日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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『しろ八』のご主人芳賀さんより、今日から始まる新メニューの案内をメールしてもらったので食べに行ってきた。新メニューとは「味噌和え麺」。期間限定で、公式には「向かいのマンションのスズメが巣立つ頃まで」の提供となる。だいたい1〜2週間だろうか。 「味噌和え麺」の価格は普通盛(麺1玉)が680円、中盛(麺1.5玉)が730円、大盛(麺2玉)が780円。具だくさんの「しろ八麺」バージョンはなかった。 スープがない分、麺を増やして「中盛」を注文した。甘めの味噌ダレや背脂を和えた汁なしラーメン。チャーシュー、貝柱、カイワレ、鰹節、糸唐辛子、月替わりの野菜がトッピングされる。トッピングを盛り付ける前に麺にタレを和えてあるので、かき混ぜなくても味は付いている。 最初はもうちょっと味が濃いといいと思ったが、食べているとちょうどよく感じてきた。貝柱やカツオの風味が面白いですね。美味しいのだけれど、もうちょっと汁気が欲しくなった。別の器でスープなどあればとてもうれしい(スープがない分だけ「つけ麺」より安い価格設定にしたということなので、難しいかな?)。 4月には1日早いが、月替わりのトッピング野菜も新しくなっていた。4月の野菜は茨城県産の「花チンゲンサイ」。菜の花みたいな花がついているが、苦みがなく甘い。その他、冬季限定の「味噌らーめん」が先週で終了していた。 ■旬麺 しろ八 東京都新宿区富久町18-5
3月23日にオープンしたばかりの新店。場所は笹塚駅の甲州街道側出口を出て左に進み、パチンコ店『風羅覇』を過ぎて一軒目。都内を中心にスーパーマーケットを展開している(株)三徳が経営母体。学芸大学近くにあるお店の2号店とのことで、国立『まっこう屋』というお店にルーツがあるそうだ。 メニューは「シロ」「クロ」「海老塩」「ミソ」「ハバネロ」の5種類で、それぞれラーメンとつけ麺を揃えている。その他、期間限定のメニューも出しており、現在は「担々麺」をやっていた。 ラーメンの「クロ(750円)」を注文。動物系の白濁スープに鰹節を揚げた香味油を加えた醤油ラーメンで、スープの色はどちらかというと黒じゃなくて赤茶色だ。香りから、一瞬『田ぶし』を思い出したがだいぶ違う。スープの口当たりは粉っぽく、魚粉も多めに入っているのかもしれない。トッピングは海苔、ネギ、ほうれん草、チャーシュー。麺は縮れの入った中太麺で、モギモギした食感。 ■拉麺 福徳 東京都渋谷区笹塚1-58-13
土曜日だけれど、緊急の呼び出しがあってビアンキを駆って勤務先へ。用事そのものはすぐに片付いたので、帰りに『めじろ』で遅めのランチ。 「味噌ら〜麺(850円)」に「味玉(100円)」を注文。味噌の甘さを堪能できるラーメンだ。面白いのは味玉。ものすごい和風ダシの味がする。一般的な味玉は醤油味が多いが、これはなかなか珍しい味。 ここまで書いてたら、なんだかまた食べたくなってきた。美味しゅうございました。 ■七重の味の店 めじろ 代々木本店 東京都渋谷区代々木1-58-7
神保町と水道橋の間、白山通りから路地をちょっと入ったところにあるお店。かなりアレゲな名前のお店だけれど、いたって真面目できれいなお店。目当ては金曜限定メニュー「野菜ブロードのスープつけ麺(850円)」。僕は「とら会」で知ったばかりだが、少し前から出ていたようだ。今日は「香り味玉(100円)」を追加した。 詳しく知らないが、「ブロード」というのはイタリア料理のスープのことらしい。マンガ『バンビーノ!』で主人公が先輩料理人にブッ飛ばされていたアレですね。 麺もつけ汁も温かい。麺は釜揚げタイプで、煮干しスープに漬かっている。つけ汁は煮崩れた野菜でドロッとしており、麺にねっとり絡みつく。『ajito』の「つけ麺」や『せたが屋(品達)』の「復活の雲のラーメン」と共通するイメージがある。こういう野菜ドロドロ系のラーメンが流行りつつあるのかも。浅草『江戸きん』の「豚菜ら〜麺」もそうだし。 美味しゅうございました。 麺を食べ終えた後、麺が入っていたスープを残ったつけ汁に入れてみた。こういう食べ方は本来想定されていたのかな? ■麺者 服部 東京都千代田区西神田2-1-8。
渋谷の『凪』で少し前から提供されていた季節のラーメン「プランタン塩ラーメン(900円)」。プランタンとは春を意味するフランス語。旬の野菜をいっぱい使っているということなのだろう。29日(土)で終了してしまうそうなので、いまにうちに……ということで食べてきた。 澄んだスープは、アサリの酒蒸しから炊き出したものだそうだ。もっと和風なイメージだったが、どこか洋風スープの香りもある。トッピングのセロリのジュレの影響だろうか。 炒めたタケノコやネギが甘くて美味しかった。チャーシュー替わりに入っている、野菜を練りこんだ自家製パテも面白い。器の底にタマネギが沈められていた。生のタマネギの刺激が少し気になったが、この辺は僕の好き嫌いによるもの。 半ライスがついてくるので、麺を食べ終えた後にスープに放り込み、雑炊風にして締めた。美味しゅうございました。 4月から、昼のメニューに油そばが加わったり、営業時間が変わるなどの予定があるそうだ(詳しくはお店の告知ブログを参照のこと)。 ■ラーメン凪/麺酒場 夕凪 東京都渋谷区東1-3-1カミニート1F
神保町のとんかつ屋さん『のあ吉』が不定期に開催するラーメンの日―通称ラーメンデイ―。先週も行われたばかりだが、つけ麺のスープにブレがあったとのことで、リベンジ的な意味合いの強い開催のようだ。 「つけ麺(800円)」を注文。つけ汁の器が大きいので写真では伝わりにくいが、麺は標準の量が「中盛」となっており、330gもある。加えてつけ汁の中にはチャーシューが1本まるまる入っており、すごいボリュームだ。 つけ汁は動物系の白濁スープをベースにしたもので、甘めの醤油味。いろいろ野菜も入っているっぽい。背脂もいっぱい入っている。とにかく肉〜〜ッという感じの印象で、「お腹いっぱい食べさせたい」というご主人の気持ちがよく伝わってくる。 先週もやったばかりのせいか、混み具合もさほどではなかった。12時半頃には行列も途切れていたように思えた。 「とんかつ」のボリュームもすごいと聞くが、この辺は学生も多いだろうから喜ばれそう。そのうち食べに行ってみよう。 ■とんかつ のあ吉 東京都千代田区神田神保町1-6 樋谷ビル3F ※通常はラーメン・つけ麺のメニューはない。
近く(でもないけど)に用事があったので、少し足を伸ばして『七彩』へ。新メニューの「つけ麺」が目当てだったが、雨が降って少し寒いせいか汁のラーメンが食べたい気分。メニューを見ると味噌ラーメンがある。そういえばうらちゃんさんやマッハさんもレポートされていましたね。 「TOKYO味噌らーめん(820円)」に粉チーズを加えた「TOKYO味噌ラーメン【ハイカラ】(920円)」と「生卵と半ライスのセット(150円)」を購入。生卵はラーメンに入れず、溶いてすき焼きのように麺を絡めて食べてくださいと説明があった。 たっぷりのモヤシに背脂。さらにその上からパルミジャーノ・レッジャーノの粉チーズと唐辛子粉がかけられている。スープは甘めの味噌で整えられている。味噌の甘さや背脂の旨味、チーズの濃厚な乳臭さ。スープが混ざり合うたびにいろんな表情を見せてくれる。それに絶品の自家製麺。美味いですねー。 そして卵の味がなんだか濃いぃ。溶き卵に絡めると、味噌とチーズと卵の相乗効果で濃いぃ甘さが何ともいえぬ。そして仕上げに余った卵と味噌スープの卵かけご飯。幡ヶ谷の『弥彦』もそうなんだけれど、一連の食事の中に忙しいほどいろんな味が込められていて、食べてて楽しいですね。 ちなみにこの「TOKYO味噌らーめん【ハイカラ】」、「中野区の逸品グランプリ2008」というイベントに参加したメニューだそうだ。詳しくはイベント公式サイトをご覧頂きたいが、3/27に中野サンプラザで本選が開かれるそうだ。興味のある方は是非。 ■麺や 七彩 東京都中野区鷺宮3-1-12
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