日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■蝦夷鹿つけ麺 鹿すじ肉のトマトリゾット/950円 11月29日は「いい肉」の日……ということで、この日限りのスペシャルメニュー。エゾシカを使ったつけ麺が90食限りで供された。 鹿(骨? 肉?)からとったスープに細麺を合わせたつけ麺。麺の上には蝦夷鹿のモモ肉とジャガイモが盛りつけられている。鹿の肉など普段食べないので味がよくわからないが、クセの強い肉をショウガやニンニクで臭み消し……みたいなのを想像していたら違った。しっかりタレで味付けしてあるが、素朴な肉の味でさほどクセはない。赤身中心で固いかと思ったら、ジューシーで柔らかく仕上げてあった。つけ汁は独特の風味がある。肉と合わせて食べると、へぇ、鹿ってこういう味なのね、と何となくわかるような気がする……? 麺を食べ終えた後は、鹿すじ肉のトマトリゾットが出てくる。つけ汁の飯割的なものではなく、残ったつけ汁を捨ててから器にリゾットが盛りつけられる。この肉が柔らかく美味しかったな〜。 鹿の肉は豚や牛に比べて高タンパク低脂肪で、DHAや鉄分などの栄養も多く含んでいるそうだ。なるほど。「いい肉の日」にふさわしい、面白い食事ができて楽しかったな。 ■五ノ神製作所 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-33-16
■つけめん(大盛)/850円 東大島で開催されたマラソン大会『東京トライアル』に参加してきた。ハーフマラソンのゴール後、東京マラソンの参加権が当たる抽選会に出てきたがあっさり落選。当選の確率は1/100。そう簡単に当たるわけないか。帰宅途中、住吉で途中下車してこちらでランチを食べてきた。 人気メニューは「つけめん」。残ったつけ汁で作るカレーライス「カレ変ライス」が名物だ。その他、スープに入ったラーメンも2種類用意している。 この日注文したのは「つけめん大盛」。動物魚介系の濃厚スープに極太麺を合わせた……というだけならよくあるタイプだが、フルーツを使ったという独特の甘みや、ドロリと濃厚なのにすっきり食べやすいなど、独自のつけ麺に仕上げている。麺の茹で加減は柔らかめだが、モッチリした弾力があっていい感じ。美味しゅうございました。 名物の「カレ変ライス」だが、前回来たとき食べたらだいぶ辛かったので……、今日は普通にスープ割りだけして締めた。 ■麺屋 中川會 東京都江東区住吉2-19-5
■ごま味噌しろ八/980円 昨日に引き続き『しろ八』ランチ。冬の名物味噌ラーメンが始まっており、今年は「ごま味噌」と「まったり」の2種類。豚背脂でまろやかに仕立てた「まったり」は昨日食べたので、今日は「ごま味噌」を食べてきた。 スープにはゴマダレを溶かし込んで、風味とコクをアップした味噌ラーメン。油感はアッサリ目ながら、スープのコクはかなりのもの。自家製の太麺との相性もバッチリだ。味付けはけっこう甘めでまろやか。辛味が欲しくなったら、卓上の香り七味がいいアクセントになる。美味しゅうございました。 ■旬麺しろ八 東京都新宿区新宿1-12-1
■まったり味噌しろ八/980円 新宿御苑前の冬の名物……といったら大げさかな? 『しろ八』の味噌ラーメンが始まった。今年の味噌ラーメンは2種類。練りゴマを溶かした「ごま味噌らーめん」と、背脂を浮かせた「まったり味噌らーめん」がある。それぞれ780円で、具だくさんの「しろ八」バージョンが980円。 「まったり味噌しろ八」は、甘味のある味噌で仕立てたスープを、背脂がさらにまろやかにしている。平たい中太麺は、この秋から自家製になっている。中華麺らしからぬ素朴な味の麺だが、スープとの絡みは良好、やや固めの茹で加減で食感もよい。 毎月替わるトッピング野菜もここの楽しみだ。11月は千葉県産の有機小松菜で、甘味があって美味しい。えぐみがほとんどなく、食べやすかった。 うーん、それにしても『しろ八』の味噌ラーメン、ヤバい。美味過ぎ。 ■旬麺しろ八 東京都新宿新宿1-12-1
■鶏白湯海老雲呑麺/790円 五反田や中目黒、西新宿など、都内に数店舗展開しているワンタン麺のお店が新宿東口にオープン。場所はビックカメラとマルイカレンの間の道で、イタリア料理店の隣。以前は腕時計の店が入っていたかな? 塩/醤油味の「広州雲呑麺」が基本メニュー。他に「清湯海老雲呑麺(塩/醤油)」やこの「鶏白湯海老雲呑麺」など。辛いメニューも揃えている。 僕が注文したのが「鶏白湯海老雲呑麺」。鶏白湯……なのだが、ラヲタが想像する鶏白湯というよりは、濃厚動物魚介スープに太麺を合わせた今風の和風醤油ラーメンという感じ。ワンタンには力を入れているお店だけあって、海老は大きくてプリップリで美味かった。2個の海老ワンタンは存在感あるが、「清湯海老雲呑麺」だと4つ入ることを知ってしまうと、少し寂しい気も……。 基本メニューの「広州雲呑麺」では、豚肉を包んだワンタンがたっぷり10個ほど入る。ワンタンはそのまま食べてもおいしいが、一緒に添えられるラー油や酢を付けて食べると雰囲気が変わり、こんなにボリュームがあっても飽きることなく食べられそう。 ■広州市場 新宿東口店 東京都新宿区新宿3-17-13
■鶏燻BLACK/880円 市ヶ谷の人気店『GACHI』の二号店で、濃厚鶏白湯スープを使ったつけ麺を売りにしている。鶏に本気(ガチ)で取り組む、という意味でこの屋号になっているそうだ。基本的にはつけ麺の専門店だが、今は期間限定の特別メニューでラーメンも出している。auのキャンペーン『ラーメン王決定戦』と連動した裏メニューで、その名の通りにスープが真っ黒いラーメンだ。券売機のメニューには何も書かれておらず、au携帯電話のチケット画面を見せて注文する仕組み。 「鶏燻」と書いて「とりいぶし」と読む。土台のスープは『GACHI』らしい鶏白湯スープ。竹炭を混ぜ合わせて真っ黒く仕上げているそうだ。スープはドロリとしており濃厚。表面を黒い油が覆っているのではなく、底の方まで見事にまっ黒い。どこか燻製の香りがする……と思ったら、味玉が燻製してあるんですね。ちょっと洋酒のような香りがあるので、ウィスキーオークでも使っているのかな? スープに合わせるタレも燻製にした醤油ダレを使っているそうだ。麺は濃厚なスープによく合う極太麺。モチモチしていて美味しかった。真っ黒な見た目や燻製の香り、濃厚なスープのどれもインパクトじゅうぶん。食べてて楽しい特別メニューだった。 ■二丁目つけめん GACHI 東京都新宿区新宿2-17-10
■壽郎つけそば/750円 11月15日、幡ヶ谷『もつの屋』跡地にオープンした新店。町田市成瀬の『JUN-PEY RA-MEN』がプロデュースしたお店だそうで、つけ麺をメインにしている。つけ麺は3種類あり、「壽つけそば」を基本に「壽辛つけそば」「壽郎つけそば」というラインナップ。「壽郎」というのは、野菜がたっぷり盛られる二郎インスパイア系だ。それぞれ麺の量150g、250g、300gが同料金。スープに入ったラーメンも2種類揃えている。 この日は「壽郎つけそば」の250gを食べてきた。土台のスープは動物魚介系。濃厚ドロリのインパクト系ではなく、割とサラッとしたタイプ。油多めでコッテリと仕上げ、麺には茹でたモヤシとキャベツをたっぷり持ってボリューム満点。ニンニクの有無などは聞かれなかったが、つけ汁はけっこうニンニクが効いている。モチッと柔らかく弾力ある麺が印象に残った。 狭いお店なので制約も多かろうが、グラスの置き場所や奥の席の使い方などまだまだ工夫が必要かと思われます。入ったお店が長続きしないところなだけに、ぜひともジンクスを打ち破って長く続けて欲しいものです。 ■麺屋 壽 KOTOBUKI 東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-4
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