■上野限定つけめん 痺れ(並盛)/900円+特製セット/230円
あの『六厘舎』が上野に新店をオープン。駅の商業施設アトレに入っていた系列店『トナリ』『舎鈴』を改装し、2店をまとめてリニューアルする形で本日から営業をスタートしている。メニューは基本的に他店と同様だが、上野店限定メニューとして提供されるのが「つけめん 痺れ」。先日の『大つけ麺博』で提供されたものがベースかな? ちなみに店頭には「CASH ONLY」と書かれているが、Suicaなど交通系電子マネーは使用できる。
お店に着いたのは12時を少し過ぎた頃で、店の外には7〜8人の行列が出来ていた。ただし回転は速く、10分ほどで席に案内された。注文したのは「つけめん 痺れ」と「特製セット」。「特製セット」では、味玉と豚ほぐしが追加される。『六厘舎』といえば、とろみのある濃厚豚骨スープを使ったつけ汁が特徴だが、今日は豚ほぐしを入れたのでさらなるドロリとした感じが強調されていた。「痺れ」というのは、花山椒のオイル(?)による痺れる辛味。刺激がやや控えめに感じたが、物足りなければ自分で花山椒を追加できる(一緒に花山椒のミルが提供される)。花山椒は、つけ汁にそのまま入れるのもよさそうだが、個人的には麺に振って食べるのが美味いような気がする。ただしけっこうな刺激があるので入れすぎに注意。
満足できる一杯だった。昔、大崎で2時間以上並んで食べたことを思い出すと、『六厘舎』が職場の近くにできてサクッとランチで食べられるなんてとても贅沢なことなんだろうな。
■六厘舎 上野
東京都台東区上野7-1-1 アトレ上野1F
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■塩らーめん/500円(通常価格800円)
JR王子駅の北口改札を出てすぐのところにあるお店。もともと京本東北沿線エリアでは屈指のうまいラーメンを食べさせるお店だったが、11月6日にメニューを刷新してリニューアル。これを記念して、看板メニューの塩ラーメンを500円で提供するキャンペーンを行っていたので早速食べに行ってきた(11月7日で終了)。
大判のチャーシューに岩のり、山クラゲなどをトッピングした塩ラーメン。スープは澄んでおり、表面の油が黄金に輝くきれいな一杯だ。スープを一口飲めば、以前との違いははっきりわかる。新しい「塩らーめん」のスープは、魚介がグッと前に押し出されており、鮮魚でも使っているのかと思ったほど(実際はどうなのか知らないが)。山くらげのコリコリした食感も好み。文句なく美味かったが、前の味もかなり客を掴んでいたはずなので、大胆なリニューアルと言えるだろう。
新しいメニューの写真はこちら。「塩らーめん」の刷新だけでなく、新たに「シビれる辛さ」の「麻辣塩らーめん」も新発売となった。きっと「醤油らーめん」や「塩つけ麺」も新たなスープで作り直されているのだろうな。ちょいちょい通って食べてみよう。
■らーめん えんや
東京都北区岸町1-1-10
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■特製清湯つけそば/1030円
水道橋『勝本』の2号店で、こちらは「つけそば」をメインに出しているお店。場所は神保町駅と御茶ノ水駅の間で、三省堂書店斜め向かいの三井住友銀行とマクドナルドの間をしばらく進んだ先になる。メニューは醤油味のつけめん・ラーメンの「清湯 つけそば」「清湯 そば」を軸に、各種トッピングなどで構成。
注文したのは「特製清湯つけそば」。水道橋のお店がけっこうコッテリしているのに対し、こちらはスッキリした和風スープを使っている。もっちりした太目のストレート麺と、茹で加減硬めの細ストレート麺を両方食べられるのは面白い試み。個人的には太麺の方が好みだが、両方を比べて食べられるのはやはり楽しい。麺の量は並盛りで合計280gというので結構なボリュームだが、割とサクッと食べられてしまう。
いやぁ美味かった。この日お店に行ったのは15時近かったが、こんなにランチタイムを外した時間帯でもしばらく行列に並んだ。この人気にも納得。
■つけそば 神田勝本
東京都千代田区神田猿楽町1-2-4
■具材たっぷり!エビとトマトのベジつけめん/1000円
市ヶ谷の『麺や庄の』が2016年に米国サンフランシスコに進出し、2017〜2018年と続けて現地のミシュランガイドに選ばれた『MENSHO TOKYO SAN FRANCISCO』が今度は日本国内に逆輸入。2018年7月に新宿ミロード7Fの飲食店街にオープンした。早く行きたかったのだけれどなかなか機会がなく、ようやく初訪問。
家族で食べに行き、私が注文したのが「具材たっぷり!エビとトマトのベジつけめん」。その名の通り、野菜の具材がたっぷり乗ったつけ麺で、以前新宿御苑前にあった系列店『gotsubo』を彷彿とさせる。つけ汁はクリーミーで濃厚。麺の食感もふわふわしていて面白い。見た目の面白さも『庄の』らしくていい。
■醤油らーめん/780円
■塩らーめん/780円+炙りチャーシュー1枚/120円
こちらは子供たちが食べた「醤油らーめん」と、カミさんが食べた「塩らーめん」。和風ダシの香るスッキリした一杯で、子供たちも喜んで食べていた。柚子……とは違うかな? どちらも柑橘系の香りが特徴で、洗練された印象。子供用の取り分け皿などもオシャレ。
ちなみにこの日は隣の小田急百貨店11Fで開催されていた『TRYラーメン大賞フェスティバル』の最終日。そちらもちょっと覗いてきたけれど、12時過ぎで『飯田商店』は完売なのね。驚いた。
■MENSHO SAN FRANCISCO
東京都新宿区西新宿1-1-3 新宿ミロード 7F
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■味玉・鶏ほぐしつけめん/1100円
『六厘舎』の元店長が経営する人気店『つけめん さなだ』が、埼玉県の三郷から都内に移転してリニューアル。10月25日から新しいお店で営業を再開している。場所は北千住駅の西口から5〜6分歩いたところで『猪太』の跡地。三郷の頃とはメニューを変えており、今のところメニューは「大山鶏のつけめん」と各種トッピング類、ご飯もののサイドメニューやドリンク類のみ。そのうち「大山鶏の夜鳴きそば」「限定中華そば」なども始まるみたい。
今回食べてきたのは「味玉・鶏ほぐしつけめん」。大山鶏の白湯スープと魚介ダシを使ったつけ汁に、浅草開化楼の太麺を合わせている。鶏白湯スープの甘味が後を引いて美味い。麺はモチモチ……というか少しフカフカしたような食感で、少し柔らかめと思ったけれど弾力もあって面白い食感。麺の量は並盛りで200gあるのだそうだ。トッピングは、豚の肩ロースと大山鶏のムネ肉を使ったチャーシュー、鶏節。鶏チャーシューはムネ肉だがしっとりしていて好みだった。味玉はかなりしっかり味が染みているが、醤油のアルコールのような香り(?)もあって大人向けのテイスト。酒のアテになりそう。
美味しゅうございました。お土産用の冷凍つけ麺が始まったら買いに行こう。
■つけめん さなだ
東京都足立区千住3-6-1
■山形、酒田背脂煮干し中華そば/870円
新宿歌舞伎町の奥地、大久保公園で開催中の「大つけ麺博」。会場に来るのはずいぶん久しぶりで、記録を確認したら前回来たのは2013年だった。イベントの様子もだいぶ様変わりし、「大つけ麺博」と言いながらも出店している8店舗のうちつけ麺を出しているのはわずか1店舗のみ。参加店舗も100近いらしい。
食券制でラーメン1杯870円。追加トッピングは各店で現金で支払う仕組み。数多くのラーメン店が次々と入れ替わる形式で、ラインナップはほぼ毎日変化する。常時8店ほどがラーメンを出しているようだ。
食べてきたのは「山形屋」の「背脂煮干し中華そば」。実際の店舗は東京にあるそうだが食べに行ったことはない。刻みタマネギや岩のりが入るので、新潟の背脂煮干ラーメンのようなものをイメージしていたが、けっこう違っていた。いわゆるチャッチャされた背脂粒はほぼ入らない。かわりに液状のラードが表面を厚く覆い、かなりギトギトした印象。油がスープを覆ってしまうせいか、煮干し風味は隠れてしまったようだ。麺は太く平たくて、かなり固めの茹で加減。麺はインパクトがあって食べ応えがあったが、煮干しの風味はもっと強い方が好きだしちょっと油っこ過ぎたかな。
■煮干し中華そば 山形屋
東京都足立区竹の塚3-5-1
大つけ麺博では10/26(土)まで出店予定
■大つけ麺博 美味しいラーメン集まりすぎ祭
東京都新宿区歌舞伎町2-43
11/4(月)まで
■中華そば/730円
京都のホテルの総料理長だった人物がラーメン店に転身し2015年にオープンしたお店。系列店の『銀座八五』『神田勝本』などと同様、高級感のある落ち着いた内装になっている。メニューは基本の醤油ラーメン「中華そば」に、あさり塩スープを使った「塩そば」、煮干し豚骨スープを使った「濃厚煮干しそば」、1日30食限りの「濃厚煮干しつけそば」を軸に、各種トッピングやご飯モノ、ビールなどを揃えている。
注文したのは「中華そば」。上品でアッサリしたラーメンを勝手に想像していたのだが、現れたラーメンはけっこうオイリーでダシも力強く、極めて「真っ当」なラーメンだった。スープは煮干しなどが突出することもなくバランスよくまろやか。麺はやや柔らかめに茹でられた細ストレート麺で好み。チャーシューはそこそこ厚みもあるのにブリブリと柔らかく、メンマはコリコリ。そして何だか海苔が美味かった。
美味しゅうございました。こんなお店でこの味を、この金額で出せちゃうんだ……。恐れ入りました。
■中華そば 勝本
東京都千代田区三崎町2-15-5
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■特製とりそば/950円
説明不要の超有名店。何を食べても美味しいが、一番人気は「とりそば」だろう。「とりそば」は20年近く前にテレビのラーメン番組で日本一をとり、このお店が一躍有名になるきっかけを作った看板メニュー。先日、ご主人がTwitterで「とりそば」のリニューアルを告知。さっそく食べに行ってみた。
注文したのは具だくさんの「特製とりそば」。鶏の風味たっぷりのスープに自家製の細ストレート麺を合わせ、鶏チャーシューや鶏ミンチ、たっぷりの白髪ネギなどを盛り付けたラーメン。以前に比べてだいぶ鶏が強くなり、「アッサリ」という言葉では表現しにくいかも。長らくアクセントに春菊が使われてきたが、スープが濃くなるのにつれて春菊では合わなくなってしまったのか、春菊の代わりに柚子のオイルペーストが入るようになった。濃くなったスープを柚子がスッキリさせ、スルスルと最後まで美味しく食べられる。
しかし今回のリニューアルで一気に変わったわけではない。1年くらい前からスープはどんどん濃くなってきていたし、春菊が使われなくなってからも数ヶ月経つ。最近は柚子皮が入っていたんじゃなかったかな。とはいえ、しばらく「とりそば」を食べていなかった人は結構な変化に驚くかも。
■天神下 大喜
東京都台東区台東2-4-4
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■イベリコのコンソメとギフトボックス/1500円
浅草通り沿いにある黄色い看板のラーメン店。鶏のみを使ったシンプルな醤油ラーメンが看板メニューだが、店主のフレンチの経験を活かした期間限定メニューも面白い。10月の限定は「イベリコのコンソメとギフトボックス」。普段の限定は900円で販売されることが多いが、今回は1500円。材料費がかなりかかってしまいこの価格になったそうだ。
洋風のコンソメスープに細麺が泳ぎ、その名の通りに美しく盛り付けられた「ギフトボックス」。ここでは何度かコンソメスープのラーメンを食べているが、今回のは前のに比べてスープがまろやかというか力強い。一口味わっただけでは単に「スッキリと美味しいコンソメ」という印象だが、何度も味わっていると、あぁ今までのスープとは何か違うな、と感じられる。つけ合わせの「ギフトボックス」は、フォアグラやトリュフなどを包んで作ったもので、フレンチのコースに出てくるような料理。中身がスープに溶け出さないよう、「一口でバクッと」食べるのがオススメだそうだ。
このお店らしい特別メニューで楽しめたし美味かった。ちなみに券売機に1500円のボタンはなく、750円の食券を2枚買って注文する仕組み。ただし、750円の食券はレギュラーメニューなので基本的に売り切れの表示はない。限定メニュー目当てで行く際は、まだ残っているかどうか最初に確認することをオススメします。
■稲荷屋
東京都台東区元浅草2-10-13
■旨辛つけ麺/1030円
台東区立平成小学校から南に2〜3分歩いたところにあるお店。アゴ(トビウオ)でダシをとったラーメンが人気を博しており、お昼は結構混むことも。基本メニューはほぼ食べているのだが、まだ食べたことがなかったのがこの「旨辛つけ麺」。普段は辛いものを敬遠しているのだが、この日は気分を変えて食べてみることにした。「あごだしつけ麺(930円)」の食券を買って、現金で100円追加して注文する仕組みだ。
基本の「あごだしつけ麺」に、辛味調味料を加えてアレンジしたもの。辛さ控えめで作ってもらったので通常とは違うかもしれないが、唐辛子系のピリリとした辛味は魚介ダシの風味を壊さぬ程度でほどよく、私でもじゅうぶんに辛味を楽しめた。トッピングは基本でチャーシュー、味玉、カイワレが乗る。つけ汁の底にはほぐれたチャーシューが少々。何だかチャーシューが大判になったかな?
「旨辛つけ麺」は期間限定メニューという扱い。特に期日を決めているわけではなさそうだが辛味調味料がなくなったら終了するようだ。
■麺屋 薫堂
東京都台東区台東3-4-5
■コク濃しら川ラーメン/880円
神田小川町の路地裏、『下松ラーメン五ツ星』の跡地に出来た鶏白湯ラーメンのお店で、今年の5月頃にオープンしていたらしい。メニューは基本の「しら川ラーメン(780円)」の他、「コク濃しら川ラーメン」「しら川つけ麺(900円)」「しら川担々麺(950円)」など。他には鶏白湯スープを使ったと思しきカレーライス。「しら川ラーメン」と「コク濃」のどちらかにするか迷ったが、スタッフの説明(「しら川」はアッサリ。「コク濃」は濃厚スープ好きな方に喜ばれるとのこと)を聞いて、「コク濃しら川ラーメン」を注文した。味玉かライスがサービスされるというので、味玉をチョイス。
泡立つほどの濃厚スープに、博多ラーメンのような極細ストレート麺を合わせた鶏白湯ラーメン。青ネギにキクラゲが入るところも博多ラーメンっぽい。スープは濃厚でボテッと重たいが、過度な油分はなくクリーミーで食べやすい。素直に美味しい鶏白湯スープだ。トッピングの鶏肉は、焼鳥のようなモモ肉(?)が3〜4個。香ばしくて好印象。刻みタマネギがアクセントになるのかもしれないが、もともと甘いスープにタマネギの甘さが加わり、ちょっとクドく感じる。
予想以上に美味しく満足。しかし、お店のある神田錦町1丁目14番地は『鶏ポタラーメンTHANK』『鶏ラーメンTOKU』など鶏白湯ラーメンのお店ばかりが集中しており相当な激戦区。それでも7月には秋葉原にも出店しているようなので、かなり流行っているのかな?
■鶏白湯しら川 小川町店
東京都千代田区神田錦町1-14-7
■塩生姜らー麺 味玉入り/950円
靖国通りの淡路町交差点から南に歩くこと2〜3分、通りの左側にある塩生姜ラーメンの専門店。店主は幡ヶ谷『我武者羅』などの出身だそうだ。2016年に神田駅近くにオープンし、その後移転して現在に至る。基本のメニューは「塩生姜らー麺」のみで、味玉入りや肉増しでバリエーションがあるくらいだが、限定メニューとしてつけ麺や油そばなどもあるので店内の貼り紙は要チェックだ。ただし、限定メニューの中には常連のみを対象にしたものもあるようなので注意。
初めてなので、基本の「塩生姜らー麺」を注文。味玉を追加した。鶏ベースのスープに生姜をビシッと効かせて、濃厚かつシャープな味わい。中太のストレート麺は生姜の風味をたっぷり蓄えてスルスルッと口に入ってくる。トッピングの鶏肉はプリプリして好み。食べ進めるほどに器の底に沈んだ生姜が舞って、さらに生姜の風味をブーストさせる。あまりに美味くて食べるのに夢中になってしまった。気付けばスープはほぼ完飲。
あぁ美味かった。もっと早く行けばよかった。
■塩生姜らー麺専門店 MANNISH
東京都千代田区神田司町2-2-8
■悶絶ミネストローネら〜めん/1000円
浅草通りから東上野三丁目の交差点を南下した先にあるお店。レギュラーメニューはカニや煮干しを使ったラーメンだが、その日限りの特別メニューをほぼ毎日提供している。この日の限定は「悶絶ミネストローネら〜めん」。個人的にもミネストローネスープは好きなので、さっそく食べに行ってきた。
現れたラーメンは、ミネストローネ風の真っ赤なスープに低温調理のチャーシューや刻みタマネギが盛り付けられた一杯。スープの中には具がゴロゴロ入っている。ジャガイモやニンジンが入っているのかと思ったが、よく見ると具はすべて背脂(脂身)の固まり。背脂粒をちょっと浮かせたというレベルではない。固まりがゴロゴロ入って何だかヤバイ感じ。ミネストローネに背脂、なんという意表を突く組み合わせだろう。意外にも脂でギトギトする感じはほとんどなく食べやすかったが、さすがに大量の背脂が沈んだスープはけっこう残してしまったな。
店主のTwitterによると、9月27日(金)にも「悶絶ミネストローネ」をやるらしい。しかも今度は「ソイソース」仕様。興味のある方は急げ。
■さんじ
東京都台東区東上野3-25-12
■中華麺(小)/700円 ワンタン/100円
永福町系の新店で、笹塚・観音通り商店街に9月10日にオープンしたばかり。実は30年以上前にもほぼ同じ場所(2〜3軒隣くらいか?)に永福町系の『笹塚大勝軒』があった。新店と旧店に直接のつながりはないらしいが、『大勝軒』が復活したように思えて感慨深い。
店内はカウンターのみで6席。店主がひとりで切り盛りしていた。メニューはシンプルで、「中華麺」の「大」が1000円、「小」が700円、「子ども麺」が500円、トッピングは100円の「ワンタン」のみ。子供用のクッションも用意されており、子連れでも利用できるようになっている。
「中華麺(小)」に「ワンタン」を注文。「小」といっても常識的な一人前のサイズがある。煮干しスープにラードを浮かせ、やや柔らかめに茹で上げた中細麺を合わせたラーメン。チャーシューは部位の異なる肉が2種類入るのが嬉しい。ワンタンは餡が少量入ったものが5粒ほど。永福町系の本家と比べると細かい違いはいろいろあり、煮干しの強さやラードの量など控えめで、総じてマイルドな印象。
この街でこのラーメンを食べられるとことには感激してしまう。何しろ旧『笹塚大勝軒』といえば、地元民にとっては伝説的なラーメン店。実は私自身も実家がすぐ近所にあり、初めて行ったラーメン店はおそらく『笹塚大勝軒』だったと思う。長く続く愛されるお店になることを期待しています。
■大勝軒
東京都渋谷区笹塚1-24-5
■真鯛つけ麺(塩)〆ご飯セット/1,020円
9月14日、蔵前橋通り沿いにオープンしたばかりの新店。「日本近海の旬の魚、海鮮にこだわったラーメン」がコンセプトで、鮮魚系スープを使ったメニューが中心。数日前に「真鯛らーめん」を食べてきたばかりだが、今回は「真鯛つけ麺’(〆ご飯セット)」を食べてきた。ちなみに「真鯛つけ麺」単体では900円になる。
つけ汁のベースは、「真鯛らーめん」と同じ白濁したスープ。これにモチモチした太目のストレート麺を合わせている。具材はチャーシュー、海苔、青菜。つけ汁には鯛のすり身が入っている。提供時はつけ汁が熱々だったが、麺をかなり冷たく締めてある。そのため、麺はちょっと汁につけて食べるようにしないと。すぐにつけ汁がぬるくなってしまうので注意。個人的には熱々のつけ汁と冷たい麺のギャップは大きければ大きいほど好きなので、こういうつけ麺は大歓迎だ。
麺を食べ終えた後は、スープ割りしたつけ汁を「〆ご飯」に注いで食べる。これは文句なく美味いしボリューム的にも満足。美味しゅうございました。後は醤油味の「鯖だしらーめん」「鯖だしつけ麺」も残っているので、またしばらくしたら食べに行こう。
■JAPANESE FISH NOODLE ウミノチカラ
東京都台東区台東1-32-6