日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■極丸玉とんこつしぼり/850円 1月21日、歌舞伎町一番街『味千』跡地にオープンした新店。福岡県久留米市に本店を置くチェーン店の東京1号店のようだ。メニューは久留米風豚骨ラーメン(?)の「とんこつしぼり」と、それ(?)にマー油や肉味噌を加えた「極とんこつしぼり」を軸に、各種トッピングや餃子などがある。 この日食べたのは一番人気という「極丸玉とんこつしぼり」。「丸玉」というのは玉子入りのことらしい。久留米風の豚骨ラーメンって、臭みがあって濃厚なイメージがあったが、ここのスープに臭みは皆無。スープは呼び戻しの技法で作っているらしいのだが、『魁龍』などとはだいぶ違ったタイプで、豚骨らしい味は薄めで、脂の甘味を目立たせてある。たっぷり入った油脂で、口当たりはトロリとしている。脂の甘味が強くて味が単調になるのを、マー油や肉味噌で変化を与えた感じかな。「とろり玉子」と書かれた「丸玉」は固ゆでだった。うーむ。 ■満州屋が一番 歌舞伎町店 東京都新宿区歌舞伎町1-17-7
■純米酒味噌ラーメン/880円 新宿御苑前『呉さんの厨房』跡地にオープンした新店。「新潟進化系」をキーワードに、燕三条系ラーメンの他、新潟に由来する食材を使った創作ラーメンを作っている。お店のオススメは、スープと一緒にコシヒカリを炊き込んだ「越後醤油ラーメン」と、酒粕と日本酒を加えた「純米酒味噌ラーメン」。 んで、「純米酒味噌ラーメン」を注文。「じゅんまいしゅ・みそらーめん」と読むのかと思ったが、「じゅんまい・さかみそらーめん」ということらしい。 サラッとしたスープの味噌ラーメン。油揚げのトッピングが珍しい。盛りつけられた野菜を崩すと、中から酒粕のかたまりが出てきた。スープには日本酒をそのまま注いでいるそうで、20才未満には出せないメニューなのだそうだ……が、実際に食べてみると、確かに酒っぽい香りは言われてみればあるものの、さほど強くはない。酒粕を崩してスープに溶かしても、たいして印象は変わらなかった。せっかく20禁にしたのだから、もっと体が温まる感じがよかったな。 ■新潟進化系ラーメン 俺たち越後や! 東京都新宿区新宿1-19-6
■海のしずくの塩ラーメン/800円 1月21日、歌舞伎町ミラノボウルのすぐそばにオープンした新店。近所の『麺匠 竹虎』の系列店なのだそうだ。店頭には最近珍しい食品サンプルのメニューが並んでいる。ラーメン/つけ麺両方あるが、種類が多いのはつけ麺。ミルクやトマトを使うような創作系つけ麺もある。何を食べるか迷ったが、屋号の「しずく」が入った「海のしずくの塩ラーメン」を選んだ。 海産物を多く使った、すっきりしたスープの塩ラーメン。ホタテの風味が強く出ていますね。メニューの説明によると、他にカニなども使っているそうだ。チャーシューは通常2枚。写真では4枚入っているが、これはランチタイムのトッピングサービス。 大手の資本がやっているのだろうけれど、なかなか美味かったです。面白そうなつけ麺も多いので、今度また来よう。 ■麺屋 海のしずく 東京都新宿区歌舞伎町1-27-5
■越後味噌 剛麺/800円 ほうれん草/100円 ここ最近週末が忙しくて、この日は近場の『弥彦』でランチ。生姜醤油ラーメンの『我武者羅』が土日だけ屋号を変えてやっているお店で、新潟のご当地ラーメンにヒントを得た創作味噌ラーメンが食べられる。 『越後味噌 剛麺』は、基本メニューの割スープ付き味噌ラーメン。あらかじめ強めに味付けてあり、付属のスープで割って好みの味に調整する仕組み。一時期のように割らないと飲めないほどの味が強くはないが、極太麺やたくさん入ったトッピングを食べるならそのままで、スープだけ飲むなら割るのがちょうどよい加減になっている。生姜風味の豚角煮、ニンニクの芽、セロリ、白菜、揚げニンニク、ニラ、極太メンマなど、トッピングの種類も豊富。本来新潟で食べられているものとはだいぶ違うはずだが、ご当地を再現するのではなく、いろんな味が楽しめる遊び心を満載した一杯。食べていて楽しい。 そうそう、旧『どっかん』時代からの名物、辛子高菜のイカスミ和えが復活する模様。これでご飯食べたり、ラーメンに入れると美味いんだ。今はまかない用に作っているだけだそうだが、近々、ラーメンのトッピングの「味変セット」としてメニューに登場する予定とのこと。 ■新潟濃厚味噌 弥彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2-1-5 ※『弥彦』は土日のみ。 平日は『我武者羅』という名前で、別のラーメンを出している。
■味噌油そば/850円 会社帰りに『めじろ』で夕食。チャーシューやだし玉で一杯やって、締めに「味噌油そば」を食べてきた。油そばは18時からの夜限定メニューで、醤油・塩・味噌の3種類揃っているのがなかなか珍しい。 「味噌油そば」は、フルーティーな香りのする甘めの味噌ダレを使っており、味わいまろやかで太目の平打ち麺とよく合っている。850円という価格は油そばとしては高めだが(醤油・塩は750円)、2種類のチャーシューや卵黄が入って満足できる内容。麺の大盛りも同料金だ。途中で卵黄を入れると違った味わいを楽しめるが、もともとまろやかな味わいなので、塩や醤油に比べて変化の幅は少ないかも。でも残ったタレが美味くて、ここにご飯を入れる人が多いのもよくわかる。美味しゅうございました。 ■七重の味の店 めじろ 代々木本店 東京都渋谷区代々木1-58-7
■雲呑麺(塩味)/850円 四谷の『こうや』の系列店で、昨年10月にオープン。『徒歩徒歩亭』と書いて「とぼとぼてい」と読むらしい。『こうや』店主の娘さんが独立してお店を構えたのだそうだ。厨房では『こうや』店主が自ら調理している。メニューは中華粥と麺類を軸に、皿雲呑や水餃子、醤蛋(味付玉子)などのサイドメニューがある。夜はお酒も飲め、一品料理もいろいろ食べられる。 今回食べたのは「雲呑麺」。醤油味、塩味から選べるというので醤油味にしようとしたが、メニューをよく見たら「ド醤油味」と書いてあったのにちょっとビビッて塩味に変えてもらった。 『こうや』同様(……といってもしばらく食べてないが)、ややクセのある動物系強め(?)のスープ。たっぷり詰まったワンタンの餡は紹興酒で味付けしているみたいで、スープのクセと相まって、『こうや』らしい独特の味になっている。そして、この味が美味いんですよね。皆さんのレポートを見ていると、「ド醤油」も美味しそうなので今後食べに来よう。 ■麺・粥・雲呑 徒歩徒歩亭 東京都新宿区三栄町9-26
■味玉塩らーめん/800円 1月9日、『中村屋』の支店が下北沢にオープン。吉祥寺店と同様、高級ハンバーガー店の『WeST PArK CaFE』とコラボした業態で、日米の国民食、ラーメンとハンバーガーを食べられるというのがコンセプトなのだそうだ。場所は、茶沢通りの代田五丁目交差点そば。駅から行くとちょっと歩くのかな? 麺類のメニューは「塩らーめん」「醤油らーめん」「つけ麺」など。ハンバーガーを注文すると、焼き加減(レアとかミディアムとか)を尋ねられる。この日食べたのは「味玉塩らーめん」。スープは澄んでおりアッサリしているが、油を多めに浮かせているのでまろやかな味わい。周囲を焦がしたチャーシューも美味いし、細裂きのメンマもいいアクセント。美味しゅうございました。それにしても地元でこれが気軽に食べられるようになったのは嬉しいな。今度「ペペロン塩つけ麺」食べに行こう。 ■中村屋@WeST PArK CaFE 東京都世田谷区代沢5-32-13
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