん昔にもラーメン店が入っていたところじゃないかな? 12時すぎにお店に着いたがお店の前には30人以上が行列していた。店頭には祝花がいくつか。千原せいじやケンドーコバヤシの名前があったので、店主はそういう関係者なのかな? 他には荻窪の『春木屋』などからも花が届いていた。席についてラーメンが出てくるまで40分くらい待ったかな? 煮干しを効かせた醤油ラーメン。スープは澄んでいるが油は多めでけっこうコッテリしている。ゆずを強く効かせているのが特徴かな。煮干し+油の甘み+ゆずの香りをバランスよく組み立ててあって美味しかった。目指しているのは「昔ながらの中華そば」なのだそうだが、昔はこういうのそんなになかったような……? 今食べて美味しい現代のラーメンになっていると思う。 メニュー各種トッピングでバリエーションを出しているものの、基本は「中華そば」1種類のみ。今後はいろいろ増やしていくつもりだそうだが、とりあえずしばらくは中華そば1本に絞っていくそうだ。 ■中華そば 醤和 東京都渋谷区笹塚3-17-1
■喜多方らあめん 大崎食堂/720円 『花月嵐』の期間限定メニューの喜多方ラーメン。自称「日本一ラーメンを食べた男」で知られるラーメン評論家の大崎裕史さんが監修を手がけた。大崎さんは福島県の出身で、幼い頃から喜多方ラーメンに親しんできたそうだ。このコラボ企画は東日本大震災の復興支援という側面もあり、売り上げの一部は福島県に寄付される。 シンプルな喜多方風醤油ラーメン。標準でもチャーシューが6〜7枚入って見た目も豪華だが、200円増しの「肉そば」にすると、器を覆うようにチャーシューがたっぷり盛りつけられる。卓上のパンフレットでは麺は平たい縮れ麺……と説明されていたが、縮れは少なく、どちらかというとストレート麺といっても通用しそうな感じ。麺のゆで加減は堅めで、しっかりとコシがあって美味しかった。
■とんこつラーメン/830円 12月12日の朝、ハワイを出発して日本に戻ってきた。ラーメンにフォーにサイミン、いろんな麺を食べてきたが、どれもあっさり系のスープばかり。成田から自宅に帰る途中でラーメンを食べるつもりでいたが、空港4Fに『空海』があったことを思い出し、さっそく行ってみた。 『空海』といえば豚骨ラーメン……ということはないだろうけれども、白濁スープに飢えていたのかな? とにかく豚骨ラーメンが食べたかった。ライトな白濁スープに、ニンニク油を加えた豚骨ラーメン。炙りチャーシューが香ばしい。麺は縮れた中太麺。やはり日本のラーメンは美味い。 ■ラーメン空海 成田空港店 千葉県成田市古込字古込1-1 成田空港第2旅客ターミナルビル本館4階 ※公式サイトを見て知ったが、店名は『麺屋 空海』じゃなくて『ラーメン空海』なのね。へぇ。
■Medium Old Fashioned Saimin with Garnishes/$4.55 ※別途州税(約4%)が必要。 今年になって初めて知ったが、ハワイには「Saimin(サイミン)」というご当地麺料理がある。「細麺」の中国語読みが語源だそうだ。スープに入った麺で、かなりラーメンに近いものだと考えてよさそうだ。この「Shiro's(シローズ)」というお店がサイミンの有名店で、パールハーバーを中心に何店舗か展開している。この日はホノルルマラソンをゴールした後、バスを乗り継いで食べに行った。 このお店が入っているワイマルショッピングセンターは、カメハメハ・ハイウェイ沿いにある地元民向けのショッピングセンター。韓国風のスーパーマーケットや各種料理店などが入っている。あの『えぞ菊』の支店もあった。観光客はおそらく僕らだけで、ワイキキと違って日本語はほぼ通じない……と思う。 『Shiro's』の店内は広い。ボックスシートが中心でファミレスのような感じ。入り口で待って席に案内される仕組みだ。メニューを見てから気付いたが、ここはサイミンの専門店ではなく、サンドイッチなどの軽食からプレート料理までいろいろ扱っている。ホントにファミレスなんだな〜。昼飯時でも夕食時でもなかったが、ほぼ満席で僕らがいる間もグループ客が何組か待っていた。 写真の「Medium Old Fashioned Saimin」というのが、おそらくボリュームもトッピングも基本のサイミン。「Garnishes」はつけ合わせ(ハムや肉、玉子などの基本トッピング)を指す。あっさりした海老だし(?)スープに中太麺。これまでこちらで食べたラーメンに比べるとしっかりしたコシのある麺だが、食感はネチョッとしており日本の麺とはちょっと違う。強いて言えば、もしかしたら沖縄そばに似ている……気がするようなしないような。 もう1品注文したのが「Wun Tun Min with Garnishes($5.65)」。つまりワンタンメンですね。僕らのよく知っているワンタンメンとは違い、厚い小麦の生地で挽肉を包んだ……というよりは挟んだといったほうが適切なもの。そうそう。注文時に野菜を付けるかどうか尋ねられる(要別料金)。付けなかったのでよくわからないが、サラダではなくて、トッピングされるものみたい。 レジでチップを払おうとしたら、要らないと言われた。基本のSaiminとWun Tun Minを合わせて税込みでも$10をちょっと超えるくらい。きちんと1杯のボリュームはあるし、こりゃ安いや。 ■Shiro's Saimin Haven Waimalu 98-020 Kamehameha Hwy Aiea, HI 96701
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