日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■月島ロック/850円 味付玉子/150円 町田(正しくは相模原市)の有名店『69'N' ROLL ONE』の店主がプロデュースしたラーメン。もともと『月島カフェ』というお店が不定期(?)に出していた数量限定メニューのラーメンだったそうだが、このラーメンを常時食べられるお店として『月島カフェ』から分離、1月26日に新規オープンした。ラーメンのメニューは屋号を関した「月島ロック」1種類のみ。オプションで味玉やチャーシューを追加できる。その他、カレーライスなんかもあるようです。 このお店の目玉はやはりラーメンなのだろうが、業態としてはカフェやバーに近そうだ。夜営業の時間帯に行ったのでラーメンの注文だけでもよいか心配だったが問題ないとのこと。 『69'N' ROLL ONE』というと、比内地鶏(だっけ?)のみを使ったスープの「2号ラァメン」が名物だが、こちらの「月島ロック」は豚肉を使った醤油ラーメンだそうだ。鶏と豚で当然味は違うが、すっきりと醤油を立てた味付けは確かに『69'N' ROLL ONE』に通じている。トッピングは豚バラチャーシューに穂先メンマ。オプションの味玉は黄身をゼリー状にしっとり固めて仕上げたもので、しっかり味が染みている。麺はおそらく『69'N'ROLL ONE』と同じもの。箸で掴むと柔らかく感じるのだけれど、食べると存在感がある。 ラーメンの味付けはいたってシンプル。『69'N' ROLL ONE』で食べたときも同じようなことを思ったのだが、美味しいのだがシンプル過ぎてかなりマニアックなラーメンのような気がする。 ■月島ロック 東京都中央区佃2-16-7
■味噌ラーメン (江戸甘味噌バージョン)/800円 ※通常メニューではありません 夕方に『むろや』のアルバイト君からメールをもらった。何でも今だけ江戸甘味噌を使った味噌ラーメンがあるとのこと。この日は20時過ぎまで会社にいて、帰って家の用事を済ませても『金めじ』には間に合わない。それじゃあ帰宅前に夕食を……ということで、閉店前ギリギリの『むろや』に向かった。 江戸甘味噌とは一般的な味噌よりも米を多く使った甘い味噌で、『おいしい調味料ご案内帖(東京地図出版)』では「江戸甘味噌を使用する場合、料理は砂糖いらず」と紹介されている。この江戸甘味噌、都立家政『七彩』や大手町『TOKYO味噌らーめんA.O.』の味噌ラーメンで使われていることで、近頃ラーメン好きの間では知名度が上がっていますね。 野菜をたっぷり盛った味噌ラーメン。つけ麺で使っているのと同じ極太麺を合わせている。高菜の漬け物が入っているのが『むろや』らしいですね。塩味の輪郭がはっきりしている普段の「味噌ラーメン」に比べると、明らかに味が違って甘さが出ている。さすがにレギュラーメニューの「味噌ラーメン」の方が普通に美味しいような気はするけれど、S谷はもともと甘いラーメンが好みなので今日のラーメンも好きな味です。 しかし、味噌の違いというのはラーメンの味をこんなに変えてしまうのかと改めて実感した。そういえば先々週のラジオ『安住紳一郎の日曜天国』で、醤油マニアの安住アナが「味噌の方が面白そうだ」みたいなことを言っていたな。いろんな味噌を買ってきて、家で味噌汁作ってみようかしら。んでも、安住アナも消費しきれないほどの醤油が家に余っているというので、僕がそんなことをしても余った味噌にカビを生やすだけかもしれないな……。 ■ラーメン むろや 東京都新宿区四谷4-25-10 ダイアパレス御苑前1F
■味噌らーめん/750円 ■チャーシューご飯/250円 普段は具だくさんの「しろ八麺」を食べることが多いが、今日は気分を変えてノーマルの「味噌らーめん」と「チャーシューご飯」を注文した。 ゴマペーストで甘く仕立てた味噌ラーメンだが、少し前からほんのちょっとピリ辛仕様にマイナーチェンジされており、今日みたいに寒いと特に食べたくなる。「チャーシューご飯」を食べるのは久しぶり。今は「味噌らーめん」と同じく、ピリ辛の貝柱が乗っているのですね。んで、今日は麺を食べ終えたスープにチャーシューご飯をぶち込んだ飯割り。肉がたくさん入って実に贅沢な飯割りですね。美味しゅうございました。 ■旬麺しろ八 東京都新宿区富久町18-5
■味噌ラーメン/882円 新宿の小田急百貨店で開催中の『冬の北海道物産展』。すでに2週目に入っており、今は札幌の『武蔵』というお店が出展している(会期前半は旭川の『一蔵』が出ていた)。メニューは味噌/辛味噌/塩の3種類で、それぞれ882円。札幌だから味噌なんだろうと考え、迷わず味噌ラーメンを注文した。 札幌ラーメンらしい黄色い太縮れ麺。スープはサラッとしており、思っていたほど油は多くない。ラーメンデータベースでは『すみれ』や『てつや』の味に近いと書かれていたが、ニンニクやショウガがあれほど強く効いているわけでもなく味はマイルド。どちらかというと『山頭火』の味噌に近いような気がした(札幌ラーメンじゃないけど)。 ■小田急百貨店新宿店「冬の北海道物産展」 開催中 〜2/2(月)
■黒ざる/850円 年が明けてから期間限定の新作が次々と登場している『めじろ』。「あご塩・あご醤油」、「味噌ナンバー2」に続き、第3弾は「黒ざる」。何が黒いの? と厨房のマツイさんに尋ねてみると、「黒葱油」を使っているから、という説明。 『めじろ』らしく魚介の効いたスープのつけ麺。ちょいとオイリーなのは黒葱油の影響だけではなさそう。器の中にネギと肉を入れてバーナーで炙ってからスープを注いで作ることで、炙った香ばしさと肉汁、溶けた油を余すことなく使えるのだとか。なるほど〜。油の甘みの中から、けっこうな辛味の刺激が出てくる。これは何だろう? 唐辛子でもないし、山椒でもない。マツイさんによると、「社長が持ってきた外国の謎の調味料」とのこと。これがなかなか効いてピリリと辛くて美味い! 麺は、最近こちらの限定麺でよく使われる平打ちの太麺。小麦粉がギュッと詰まったような歯ごたえがあって美味いです。最後にスープ割りをお願いすると、スープだけでなくたっぷり揚げネギも入れてくれた。こちらも香ばしくて美味しくいただきました。 期間限定の「黒ざる」は1月31日(土)まで。今年の限定は「いちどやったら二度と作らない」というから、興味のある方は今のうちにどうぞ。 そういえば、年が明けてから金曜『めじろ』に一度も行ってないかも。今晩あたり行ってみようかな……(と、これを書いているのは1月30日(金)の夕方だったりする)。 ■七重の味の店 めじろ 代々木本店 東京都渋谷区代々木1-58-7
■中華そば(並)/680円 高田馬場『さいたま屋』〜『ばんがい』跡地に今年オープンしたお店。秋田県を中心に展開しているお店で、京都『新福菜館』にルーツがあるそうだ。東京では、新大久保にお店を出していたこともあるようだが、私は行ったことがなかった。こちらのお店はフランチャイズなのかな? まだ13時前でランチタイムとしても遅くはない時間だが、ライスやヤキメシは売り切れていた。基本メニューの「中華そば(並)」の食券を買って席に着いた。 豚バラの醤油煮込みが乗った醤油ラーメン。『新福菜館』の味を予想していたのだけれど、予想とぜんぜん違って驚いた。醤油の味が強いのかと思ったら、動物系のダシがもっと強く出ているような感じ。なかなか甘みもあり、僕が好きな味だ。スープも乳化しかけた感じで濁っている。熱々なのだが表面の一部には幕が張っているので、相当にコラーゲンが溶けているようだ(と思う)。ネギは最初から少し入っているが、卓上の器にたくさん入っているのが自由に使えるようになっている。チャーシューは醤油で味付けた豚バラの煮込み。 『新福菜館』なら「ヤキメシ」をセットにして食べたいところなのだろうが、S谷的には徳島ラーメンみたいに生卵とライスを一緒に食べてみたい感じ。ライスはずいぶん早く売り切れてしまうんですね。次に行く時はもうちょいと早めに行こう。 ■末廣ラーメン本舗 高田馬場店 東京都新宿区高田馬場2-8-3
■名称不明 おまかせ/900円 ※その場のノリで作ってもらった、完全な裏メニューです。 昼食をとりにゴールデン街『凪』へ。世間話をしながら何を食べようか考えていたが、何となくその場のノリで店主にすべておまかせすることにした。 前の晩に『二郎』風のジャンク系を作ったなどと話しながら、生田店主はモヤシやキャベツを用意している。もしかしてそれを作ろうとしている? まだ昼間で午後には人に会う予定もあるので、作っている途中ではあるが生ニンニクのトッピングは控えてもらえるようにお願いした。ついでに味玉も欲しいとリクエスト。 出来上がったのが写真のラーメン。新宿『凪』の煮干し醤油ラーメンがベースになっているが、油の感じがいつもと違う。ラード(?)を加えていつもよりコッテリさせているようだ。もともとボリュームのあるラーメンを出しているが、今日のは野菜もたっぷり入っていてなかなかお腹いっぱいになりそうだ。極端な幅広麺「いったんもめん」もたっぷり入っている。あれ、麺もいつもと違うのかな? なんだかいつものよりもツルツルしているように思えた。 お腹いっぱい。大満足でした。 ■ラーメン凪 新宿店 東京都新宿区歌舞伎町1-1-10 2F
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