■ら〜麺(並・あっさり)/800円
新宿ピカデリーで『ムーンウォーカー』と『THIS IS IT』を続けて観て、劇場を出たのが16時過ぎ。朝にちょっとパンをかじっただけだったのでかなり腹が減り、時期的にそろそろ何か新しいメニューをやっていそうな『麺屋武蔵』へ行ってみた。
そしたら本当に限定メニューの告知ポスターを発見。後で知ったが昨日から提供開始だったらしい。ところが食べられるのは18時以降とのことで、まだ1時間以上も間がある。ちょっと残念だったが「ら〜麺」の食券を買い、「あっさり」の並盛を注文した。
ちょっと塩気の強い醤油味のスープは独特な魚の風味が香るもの。もちっとした太目の平打ち麺を合わせている。豚の角煮みたいな厚切りのチャーシューが目を引く。底に沈んだ柚子がだんだん効いてくるのが特徴。定期的にガラッと味を変えてくる『麺屋武蔵』だが、叉焼の角煮化以後は特に大きく変わっている様子はなさそうだ。
こちらのラーメン、「あっさり」と「こってり」を選べるようになっている。そこで気になったのが、その中間ということなのだろうが「真ん中」などと注文するお客さんが多かったこと。初めて来たのでどちらか選びかねてそう注文しているのだろう。その気持ちはわからないでもないが、なんだかもったいないような気がする。「あっさり」も「こってり」も、一般的なラーメン屋さんの基準ではどちらもあっさり系に分類してもいいくらい。違いは海老油の量。あっさりはスープ本来の魚風味が強く出て、こってりは油の香ばしさが強くなる。その中間にすると、どちらも目立たぬ味になりはしないだろうか……と心配したところでそういう注文したことないのでよくわからない。そして今のところ積極的にそういう注文をしてみようという気も起きない。
『麺屋武蔵』とは何の関係もありませんが、『THIS IS IT』は凄かった。マイケル・ジャクソンが普段着(?)なのを除けば、単なるリハ、メイキング映像とは信じ難い出来。観終わった後、しばらくボーッとしていました。劇場の照明が灯ったとき、ボーッとしながら拍手していました。
■麺屋武蔵
東京都新宿区西新宿7-2-6