日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■つけ麺 並盛/700円 温泉玉子/120円 個性的なラーメンで人気を博している『けいすけ』系列店。この8月26日、秋葉原に『七代目』をオープンした。つい先日『五代目』ができたばかりだから、すごい勢いですね。『七代目』の特徴を一言で表現するのは難しい。「痺れる辛さの味噌つけ麺」というだけでは不十分だな。「満足いくまでたくさん食べられる」というのも大きな特徴だ。 麺のメニューは今のところ「つけ麺」1種類のみ。辛さや量を選べるほか、各種のトッピングもそろっている。この日は「COMING SOON」となっていたが、ちかぢか「七代目らーめん」も始まるらしい。 この日は「つけ麺」を1辛・並盛(200g)で注文した。席に着くと、まず小さなライスが出てくる。このライスはおかわり自由で、卓上のゆで玉子(ひとり2個まで無料サービス)や漬けものをおかずにして食べられる。麺の量は100g増やすごとに100円増しになるが、ライスなら何杯食べても追加料金はない。 つけ麺は、痺れる辛さの黒い香味油が入っており、かなり強めの味付け。土台は味噌味らしいのだが、辛さに隠れてよくわからなかった。つけ汁の器には、ネギやメンマなどの定番の具に加え、白身魚のフライ(カレイらしい)がたっぷり入っている。揚げたてのフライと強めの味付けがいい感じで、ご飯が進む進む。Dさんが言うところの「ご飯がすすむオカズつけ麺」という表現はぴったり。有料のトッピングでは、「とり天」や「豚角煮」など、さらにご飯が進んでしまいそうなものが揃っている。 僕は麺を食べに来たのか、ご飯を食べに来たのかよくわからなくなってくる一杯。こういうのアリなの? と思いつつも、いろいろ食べられて面白かったな〜。 ■極辛BLACKつけ麺 七代目 けいすけ 東京都千代田区外神田1-3-4
都営三田線西台駅前のダイニング&カフェ『jimoto』がリニューアル。9月1日から、お昼の営業時間のみだが『麺屋じもと』というラーメン店になる(夜は『西台酒場じもと』という居酒屋になるそうだ)。そのラーメンをプロデュースするのが蓮根の人気店『元 ―HAJIME―』のご主人内田さんと、TVチャンピオンラーメン王の青木さんというから嫌が上にも注目度も高まるというもの。この日はオープン前の試食会に招待していただいた。 この日提供されたラーメンは「牛骨らあめん(塩/醤油)」と「牛あぶらそば」。「牛骨つけめん(塩/醤油)」もあるそうだが、食べられるのは正式オープンしてからみたいだ。この日は塩味の「牛骨らあめん」と、「牛あぶらそば」を食べてきた。 ■牛骨らあめん(塩)/700円(予価) 内田さんによると、ラーメンのオススメは塩味なのだとか。 牛ならではの香りが楽しめる塩ラーメン。牛の香りは、トッピングの揚げた牛脂によるところが多いのかな? ともすればクセのある牛の香りだが、揚げて香ばしく、刻みタマネギやピンクペッパーがいい感じに効いて美味しく食べられる。中央を横切るように盛り付けられたインゲンが、『元』らしいですね。試食会なだけに厳しい意見も出ていましたが、個人的には個性的で美味しく、じゅうぶん楽しんで食べられた。 ■牛あぶらそば/700円(予価) 2杯目にいただいた「牛あぶらそば」。本来なら麺は200gあるそうだが、2杯目なので少なめで作ってもらった。タマネギにインゲン、揚げた牛脂、チャーシューというトッピングはラーメンと同様。メニューには「コンセプトである牛をらあめん以上に感じられるのが『あぶらそば』」と書かれているとおり、確かにラーメン以上にインパクトある牛の香り。そのインパクトを演出しているのが、たっぷり入った牛脂(?)。今まで食べた油そばとは異質な味わい。これまでなかった味で楽しく食べられた。「牛あぶらそば」には週替わりで専用トッピングが用意されるとのこと。この日はおろしポン酢がありました。この組み合わせは鉄板で、脂っこいのがスッキリして美味しかった。 麺を食べ終えたら、残った汁にライスを入れて食べるのが美味しいそうだ。しかし、油はかなり多めでジャンクな感じ。ここにライスを入れるのはちょっと勇気がいるなぁ。 この日は試食会。いろんな意見があったのだと思います。9月1日からの本オープンではそれらの意見も含めて調整が入るだろうから違いもあるかもしれないが、個性的で面白いお店になりそうですね。今後も楽しみにしています。 ■麺屋 じもと 東京都板橋区高島平1-79-1 2F
■中華そば/680円 ぼぶさんのブログで知った新店。四谷三丁目駅近くにある同名の日本蕎麦店が出した、ラーメン専門の支店なのだそうだ。場所は靖国通り沿いで、前に厚生年金会館があったところの並び。移転前の『しろ八』にあった路地入り口のちょっと曙橋寄りくらい。 メニューは「中華そば」と「ざるそば」の2種類でそれぞれ680円。大盛は100円増し。サイドメニューで「麦めし(100円)」がある。「ざるそば」は中華麺を使った、いわゆるつけ麺だ。 この日食べた「中華そば」は、細麺を使った醤油ラーメン。スープは和風ダシが効いておりカツオの風味が強くて日本蕎麦のつゆっぽい。見た目は地味だけど、680円という価格の割りにはけっこう豪華じゃないかな。ゆで玉子がまるまる1つ入っており、チャーシューも小さいながらもピンク色でレアな火加減で仕上げたもので美味しい。 近くにある日本蕎麦店『香名屋』の「黒豚らーめん」を思い出した。あそことは麺やスープの和風な感じが違うけれども、あぁいった感じの和風ダシの効いたスープが好きな人には喜ばれそう。昔からの日本蕎麦店によくあるラーメンとは違った、個性的な一杯だと思います。美味しゅうございました。 ■角萬 東京都新宿区富久町16-10
■塩つけ麺 大人の燻製味玉入り/980円 『六代目』に遅れること約1年、ようやくオープンした『五代目けいすけ』。前日に引き続き、この日も行ってきた。ちょうどカミさんと新宿駅近くでラーメンを食べようとしていたところで、ルミネエストはちょうどいい。 独創的なラーメンで知られる『けいすけ』グループだけあって、こちらも例外ではない。『五代目』のコンセプトは「塩」と「燻製」。前日も書いたとおり、ラーメンの器には蓋がしてあって、燻製のスモークを封じ込めてある。この日たべたのは「塩つけ麺」の味玉入り。つけ麺の場合は、麺の器に蓋をしているんですね。 つけ汁はドロリとした濃厚スープ。もともとトロミがあるところに、さらに細かい鰹節をたっぷり加えており、麺への絡みは抜群。というか絡み過ぎるほど。麺はモチモチした太麺を合わせている。ウィスキーオークで燻製にした味玉は、食べてて酔っ払うかと思うほど強烈なウィスキーの香り。昨日も食べたがこれほどではなかったな。たまたまこの日だけこうだったのかもしれないが、インパクトあったな〜。 ※8/26追記 スープ割がこれまた変わっている。レモングラスだったかな? 何かのハーブティーで、これが意外に合っていて美味しかった。 ■塩らーめん 琥珀 大人の燻製味玉入り/880円 「塩らーめん 琥珀」はアッサリした塩ラーメン。「白湯」ではわからなかったが、けっこうスモークの香りがスープに移ってるんですね。「琥珀」の方が『五代目』のコンセプトを余すことなく楽しめるのかも。美味しゅうございました。 ■塩逸品 五代目 けいすけ 東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト新宿7F
■塩らーめん 白湯 大人の燻製味玉入り/980円 新宿・ルミネエスト7Fに『けいすけ』グループの新店がオープン。昨年10月にオープンした『六代目』に1年近く遅れたが、ようやく『五代目』の味が食べられるようになった。場所は『梅光軒』や『大心』が入っていたところ。今回も『札幌らーめん共和国』の関連企画なのかな? 麺類は塩ラーメンと塩つけめんのみ。塩ラーメンは清湯の「琥珀」と白濁スープの「白湯」の2種類がある。迷ったが、今日は「白湯」に味玉を付けて注文してきた。ここはやはり『けいすけ』系列店。いろいろと変わった趣向が凝らしてある。 ラーメンはタジンポットのような蓋で覆われて出てくる。中にはスモークを封じ込めてあり、蓋を開けると一瞬ふわ〜ッと香りが漂う。スモークに使うチップは曜日毎に異なるそうだ。この一瞬のために何もここまで? と思っちゃうくらいの力の入れようだ。 蓋を外して現れたのが、上の写真のラーメン。コッテリした鶏白湯スープ(?)に細めのストレート麺を合わせた塩ラーメン。ラーメンをすすっていると、ときおり先ほどのスモークの香りが混じってくる。面白いな〜。 味玉も燻製にしてあるそうだ。今日は食べなかったが、サイドメニューの餃子や鶏飯なども燻製にしてあるみたいで、手間かけてますね。 ラーメン自体が美味しいのは言うまでもないが、いろんな仕掛けを楽しみながら食事できた。 ■塩逸品 五代目 けいすけ 東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト新宿7F
■ゼナキング入り焼餃子 今回はラーメンの話ではありません。 公認サンタクロースやマンボミュージシャンで知られる、パラダイス山元さんがオーナーシェフをしている餃子専門店。知る人ぞ知る、とてもスペシャルな餃子専門店です。 完全会員制で、平常休業臨時営業の餃子店。ネットを通じて突然その日の営業が告知され、一瞬で予約がいっぱいになる。この日も午後1時半から予約受付を開始したけれど、1分もせずに予約がいっぱいになっていましたね。だからこそ、とりあえず予約してから一緒に食べに行く仲間を探すような感じ。この日は、カミさんとその友人、僕とよく仕事をする編集プロダクションの社長の4人で行ってきた。 『蔓餃苑』に来るのは、昨年の暮れ以来。お店は、パラダイス山元さんの事務所兼店舗。まずは定番の「焼餃子」などを注文して、キンキンに冷えたビールを飲みながら焼き上がりを待ちます。 失礼を承知で言いますが、餃子ってどこで食べてもだいたい美味しいんですよ。ホントにそうだと思う。ところが『蔓餃苑』の餃子はちょっと(?)違う。基本の「焼餃子」にしても、独特の甘い香りと、肉の粒が粗くて肉肉しい感じ。少なくとも、他でこういう味の餃子を食べさせてくれるお店は知らないな。うちのカミさんは宇都宮出身で餃子はさんざん食べているし、僕にしてもついこないだお盆の里帰りに付き添って餃子も食べたが、やっぱり『蔓餃苑』は違うな〜と思うのだ。 客席横の冷蔵庫から勝手にビールを取り出して、ガンガン飲みながら、ひたすら餃子で暴飲暴食していくのが楽しい。この日はこんな順番で注文しました(クリックすると写真が出ますが、どれも、まぁ、餃子です)。 暴飲暴食上等! どれも美味かったです。美味しゅうございました。そして楽しゅうございました。興味のある方は、次に予約できたときに声かけますのでご連絡ください。
■雷々麺/700円 宮崎県都城市の老舗が東京に進出。7月21日、神田須田町に支店がオープンした。場所は都営新宿線岩本町駅と秋葉原駅の中間くらいかな? ラーメンもあるが、こちらの名物はオリジナルの餡かけ麺「雷々麺」。太い麺にピリ辛の餡をかけたもので、味はだいぶ違うが茨城のスタミナ冷やしと少し似ているところがある。 餡に入っている具は挽肉、さつま揚げ、タマネギ、ニラなど。ちゃんぽんの麺を合わせているそうだ。辛さはほんのちょっとピリ辛という程度で、辛いモノ苦手な人でも食べやすいレベル。麺の茹で加減は柔らかめで、食感はフカフカしている。 ランチタイムはサービスで半ライスが付く。餡が残るように麺を食べ終え、半ライスを入れて一緒に食べた。そのせいかもしれないが、全体的に味薄めに感じてしまったなぁ…。もちろん美味しく頂きましたが、ライスのことを考えずに麺にガンガン餡を絡めて食べたら印象違ったのかも。 ■あたりや食堂 東京都千代田区神田須田町2-15-3
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