日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
|
■半熟煮玉子らぁ麺/900円 昨年11月にオープンしたお店。場所がわかりにくく、浦和駅西口を出て旧中山道を北上、六間通りとの交差点手前の路地を右に入ったところにある。暮れに近所を散歩していたカミさんが見つけて教えてくれたのだが、よく気付いたなと驚いた。 しばらくの間は醤油/味噌の2本立てでやってきたが、暑くなる季節を意識してか最近は醤油/塩の2本立てに変わっている。この日は3度目の訪問で、注文したのは醤油味の「半熟煮玉子らぁ麺」。チャーシュー替わりの大きなつくねを見ればわかるように、なかなか個性的なラーメン。スープの土台は鶏のようだが油はかなり控えめ。そこに煮干しや昆布が主張し、強めの醤油ダレと相まって、まるで関東風のうどんつゆのよう。さらに合わせる麺は「無かんすい麺」。乱暴な言い方になるが、定義的には無かんすいの中華麺は「うどん」と同じもの。この麺の食感がなおさらこの一杯を「うどんみたい」と印象づける。オリジナルなおもしろい一杯だとは思うのだが、個人的にはもっと醤油が抑えめになっている方が好み。ひょっとしたら塩味では印象が違うのかな? いけ麺さんのところによると、店主はちゃぶ屋出身なのだそうだ。であればけっこうな引き出しを持っている方なのだと思うが、どうしてこういう変わったラーメンを作ることにしたのだろう? ■味六屋
|