日々是好麺

S谷の食べた麺の記録。


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【文具】フルハルターで146を診てもらう

ラーメン以外のネタを書き込むとき、すっかり【】の中にその旨書くようになってしまった。

外出の帰りに、万年筆専門店の「フルハルター」に立ち寄る。ここに入るのは初めてだ。お店は小さく、二人で座ったらいっぱいになってしまうテーブルがひとつだけ。偉く敷居が高そうな感じだが、意を決してドアを開けてみた。

奥から「はーい」と声が。雑誌にもよく出ている店主の森山氏が現れた。椅子を勧められ、ふたりでテーブルにつく。森山氏は、「初めてウチにやってきたこのお客は、どんな相談に来たのだろう」というような面持ちで、僕に耳を傾ける。もう敷居が高いとかそんなことを言ってられる状況じゃない。

本日の来訪の目的、10年以上前にプレゼントされた、モンブランのマイスターシュトゥック146の調子について相談をしてみる。今、常用しているペリカンのスーベレーン400に比べて、インクが出過ぎて使いにくいことを話すと、森山氏は店の奥に146を持って行き、すぐに戻ってきた。

「ペン先、ちょっと締めました。これでどうです?」

どこをどのようにいじったのかよくわからない。本当に一瞬のこと。ところが、書いてみると、確かに感じが違っている。これでしばらく使ってみようということになった。

後はほとんど雑談だ。常用しているペリカン400との使い分け方から、ペン先の太さの話。最後に、せっかくなので「森山モデル」と呼ばれる、太い字を心地よく書けるように調整した万年筆を試し書きさせてもらえるよう頼んでみた。

ペリカンのスーベレーン800が出て来た。僕の使っている400の上位モデルだ。なるほど、ヌラヌラスルスルとはこういうことを言うのかと思ったが、僕が普段使っている手帳の4〜5mmの罫に使うペンではない(当たり前だが)。

「手紙などを普段たくさん書くようなことがあって、この太さのペンが欲しくなったら、その時に(買うかどうか)考えた方がいいでしょ。せっかく作っても、使う機会がなければ意味がないからね」

なるほど。確かに。

お店にいたのは、おそらく15分前後くらいだったと思う。万年筆を診てもらったので技術料などはかからないのだろうか。帰り際になって尋ねてみた。

「はは。あれくらいならウチはタダでやりますよ」
「えっ、ありがとうございます……って、よそで買った万年筆なのにいいんですか」
「はははっ。僕がタダって決めたんだからいいでしょう」

ありがとうございました。また今度、お世話になることがあると思います。
posted by S谷 19:51comments(0)trackbacks(0)



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