日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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『なんつッ亭』秦野本店、昼の部のみの1日20食限定の「しおらーめん(800円)」。今日は鯛を使った正月限定(?)の塩らーめんもあったようだが、とりあえずレギュラーメニューを食べたいのでこちらを注文した。ちなみにマー油豚骨の基本メニュー「らーめん(700円)」からの連食だ。「らーめん」を食べ終わりそうな頃合で作ってもらったので、食べ終えた器をカウンターに上げると、すぐに「しおらーめん」が出てきた。 真っ黒い熊本風豚骨ラーメンが有名な『なんつッ亭』だが、「しおらーめん」はまったく異なるやや透明(…でもねーな)なスープ。和風ダシのスープに豚骨スープを合わせ、魚粉などを加えたもののようだ。もっとサカナサカナしているのかと思ったが、香味油(?)も効いており、スープの旨味よりも複雑に重なる風味で食べさせる感じ。 麺は標準の「らーめん」と同じものかな? トッピングはチャーシューにネギ、三つ葉。さっき食べたチャーシューと何か味が違う……と思ったら、「しおらーめん」ではスモークしたものを使っているそうだ。こちらも変わった味の塩ラーメンでなかなか面白かった。けれど個人的な好みでは、やっぱり看板メニューのマー油豚骨のほうが好きかな。え「ねぎらーめん」を食べているお客さんが多かったので、機会があれば次はそちらを食べてみよう。
言わずと知れた人気店だけれども、渋沢の本店(秦野店)は初訪問。開店時刻(11:30)の10分ほど前にお店に着くと、もう20人以上並んでいる。行列に並んでからも続々とお客さんが集まり、開店した頃には40人以上並んでいたのでは。 店内に入り、壁際のベンチ席で待つ仕組み。待っている間に注文を尋ねられる。この後にも待っている人がたくさんいるのに恐縮だが、滅多に来られるお店でもないので2杯注文してしまった。今日は正月限定らしい「めで鯛(……だったっけ? 正しい名前は失念)」という塩らーめんもあったようだが、注文したのは標準の「らーめん(700円)」と1日20食限定の「しおらーめん(800円)」。ちなみに今日から大半のメニューが100円前後の値上げをしている(一部、「にんにく」のように50円→無料になったものもある)。 席に着いたのは12時過ぎ。ほとんど待たずに「らーめん」が登場。クリーミーで濃厚な豚骨スープに、マー油(焦がしニンニクを使った黒い香味油)を合わせたもの。スープが力強いので、旨味が突出するわけでもなく、マー油の風味が全体を支配しているわけでもない。品達や池袋では食べたことがあるのだけれど、噂どおりここ渋沢の本店の味は大きく違うのがわかる。もちろん品達や池袋だって普通に美味しいのだけれども、この違いは何なのだろう。他の支店では多くの人が食べやすいようにスープをライトにしているそうだが、別に本店の味が食べ手を選ぶほどヘビーなわけでもないだろうし。いずれにせよ、僕はこちら本店の味の方が好みではある。 トッピングはチャーシューにモヤシ、ネギに海苔。チャーシューは肩ロース肉を使ったもので、スライスしたもの1枚に角切りひとつが入る。スライスした方はしっとりとジューシーで美味しかった。角切りは個人的には不要かも。 麺をほとんど食べ終えた頃、スタッフの方から「しおらーめん」を作っていいかどうか尋ねられた。食べるペースをちゃんと確認して、すぐに出せるようにしてくれたのですね。丁寧な対応も好印象。
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