日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■スタミナ冷やし ※本日限りの特別メニューです。 幡ヶ谷『我武者羅』にて本日開かれたイベント『大輔くんち』。ちらほらと噂は聞いていましたが、私なんかが行ってもよいのでしょうか? なんと思っていたら、これからそのお店を手伝いに行くという『凪』の生田店主が「一緒に行こうぜ」と声をかけてくれたのでタクシーに便乗し幡ヶ谷へ。 今日のイベントメニューは、茨城県水戸市のご当地ラーメン「スタミナ冷やし」。7月末に閉店した『経堂 虎』で食べて以来、そうそう都内では食べられる機会がありません。お店には「支度中」の札がかかっており、シャッターも半分降りています。お店の前では3人ほど待ち客が……、3人ともラーメン好きのお仲間さんでしたね。 冷たく締めた太麺に、野菜たっぷりの熱々ピリ辛の餡をぶっかけたもの。野菜はキャベツにニンジン、ニラ、カボチャなんかが入っています。カボチャが甘くて美味いです。「冷やし」という割には熱く、熱い餡と中から引っ張り出した麺の冷たさのギャップもまた面白いですね。スタミナ冷やしといえばレバー。今日使っているのは経堂時代(?)よりも高級品なのだそうで、本来はレバ刺しとして食べるものなのだとか。もちろんレバーの臭みはほとんどなく、食べやすく処理されたもの。 久しぶりのスタミナ冷やしは美味しいですね〜。麺は標準で200gあるそうで、さっき1杯食べてきたばかりの私はお腹いっぱいになりすぎました。本当にこれ以上食べられないくらい。ラーメン500杯以上食べた今年の大晦日にふさわしい、ラーメン漬けの食べ納め。大満足でした。 1年間ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。 来年もぼちぼちと続けていきますので、よろしくお願いいたします。
■味玉煮干らーめん/800円 大晦日は休麺日になるかも……なんて思っていましたが、家の大掃除も一段落した昨日、新宿の靴屋さんから注文した品が入荷したとの連絡。31日まで営業しているというので、新宿まで受け取りに行ってきました。用件を済ませてしばらく新宿をうろついていましたが、ゴールデン街『凪』が営業していることを思い出し、今年の食べ納めに行ってきました。 「煮干しをそのまま囓っているような」と形容される、強烈に煮干しが効いた醤油ラーメン。煮干しのエグミも味に取り入れてインパクトありますね。ちょっとやり過ぎ……というくらいに煮干しを効かせているけれど、ここ数日はちょっと食べやすくチューニングしているのかも。麺は自家製の極太縮れ麺。こちらもインパクトじゅうぶん。美味しゅうございました。 渋谷店も合わせると、この1年もっとも通ったお店のひとつ。 ここで締めの1杯をいただいて食べ納めになるかと思いきや、もう1軒ハシゴすることになったのでした。 ■ラーメン凪 新宿店 東京都新宿区歌舞伎町1-1-10 2F
■味玉豚骨らーめん/650円 こちらのちょいと前に食べたラーメンの話。 代田橋の『えびな屋』が11月にリニューアル。もともと醤油・塩・味噌・豚骨・つけ麺などいろいろなメニューがあったが、改めて豚骨一本で勝負。看板は『えびな屋』から変わっていないが、暖簾は漢字表記の『蝦名屋』に改められていた。基本メニューは「豚骨らーめん(550円)」のみで、各種トッピングでバリエーションを出している。 隣にある『まごころ厨房』という居酒屋さんと同じお店のようで、入り口は別々にあるのだが店内はつながっており、相互のメニューを注文できる仕組みらしい。実質は居酒屋さんなのだが、ラーメン専門のカウンターと入り口を別に用意してあるというのが実態だろう。 『えびな屋』時代の豚骨ラーメンを食べたことがないので比較できないが、豚骨スープはやや粘りけがあり、新宿三丁目の『三代目○助』に口当たりが似ている。麺は博多風豚骨ラーメンにしてはちょい太めの平たい麺を合わせている。味付けは濃いめでちょいと旨味過多気味。価格が安いのと深夜まで営業していることを考えると、お酒の締めのラーメンにいいのかな? 隣の居酒屋エリアは壁で仕切られて様子がわからなかったが、常連さんらしきお客さんが盛り上がっている様子。店員さんが通路の暖簾をくぐって替え玉を隣に運んでいました。 ■豚骨らーめん 蝦名屋(まごころ厨房 えびな屋) 東京都世田谷区大原2-24-23
■ミックスワンタンメン/1000円(だっけ?) 今回も少し前に食べたラーメンから。 一昨年の暮れにオープンしたお店。池尻大橋『八雲』や目黒『かづ屋』などの名店を輩出した浜田山『たんたん亭』の店主が自ら厨房でラーメンを作っている。カウンター数席のみの小さなお店で、僕が行った夜はお酒を飲みながら一品料理を食べ、最後にラーメンで締めるお客さんが多かった。 動物や魚介、乾物などさまざまな食材を使っているそうで、オーソドックスな東京風醤油ラーメンの中でもかなり上品な味わい。『たんたん亭』の味と比べると、似ているがちょっと塩味が控えめだ(昔の『たんたん亭』に近い味だという話も聞く)。焼き豚のチャーシューや、肉と海老2種のワンタンはこの系統の特徴。ワンタンは肉も海老もどちらもプリプリした餡がたっぷり入っており美味しいが、やっぱりこれらも同系列のお店に比べるとちょいとあっさりしているかな。 ■支那そば いしはら 東京都杉並区西荻北3-22-22
■焼豚ソバ(並)/800円 これもちょっと前に食べたラーメン。蔵出しまだまだ続きます。 富山県のご当地ラーメンに「富山ブラック」なるものがあるのだけれど、S谷はまだなじみがありません。百貨店の催事で食べたことがありますが、あれはオーソドックスな富山ブラックとはちょっと違うらしい。そんな中、富山ブラックを意識したわけではないのに本家の富山ブラックによく似たラーメンを出すお店があると聞き、一度行ってみたかったのだ。オープンは昨年の11月。1年経ってしまいましたが、ようやく初訪問です。 メインのメニューらしい「焼豚ソバ」を注文。浅草開化楼の太めの麺に、豪快にチャーシューとメンマ、ネギを盛り付けたラーメン。スープは醤油の色でかなり黒っぽい……けれども、思ったほど黒くはなかった。塩っぱい塩っぱいという評判を聞いてはいたので覚悟して食べたところ、確かに塩味は強いがさほど極端に塩っぱいわけではない。1年の間にいろいろ調整されているようだ。大量に振りかけられたコショーが支配的。 実はS谷、こういう大胆にカットされたネギに抵抗感を覚えてしまうのだが、強い味わいと相まって違和感なく食べられた。このネギのサイズには必然性がありますね。 玉子やご飯などで締める「仕上げ」と一緒に食べるのがお店オススメの食べ方のようだが、この日は注文しなかったので今度はぜひ。 ■焼豚ソバ 黒ナベ 東京都豊島区南池袋2-41-21
■中華そば/800円 こちらも少し前に食べたラーメンの話。しばらくこういうのが続きます。 荻窪の老舗で、「これぞ東京ラーメン!」と言うようなオーソドックスなラーメンを作り続けている。基本のラーメンは800円でやや高めの価格設定。これにワンタンやチャーシュー、味玉を追加していくと偉い金額になり、良くも悪くも話題になっている。店内は写真の無断撮影を禁じているが、断りを入れると快くOKをいただけた。 煮干しの効いた醤油ラーメン。表面はけっこうな量の油で覆われており、スープはとても熱々です。自家製の中太麺を合わせている。シンプルな「普通のラーメン」なのだけれど、ここまで「普通のラーメン」を食べるのも実に久しぶりで、かえってスペシャルな感じがしますね。 ■春木屋 荻窪本店 東京都杉並区上荻1-4-6
■囲炉裏麺/1050円 ちょっと前に食べたラーメンの話。年末なので溜まった分を一挙放出です。 渋谷区本町にある、味噌ラーメンが有名なお店。もう創業して18年になるそうです。 いろんなメニューがあるけれど、この「囲炉裏麺(いろりめん)」が一番の名物になっている。何でもテレビの企画で生まれたメニューなのだそうだ。 酒粕と豆乳を使った味噌ラーメン。しっかりしたコクと甘み、そして酒粕によるフルーティーな香りが面白い。僕は酒粕の香りが得意ではないのだが、この囲炉裏麺の香りはぜんぜん気にせず美味しく食べられる。前に食べたときと比べると、ちょっと酒粕の香りが引っ込んでしまったようにも思える。 中央に盛り付けられているのは鮫の軟骨。コリコリした食感が面白い。軟骨の下には味噌ダレが隠されており、これを溶かしながら食べるとピリッとした刺激が加わってなお美味い。 ドーンとインパクトがあるわけではないが、食べていると体がホクホク温まってくるような気がする。美味しゅうございました。 年内の営業は12/28(日)まで。年明けは6日(火)から営業開始とのこと。 ■らぁめん一福 東京都渋谷区本町6-6-4
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