日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■鶏チャーシューしお/950円 新宿御苑前『ひるがお』の元店長が独立して開いたお店。基本メニューのラーメンは「しお」と「煮干塩」の2種類。塩ラーメンを専門とする珍しいタイプだ。 お店に着いたのは18時半頃で、先客は3名。食券制で、入って左の奥に券売機がある。携帯コンテンツ「超らーめんナビ」会員限定のメニュー(5/15まで)にも惹かれるが、初めて来たので基本メニューを食べることにした。注文したのは「鶏チャーシューしお」。ちなみに鶏チャーシューのほかにも豚のチャーシューを使ったメニューもある。 黄金色をしたスープの塩ラーメン。表面を覆う鶏油のコクが目立っているが、食べ進めるうちにスープの旨味が伝わってくる。動物系のスープと塩がよくなじんでおり美味しい。麺は細いストレート麺を合わせており、しなやかで柔らかめな印象だが適度なコシは感じられる。なお、券売機横にはオススメの加減で麺を茹でるので、初めての方は麺固めの注文は控えて欲しい旨の説明があった。麺とスープだけでもじゅうぶんに美味しいが、鶏チャーシューもなかなかよかった。皮のついたモモ肉(?)で、プリプリでしっとりした食感。味付けも柔らかさもいい感じ。 美味しゅうございました。 ■町田汁場 進化 東京都町田市森野3-18-17
■わんたん麺/850円 井の頭通りをクルマで帰宅中、お昼を食べていなかったので『臨機』に立ち寄ることに。近くにコインパークがあるので、クルマで来ても使いやすいお店だ。メニューはいろいろあって迷ったが、「わんたん麺」を注文。 おそらく醤油ベースの味付けなのだろうけれど、醤油のコクは比較的淡めで塩ラーメンと思えるくらい。鯛を使った鮮魚系スープということなので、魚のあら汁みたいな香りがするのかと思いきや、一口目の印象は何かを焼いたみたいな香ばしさ。焼き目を入れたチャーシューの香りが移ったのか、それとも油に工夫があるのか、トッピングの揚げネギの影響なのかよくわからないけれども。食べ進めるうちに、香ばしさの中からだんだん魚の風味が際立ってくる感じ。美味しいです。 わんたんは餡が少なめで、わんたんのひらひら感を味わう感じ。縮れの入った細麺は歯ごたえもあり、わんたんをまとって食べると食感にメリハリが出る。 美味しゅうございました。 ■西永福 臨機 東京都杉並区永福3-35-8
■塩ラーメン/780円 池袋の東武百貨店「初夏の大北海道展」に出店中の『凡の風』(といっても、これを書いている5月8日はとっくに催事は終了しているのだが……)。12時30分頃ブースに付くと、かなりの行列。ざっと数えたところ40人以上が並んでいたのではないか。最後尾には係の方が30分待ちの札を持って立っていた。 列に並び、入り口横のブースで食券を買う仕組み。メニューは「塩ラーメン」一種類のみ。ちょうど30分ほどで店内に入れたが、ざっと見渡す限りラーメンを食べているお客さんは半数程度。相当待つことを覚悟したが、実際はさほど待たずにラーメンが出てきた。 澄んだスープの塩ラーメン。黄色がかったスープは、鶏主体でダシをとったものなのかな? 香りはネギ油っぽい。スープを一口飲んでみると、ネギ油に濃い目の動物系スープという印象だが、煮干しっぽい香りも見え隠れする。塩の加減は控えめで、ダシの濃さで食べさせる感じ。美味しゅうございました。 ■東武百貨店池袋店「初夏の大北海道展」 4/30(水)まで(会期後半は別のお店が入る) うーん、催事が終わった後にデータを清書するの、限りなく意味がないですね……。仮アップのまま放置するのが悪いんですが。
■塩柳麺/1250円 ちょいと用事で、母親に付き合ってクルマの運転。用を済ませた夕方、お昼を食べていないという母親とラーメンを食べに行くことになった。たまの親子の外食でラーメンでもないだろうという気もするが、ちょうど場所は表参道。ここに行けば母も喜ぶのではないかと思って向かったのが表参道ヒルズの『MIST』。護国寺『ちゃぶ屋』の系列店で、店主はテレビにもよく出てくる森住康二氏。 カウンター席に案内され、母は醤油味の「柳麺―らぁ麺―(1200円)」を、僕は「塩柳麺(1250円)」を注文した。 いろんな味が合わさった塩ラーメン。スープは澄んでいるけれど、かなりの旨味・コクが味わえる。鶏主体で組み立てられているのかと思ったけれど、食べ進めるにつれて昆布ダシのような旨味が広がってきた。見た目と違い、口あたりはさほどサラッとしておらず柔らかな印象。「あっさり」という表現はあんまり適切ではないが上品で、かつ濃いぃ味わい。揚げエシャロット(?)の香ばしさがいい感じ。ダシの旨味を主軸に、塩味や薬味が邪魔をしない程度に添えられた味付け、と言えばいいのかな? 美味しゅうございました。しかし、初の『MIST』にお袋と来るとは思わなんだ。とりあえず母も喜んでくれたようで一安心。まさかラーメンを食べるとは思わなかったのでデジカメを忘れ、携帯を使ったがなかなかよく写るもんだと感心する。 帰りのクルマの中、母親がこんな感想を。 「美味しかったけど、『福寿』みたいね」 半世紀以上を笹塚で暮らし、僕が生まれる前から『福寿』を知っている母はそう言うのだが、えぇぇ〜〜、そうかな……? そうなのかな……?? ■MIST 東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ3F
新宿御苑近くの花園通りを歩いていたら、『テンガロン』というステーキ屋さんが改装工事中。貼り紙を見ると、5月上旬にカレーラーメンの『実之和』が入るとのこと。青山や六本木にあるのは知っていたが僕はまだ行ったことがない。
最寄り駅は新宿御苑前。場所は『ひるがお』や『佐高』の近所。かつての『青葉』の隣というのがわかりやすそう。 東京都新宿区新宿1-31-3 ダイアパレス1F ※'08/5/7追記 店頭の貼り紙にて確認。 5月9日(金)の11:00オープン予定とのこと。
■中華そば/680円 西武池袋で開催中の物産展「全国味の逸品会」。会期前半に出ていた『中村屋』と入れ替わり、本日から和歌山の有名店『井出商店』が出店している。新横浜「ラーメン博物館」に入っているお店だけれど、僕は食べるのが初めて。 オープンして間もない10時半頃お店に到着……で行列はゼロ。前払い制で、入り口ブースで食券を買う仕組み。メニューは基本的に「中華そば(681円の表示だけど680円)」のみだが、チャーシュー増し、大盛りができる。その他、和歌山ラーメンらしい鯖の「早すし(150円)」も揃っている。「中華そば」と「早すし」を食べることにした。 カウンター席に案内され、ふっと横を向くとそこにはFILEさんの姿。東武の催事に出ている『凡の風』に行ったらあまりの行列に断念し、こちらに来たそうだ。 鯖寿司を食べながらラーメンを待ちたいところだが、寿司とラーメンは同時に出て来た。この手のラーメンならではの独特の味があるスープ。僕が自分で豚骨スープを作るとき、ゲンコツを割るようにしてから似た味が出るようになったので、おそらくきっとこれが骨の髄から溶け出した味なのだと思う。強いコクのある醤油味でまとめてある。もっと髄の味(?)が強いラーメンを期待していたのだが、このくらいのバランスの方が食べやすいのかも。麺は細目のストレート。トッピングやチャーシュー3枚にメンマ、かまぼこなど。 やっぱりこういう味のスープ、好きですわ。美味しゅうございました。 ■西武池袋本館「全国味の逸品会」 7F大催事場にて開催中 4/30(水)まで
■こってりしろ八麺/850円 このブログではおなじみの新宿御苑前『しろ八』。旬の野菜をトッピングした、天然素材のみを使ったラーメンを食べられるお店だ。トッピングの野菜はだいたい月ごとに変わるのだけれど、今月は全後半で違う野菜を出す。 4月後半の野菜は千葉県産の「ピーチかぶ」。昨年6月にも使われていた野菜だ。要するにカブなのだが、ほんのりとした甘みがあってしっとりした食感。生(?)をスライスしたものがトッピングされている。一緒にカブの葉も乗っている。 基本の「醤油らーめん」に背脂を加え、具だくさんにした「こってりしろ八麺」を注文。インパクトはないけれど、じわじわ旨味のひろがる優しいスープ……なのだけれど、よくある「優しいスープ」とは確実に違ってしっかりとした旨味と風味が楽しめる。 「こってりしろ八麺」は大好きなラーメンなのだけれど、ひょっとしたら「こってり」にしないほうが野菜の甘さがわかりやすいかも(あくまで僕の勝手な想像だけれど)。ここでの食事は珍しい野菜を食べられる機会でもあるので、今度は「つけ麺」で食べてみようかな。 美味しゅうございました。5月3日から6日まで、「店主補修のため」休業とのこと。石神本ハンディ版にも載ったことだし、しっかり補修して美味しいラーメンを作ってください。あッ、石神本に誤植発見…………って、重箱の隅ですね。すみません……。 ■旬麺 しろ八 東京都新宿区富久町18-5
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