日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■しろ八麺/900円 天然素材で作ったラーメンと、毎月変わるトッピング野菜が人気のお店。9月の野菜は「かぼっコリー」。薄くスライスされた黄色い野菜はツヤツヤで瑞々しく、一見プリンみたいなものに見えるが、これはカボチャの仲間。果肉はコリコリした食感だが、種や皮も柔らかく、生でそのまま食べられるのが珍しい。 ラーメンは、すっきりしたスープに中太の平打ち麺を合わせたもの。鶏油が適度に入って、アッサリすぎずに満足感も得られる。「しろ八麺」は、基本の「らーめん」の具だくさんバージョンでチャーシュー3枚に味玉が入る。 美味しゅうございました。そういえば富久町の路地裏から今のお店に越してきてから1年経ったのですね。 と何とか書いたが、あぁついに9月中にアップできなかった……。10月の野菜はなんだろう。ここ数年は「ぼっちゃんかぼちゃ」だったかな。そろそろ味噌ラーメンも始まる季節なのかな? ■旬麺しろ八 東京都新宿区新宿1-12-1
■濃厚とんこつ博多つけ麺/800円 マー油/100円 ネギだく/100円 濃厚豚骨スープにマー油を浮かせたラーメンが評判の人気店。福岡県のお店だが、3年前のテレビの企画「美味しんぼラーメン塾(だっけ?)」で準優勝し、全国にその名が知れ渡った。都内の百貨店催事にもたびたび出店しているので、食べたことがある人も多いはず。昨年、日比谷で行われた大つけ麺博にも参加している。 獣臭さを残した濃厚豚骨スープのつけ麺。動物系スープの甘みとまろやかさをたっぷり堪能できるつけ汁に中太麺を合わせている。昨年の大つけ麺博よりも太い麺を使っているのかな? 中太麺の弾力ある食感に、ネギのサクサクした歯ごたえが相性抜群。ネギはスープの臭みもいい感じにまとめてくれます。マー油は昨年なかった気がするので入れてみたら、確かに美味いが個人的な好みではあってもなくてもどちらも美味い。1杯でマー油あり無しどちらも味わえたらいいな〜、と思ってしまうのは贅沢かな。 美味しゅうございました。 ■博多新風 福岡県福岡市南区高宮1-4-13 『大つけ麺博』には9/29まで出店。
■大つけ麺博 2010ver./800円 大人の味玉/100円 前日に引き続いて浜松町の大つけ麺博へ。ただでさえ人が少なくなる浜松町、夜は雨が降ってしまい、昨日に比べてだいぶ静かな感じ。雨をしのげるテントが混雑しているのではと心配したが、さほどでもなかった。椅子が取り払われて立食スペースになっており、ちょっと食べにくかったかな。 東十条の人気店。2008年にオープンし、雑誌やテレビなどのラーメン企画でいろんな章を総ナメにしている。店主は創業当時わずか21歳で、その若さも話題になった。 今回のつけ麺は、濃厚な動物魚介の定番スタイル。つけ汁の中にはチャーシューとメンマ。甘みがあり、煮干しの苦みもちょいと効いて、柚子がほどよく香っている。美味いです。麺は、第3陣に出店する松戸の人気店『とみ田』の自家製麺。弾力あって美味しかったが、あとちょっと短い方が食べやすそう。「大人の味玉」はブランデーに漬けて香り付けしたもの。これもこちらの名物ですね。 ■麺処 ほん田 東京都北区東十条1-22-6 『大つけ麺博』には9/29まで出店。
■特上魚介ダシと鶏のつけ麺/800円 トッピング全部のせ/300円 駒込のしもふり銀座商店街にある小さなお店。渋谷や新宿などに展開している『ラーメン凪』の系列店で、手作りにこだわってラーメンを作っている。この土曜日は、『お願いランキング』でおなじみのラーメン女子大生こと本谷亜紀さんが厨房でお手伝い。お疲れ様でした。 第2陣の中では、いちばんのアッサリ系ということになるかな? 写真ではうまく伝えにくいが、澄んだすっきりとしたスープに鶏油を浮かせている。麺は『西尾中華そば』の名物でもある、トウモロコシ粉を練り込んだ細麺。派手さはないけれど、じわ〜ッと伝わってくる旨味が堪能できます。添えられたショウガを入れると、また違った味わいが楽しめる。週明けはショウガをワサビに変えることも考えているそう。これもまた美味そうですね。 焼き上げたチャーシューもこちらの名物なのだが、今回のチャーシューは煮豚。おそらく厨房機器の関係でこのようにしているのかな。あ、そうそう。今回のイベントではスープも具も可能な限りここの仮設厨房で作っており、このあたりも『西尾中華そば』らしい。 ■西尾中華そば 東京都北区西ヶ原1-54-1 『大つけ麺博』には9/29まで出店。
■つけめん白/800円 ネギダク/100円 今回初めて聞くお店だったが、北海道は札幌市にあるお店で、背脂をたっぷり使ったラーメンが人気を博しているそうだ。土曜日の夜、いちばん行列が出来ていたのが『川越達也×頑者』だが、次いで行列が長かったのがこの『山嵐』だった。 本店ではつけ麺を作っていないそうだが、今回のイベントには背脂をたっぷり使った「つけめん白」で臨んでいる。つけ汁はたっぷりの背脂で覆われ、その名の通りに真っ白い。スープはさらっとした口当たりで、けっこうニンニクが効いている。はっきりとした塩味でまとめられているが、背脂の甘みがあって美味いですね。 ■山嵐 札幌市豊平区平岸1条9-6-1 『大つけ麺博』には9/29まで出店。
■W川越 コラボナーラ/800円 コラボナーラ(トッピング)/300円 浜松町で開催中の大つけ麺博。23日からお店が入れ替わり、第2陣が始まった。第2陣は『川越達也×頑者』『花道×井の庄』『西尾中華そば』『ほん田』『山嵐』『肉そばけいすけ』『博多新風』『きみはん』という顔ぶれ。 まずはこちらのお店から。イタリアンの川越シェフと川越の『頑者』がコラボした「W川越 コラボナーラ」。『頑者』のつけ麺をベースにアレンジしたもので、麺に川越シェフのホワイトソースを和えてある。麺は平打ちタイプで、『頑者』で普段使っている麺とは違うもの。800円の通常仕様も美味そうだが、300円追加のコラボナーラトッピング(卵黄・ベーコン・チーズ)はぜひ試しておきたい。 チーズや卵黄を麺に絡めると、つけ汁に入れなくてもカルボナーラ風の味わいを楽しめる。もちろんつけ汁に入れても美味い。ホワイトソースと動物魚介系のスープの相性は予想していた以上に良かった。美味しゅうございました。 ■頑者 埼玉県川越市新富町1-1-8 ■タツヤ・カワゴエ 東京都渋谷区代官山町11-12 『大つけ麺博』には9/29まで出店。
■二段味変 味噌つけ麺/880円 9月23日、新宿三丁目のセゾンプラザビル地下2階にオープンした新店。カウンター席が10以上あったかな? 食券制。つけ麺、ラーメンの他、サイドメニューやトッピング、お酒などを用意している。麺のメニューは「濃厚つけ麺(780円)」「二段味変 味噌つけ麺(880円)」「極上煮干中華蕎麦(680円)」「二段味変 味噌ラーメン(780円)」の4種類。つけ麺に限り、麺の量は並・大盛り・W盛りが同料金。ラーメンの大盛りは100円増しになる。何やら面白そうなので「二段味変 味噌つけ麺」を食べてみた。 動物魚介スープにボリュームある太麺を合わせた、オーソドックスなつけ麺。「味噌つけ麺」というネーミングだが、最初は普通の醤油味だ。これだけならよくあるタイプ……なのだが、いろいろ仕掛けがあって面白い。写真奥の小皿はマー油(焦がしニンニク油)。麺の器には、つけ汁に後から溶かして味を変えるためのピリ辛い味噌が盛り付けられている。これらを使っていろいろ味を変えて食べるようになっている。それだけではなく、薬味も青ネギに揚げネギ、刻みタマネギに揚げタマネギといろいろ入っている。マー油に味噌にたっぷりの薬味の風味が複雑に合わさって、とても派手で賑やかな味わいになる。何もここまで……とも思ったが、面白かったですよ。 ■麺や 百日紅 東京都新宿区新宿3-4-8 新宿セゾンプラザ B2F
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