日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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月曜日から始まった「味噌ばたー」の試作バージョンがどのように変化しているか確かめようと、『しろ八』で昼食。今回は、味玉(100円)を追加してみた。
味玉を除けば、基本的に初日とトッピングは変わっていない。けっこう変わっているのがスープ。背脂の量が増え、月曜日とは違った深いコクが出ている。ベースとなるスープはいつもと同じなのだが、味噌とバターと背脂で全く変わってしまうものだ。普段の『しろ八』とはひと味もふた味も違った力強いラーメンに仕上がっている。 前回訪問時、試作でありながら「フツウに完成している味噌ラーメンだと思う」と書いた。よくよく考えてみれば、昨年の冬から味噌ラーメンの研究を重ねていたというのだからそれもそのはずだ。実際に今回の味噌ラーメンの評判は上々だそうで、店主の芳賀さんもだいぶ手応えを感じているようだ。「明日にでも製品版にしてお出ししようと考えているんですよ」とのこと。 明日といえば、もう12月。正確な切り替わり時期は不明だが、11月のさらだ春菊に替わり12月のトッピング野菜はほうれん草になる。
明大前の『中田兄弟』へ。前にラーメンは食べたことがあるが、どうもつけ麺をアピールしたいような店構えなので、一度つけ麺を食べておきたかった。こういう名前のお店だが、別に実の兄弟が経営しているわけではない。寿司職人がプロデュースしたお店とのことで、寿司の技法を用いた食材で出汁をとったりしているらしいが詳しいことはわからない。
食券制。「つけ麺(700円)」の食券を買い、席に着く。まずはつけ汁が出てきて、それから麺が出る。 なんというか、魚の風味のする油が多いような気がする。実際にはそれほど油が多いわけではないのだろうが、香味油に麺をくぐらせて食べているような感じさえした。風味はよいし、おもしろい味なんだけれどもう少しスープの味が力強い方が僕の好みには合いそう。多めの白髪ネギに、板状にカットしたチャーシュー、メンマが入っている。麺は大成食品の太めのもの。 僕の好みのど真ん中ではないものの、特徴のあるつけ汁が印象には残った。こんなのは好みの話でしかないことは重々承知しているつもりだが、この特徴はかえって客層を狭めてしまわないのかな、とそんなことを思った。
新宿西口エリアに先日オープンしたばかりの『竈』の新店に行ってきた。目当ては昼夜限定20食の「焼きらーめん」。チャーシュー3枚と、くんたま1/2個が入る「得入(850円)」を注文した。
さて、竈の焼きらーめんは、『凪』や『じのもん家』で食べられるスタイルのものではない。麺には豚骨スープをベースに塩で味付けられており、一見すると油そば風のルックスだが、別に器の底にタレが隠れているわけではない。味はさっぱり目だが、細かく刻まれたチャーシューとメンマをあえて食べると、けっこうしっかりした味になる。別皿で2種類の味噌ダレが提供され、これらを麺に絡めてトリプルテイストを楽しんでくれということなのだろうが、せっかくの工夫がありながらも食べている途中に飽きてしまった。 飽きの原因は、おそらく水分の少なさによるのではないか。食べている途中で口の中がパサつく感じがちょっとねぇ…。水を飲めばいいのかもしれないが、スープか何かをつけることはできませんか。
9月に味を改良してから、『むろや』の「塩つけめん(700円)」にハマっている……のだが、12月から始める新メニュー「味噌らーめん/つけめん」と入れ替わりで塩つけめんはレギュラーメニューから外れてしまうのだ。そんなわけで、四谷図書館に資料探しに来たついでに立ち寄り、塩つけめんを食べてきた。これが食べ収めになるかな?
写真のつけ汁が真っ黒いのは、岩のり(100円)をトッピングしているから。岩のりははじめて注文したのだが、つけ汁に潮の風味がほどよく加わりいい感じ。もともと麺にしっかり絡むつけ汁だけれども、岩のりがさらに麺に絡み、つけ汁の風味がより強く感じられる。 美味しゅうございました。 変な時間に行ったせいか空いており、客は僕ひとりだけ。食べている間、店主の渕上さんと雑談。すでにいくつかのブログで紹介されているとおり、今度テレビで紹介される話や、新メニュー味噌ラーメンは来週火曜日から提供されるなどの話を伺った。
帰宅中、幡ヶ谷で途中下車して『我武者羅』に立ち寄る。目当ては、携帯コンテンツ「超らーめんナビ」会員を対象とした1日10食の限定メニュー「拉麺鮮鯛ガムシャラー+α(950円)」。時刻はちょうど午後9時頃だったが、運良く限定ラストの1杯にありつくことができた。その名前から想像できるかもしれないが、このメニューはラーメンの具材やスープをそれぞれ「色を冠した戦隊ヒーローもの」に見立てたもの。
最初にメニューの内容を和紙に印刷した「おしながき」が手渡される。これによると、
いろいろ楽しめそうでわくわくする。 注文して最初に出てくるのは「赤シャラー」。カイワレと柚子胡椒がついており、そのまま食べてもよい…のだが、ラーメンのスープでしゃぶしゃぶにしたり締めの茶漬けの具にしたりできるので、一気に食べずに残しておいた方がいい。 赤シャラーを一口食べて待っていると、ラーメンが出てきた。 このお店の標準メニューは、鯛と豚骨を使った濃厚なスープが特徴。ところが超らーめんナビの説明によると、今回の限定では鯛一本で勝負しているとある。上品な鯛だけのスープがでてくるかと思いきや、予想以上にしっかりしたこくのあるスープに入ったラーメンが出てきた。トッピングが豊富に乗っているが、僕の印象に残っているのはあおさ海苔。「おしながき」にも書いてあるとおり鯛の香りを引き立てている。 最後に、食べ終えたスープをカウンターの上にあげると、冷めつつあるスープに焼き石がふたつ放り込まれて再加熱してもらえる。そこに、白髪ねぎやごま、青のりなどが添えられた焼きおにぎりを放り込む。お茶漬けというか雑炊というか微妙だが、お焦げも楽しめる逸品。締めにちょっと食べるのにいいね。 最初は奇をてらいすぎと思ったけれど、食べてみるとかなり満足できた。美味しゅうございました。
本日より、『しろ八』で冬の期間限定メニュー「味噌ばたー」試作バージョンの提供が始まった。「TOKYO☆1週間」との連動で提供された「豚汁らーめん」と同じく、「味噌七半(みそひちはん)」というブレンド味噌を使ったラーメン。バターが多めに溶かされており相当な甘みがあるが、ちょっとピリッとくる辛さもあって体が温まる。当初はバターの脂を使ってジャンクに仕上げる構想だったそうだが、やってみたら脂がすごいことになってしまったそうで、今のところ濃厚な甘みを加えている程度(といっても量は多いらしい)になっている。
試作中ということで、トッピングは今後どのように決まっていくかわからないが、現在では、旬の野菜(現在はさらだ春菊)、もやし、茎わかめ、豚バラのチャーシュー1枚、ネギ、貝柱が入っている。 「試作」というとまだまだな印象があるが、フツウに完成している味噌ラーメンだと思う。美味しゅうございました。 一度ジャンクな感じの味噌ラーメンというのを食べてみたい。
『しろ八』で昼食。前回同様、醤油味の「こってりしろ八麺」を食べるつもりだったが、券売機の前で気が変わり「塩しろ八麺(880円)」を注文。今月の野菜ーさらだ春菊との相性がどうなるかわからなかったけれど、僕の下が慣れたのか好みが変わったのか、意外と春菊の風味を気にせず食べることができた。不思議。そういえば、ドンブリの下に木製の鍋敷きみたいなものを置くようになったのね。
塩ラーメンは、普段食べている醤油らーめんと違いトッピングに貝柱が加わるなどの違いがある。しろ八のスープはタレを足す前から、魚や鶏の風味でじゅうぶんそのまま飲める味になっているが、塩ラーメンはスープの風味を活かした味付けだ。塩味がさほど強いわけではないのに、ぐいぐいと麺を食べることが出来る。 来週あたりから、何か新しいものが登場するかも。
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