日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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今年234杯目。
残念の出来事の結果、早い時間ではあったけれども会社にいくしかないので出社。始業開始時刻まで寝ていようかと思ったが、ふと気付いた。今からひるがおに並べば、限定20食のラーメンゼロを食べられるに違いない! ラーメンゼロとは、環七のせたが屋/ひるがおの店主前島氏が『新どっちの料理ショー』番組内で作ったラーメン。なんでも、塩や醤油などの調味料を一切使わず、素材の味だけで組み立てたラーメンらしい。番組では九段斑鳩と対戦し、勝利者は実際にお店でラーメンを出せるというもの。今回、前島氏が勝利したため、ひるがおの新宿御苑店で番組で作ったラーメンとおなじものが食べられるというわけだ。 会社から5分ほど歩いてひるがお新宿御苑店へ。午前8時47分、並んでいる人数を数えてみると19人。数え間違いしていないかどうか、何度も確認したがちょうど自分が20人目で間違いなさそうだ。ちょうど9時頃、僕の後ろにひとり女性が並んだ。20人並んでいる旨伝えたが、一応並んでみるとのこと。そして9時4分、従業員が整理券を配り始めた。やはり僕が20番だった。わずか17分並んだだけで、ラーメンゼロの整理券を手に入れることが出来たのだ。 整理券をもらったら、いったん解散。開店時刻の11時前に店頭に集まれば、ラーメンゼロが食べられるという仕組み。11時5分前くらいに再訪すると、通常メニューを食べる客の行列が出来ていたが、整理券を持っている客は行列の先頭に案内される。ラーメンゼロを20食分出してから、通常メニューの営業が開始される。たったの20食とはいえ、ラーメンゼロは1ロットで2食分しか作らない。僕は20番目なので最後に順番が回ってくるが、30分近く待つことになった。 調味料を使わないというスープは、塩でも醤油でも味噌でもなく…、というふれ込みだが、実際に食べてみると塩ラーメンの延長線上にあるように思えた。メインで使っているというアサリや昆布は海鮮系の素材だから、きっとそこから塩味が出ているのだと思う。もっと優しい味を予想していたが、スープ表面に浮くガツン油(本鰹からとった調味油)もあわさって、動物系スープにも肉薄するコクが味わえた。 このスープに、うどん粉も使っているという極太の縮れ麺が組み合わされる。普段ひるがおで使っている、三種類の太さの麺とは違うもので、モチモチ感とコシの両方がじゅうぶんに感じられる美味しい麺だった。ローストされたチャーシューは、豚と鶏の肉をまとめてロールしたダブルチャーシュー。肉厚で食べ応えがあり、美味かった。 「どっちの料理ショー」のラーメンは初めて食べたが、ラーメンゼロは完成度の高さとわかりやすさを両立したラーメンだった。このエントリを書いている段階でラーメンゼロの提供は終わっているが、機会があるなら、もう一度食べてみたいものだ。 ■ひるがお 新宿御苑店 東京都新宿区新宿1-32-4
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