日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■嵐げんこつらあめん(醤油)/700円 昨年秋にメニュー構成を変更し、レギュラーメニューのほとんどで麺が変わるなどのリニューアルを行った『花月嵐』だが、今度は主力商品の「嵐げんこつらぁめん」の醤油味をリニューアル。なんだかんだで好きなので、さっそく食べに行ってみた。 基本的には以前のラーメンを踏襲しつつ、いちばんの違いは新たに「秘伝の漬け込みダレ」を加えたこと。器の中央に盛り付けられた赤茶色のタレがそれなのだが、これがクセモノ。刻みニンニクをたっぷり漬け込んでおり、食後はかなりニンニク臭くなることを覚悟したほうがいい。これから人と会う予定があるときや、ランチタイムはちょっと避けといた方が無難だろう。 昨年秋のリニューアルではパキパキした食感の細麺に変わっているので、それも知らずに注文する人はかなり驚くのではないだろうか。従来くらいのスープが好きな人や、ニンニク臭が気になる人はタレ抜きの注文ができるかどうかスタッフに聞いてみることをオススメしたい。 ■らあめん花月嵐 浦和仲町店
■特製中華そば/950円 浦和警察署横の路地にあるラーメン店。以前の屋号は『彩流』といいつけ麺が人気だったが、2014年に『ときわ亭』にリニューアル。煮干しスープのラーメンと、台湾まぜそばを主力としたお店になった。そして今年の春頃だろうか、ふたたびリニューアルして「煮干しそば」を休止。新たに「中華そば」が主力商品になっている。平日のお昼しか営業しておらず行ける機会に恵まれなかったのだが、今日は出勤を遅らせて浦和警察署で免許の更新。このチャンスに寄ってきた。 基本のメニューは「中華そば」と「台湾まぜそば」「台湾ラーメン」の3種類で、それぞれトッピングでバリエーションがある。他に期間限定で「トマト台湾まぜそば」「旨辛冷しそば」など。今日食べてきたのは具だくさん仕様の「特製中華そば」。 やや濁ったスープは煮干しが香る醤油味。動物系のスープを濃いめにとっているようで旨味も重厚で満足感あります。三河屋製麺のやや平たい中太ストレート麺は、しっかりした弾力もあり、ツルツルとしていて美味い。何より圧巻なのはトッピング。厚さ1cmを越える豚バラチャーシューが2枚入るのだが、今日は1枚がブロックの端から切り出したもので、2cm近い厚みがあった。ボリュームもたっぷりで豚角煮のように柔らかく、これには大満足。他に具材は穂先メンマ2本に味玉、岩のり、ほうれん草など。 美味かったな〜。スープも美味いし麺も好みだ。いろいろ事情はあるのだろうが、ときどきでいいので土日も営業してくれるともっと行けて嬉しいのだが。 ■ときわ亭
■嵐げんこつらあめん ぐらんキャニオン/880円 背脂一味唐辛子を散らし、ニンニクをガツンと効かせた醤油ラーメン。9月いっぱいくらいまでの期間限定メニューだ。ネーミングはさておき、まぁだいたい見た目から想像できるとおりのラーメンなのだがこれがなかなかウマイ。背脂+ニンニクというだけでじゅうぶんなのに、たっぷりの一味唐辛子でいい感じに刺激も加わる。良かったのが麺。このお店ににしてはだいぶ太目のストレート麺を使っており、麺のギュッとした食感がコッテリしたスープとよく合っている。 刻みニンニクが標準で入っているので、それなりにニンニク臭くはなるのは避けられない。仕事のランチ中に食べるのはちょっと抵抗があるだろうが、やっぱりこれはニンニク抜きなどしないで食べることをオススメしたい。 大判のチャーシュー2枚というのが売りのひとつだが、「大判」というほどのサイズではなかったな。薄く柔らかいので、食べ進めるうちにバラバラになってしまい、大きな肉を食べるという満足感は得られない。チャーシューが弱点というのはいつものことだが、今回は他がよく出来ているだけにもったいない……と言ったら多くを望みすぎ? ■らあめん花月嵐 浦和仲町店
■半熟煮玉子らぁ麺/900円 昨年11月にオープンしたお店。場所がわかりにくく、浦和駅西口を出て旧中山道を北上、六間通りとの交差点手前の路地を右に入ったところにある。暮れに近所を散歩していたカミさんが見つけて教えてくれたのだが、よく気付いたなと驚いた。 しばらくの間は醤油/味噌の2本立てでやってきたが、暑くなる季節を意識してか最近は醤油/塩の2本立てに変わっている。この日は3度目の訪問で、注文したのは醤油味の「半熟煮玉子らぁ麺」。チャーシュー替わりの大きなつくねを見ればわかるように、なかなか個性的なラーメン。スープの土台は鶏のようだが油はかなり控えめ。そこに煮干しや昆布が主張し、強めの醤油ダレと相まって、まるで関東風のうどんつゆのよう。さらに合わせる麺は「無かんすい麺」。乱暴な言い方になるが、定義的には無かんすいの中華麺は「うどん」と同じもの。この麺の食感がなおさらこの一杯を「うどんみたい」と印象づける。オリジナルなおもしろい一杯だとは思うのだが、個人的にはもっと醤油が抑えめになっている方が好み。ひょっとしたら塩味では印象が違うのかな? いけ麺さんのところによると、店主はちゃぶ屋出身なのだそうだ。であればけっこうな引き出しを持っている方なのだと思うが、どうしてこういう変わったラーメンを作ることにしたのだろう? ■味六屋
■ワンタンメン 揚げネギ入り/1026円 浦和が誇る佐野ラーメンの人気店。ここに来ると塩味の「ワンタンメン」か「揚げネギらーめん」のどちらを注文するか悩むのだが、迷うくらいなら両方……ということで贅沢に「ワンタンメン」に「揚げネギ」をトッピング。 旨味たっぷりの澄んだスープに、平打ちの自家製麺を合わせた塩ラーメン。ワンタンは餡たっぷりで食べ応えがあるもの。たっぷりの揚げネギが香ばしい。なんといっても、ひらひらとした麺の食感が印象に残る。美味いですね。 このお店を気に入っている理由は、美味しいラーメンを食べられるからだけではない。ファミリーでも利用しやすいところがポイント。座敷のテーブル席には小さな子ども用のイスも用意されているだけでなく、子ども用のラーメンからは唐辛子やコショウを抜く提案もしてくれる。最近少し値上げしたが、わが家は通い続けます。 ■手打ちらーめん たかの
■らーめん(全部入り)/800円 JR浦和駅東口から浦和競馬場に向かう商店街にある沖縄料理店『ぬちぐすい』にて、毎週土日のお昼のみ間借り営業しているラーメン店。店主は立川ラーメンスクエアのトライアウトに参加経験があるらしい。メニューはいくつかあって迷うが、初めてなので基本メニューの全部入りを注文した。 小さな器に盛り付けられたラーメン。スープは「呼び戻し魚介スープ」を使っているとのことで、何となくカツオ風味のスープをイメージしていたが少し違った。油が多いせいか最初はややぼやけた印象もあったが、魚介をしっかり効かせたスープはけっこうラヲタ受けしそうで美味しい。 トッピングはチャーシュー2種類(レア・炭焼き)、うずらの味玉(紅玉というらしい)、タケノコ、三ツ葉、刻みタマネギ。個人的には炭焼きチャーシューが気に入った。炙った香ばしさ、味付け、食感ともに好み。紅玉はなんとも不思議な味付け。 お店に行ったのは日曜日の12時過ぎ。ひっきりなしにお客が入り、常にほぼ満席をキープしていた。土日の間借り営業といえ、近隣の住民にはかなり認知されている様子。他にも気になるメニューもあるし、子連れも歓迎っぽい雰囲気なので今度は家族連れて来よう。 ■仮麺中 ぬちぐすい
■ワンタンメン/800円 この日はカミさんと子どもの4人で『たかの』ランチ。浦和が誇る佐野ラーメンの人気店で、週末のランチタイムは行列必至。それでも13時半を過ぎると落ち着くことが多いのだが、この日は14時を過ぎても行列が途切れなかった。 座敷の席や子ども用のイスもあり、わが家に限らず小さな子どもを連れたファミリー客も多い。この日注文したのは「ワンタンメン」。基本のラーメン(塩味)をベースにワンタンをたっぷり乗せたモノ。すっきりと澄んだスープにやや縮れた平打ち麺を合わせている。決して今風の洗練されたラーメンとは違うが、旨味もたっぷりで麺の食感も楽しく、やっぱりウマいのだ。 もうすぐ5歳になる長男は、順調にラーメン好きに育っているようだ。どこのラーメンが好きかと尋ねれば、北浦和の『呉田』と、この『たかの』なのだという(その他、オモチャをくれるので『揚州商人』も)。 ■手打ちらーめん たかの
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