日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■黒豚とんこつ煮干しラーメン/850円 『福々亭』で食べた後、一行は町田へ向かう。次はどこで食べようか、車内で相談して決まったのは『勇次』〜休憩を挟んで『一番いちばん』の連食。二日酔いのS谷、後部座席で大爆睡。目が覚めたらちょうど『雷文』を通り過ぎたところ。もう町田に着いていたのだった。 さて、『勇次』は今日が初訪問。ここはいろいろ縁があって本来はもっと早く行かなきゃいけなかった。長年の宿題がようやく片付いた感じだ。 メニューはいろいろある。「塩ラーメン」のいい評判を聞いていたけれど、今はやっていないみたい。何を食べるか迷ったが、メンバー4人がそれぞれ違うものを注文し、ちょっとずつ分け合おうということに決定。僕は「黒豚とんこつ煮干しラーメン」を、同行者のT氏は「追いガツオ正油ラーメン」を、I氏は「合鴨つけ麺」、K君は「辛味噌カレーラーメン」を注文した。 「黒豚とんこつ煮干しラーメン」は、昼営業の『勇次』と夜営業の『オードリー』の両方で出しているラーメンで、黒豚を使った焼き豚(チャーシューに多い煮豚ではなく、本格的に焼き上げた黒豚肉)がトッピングされたものとのこと。 渋谷『凪』の「鬼ぼし!」をイメージしたが、あれほどの粘り気はなくスープはサラッとした感じ。だけれどもしっかり濃い味の豚骨スープに、煮干しのエグ味を効かせたインパクトたっぷりのラーメン。これに自家製の喉越しよい太麺を合わせている(太麺・細麺を選べる)。 黒豚のチャーシューは、焼き豚ならではの噛み応えを堪能できる。美味しいですね〜。 同行者の食べたラーメンだが、「追いガツオ正油ラーメン」は峻烈なカツオの香りが印象深いもの。「辛味噌カレーラーメン」は味噌の和風な香りとカレーの風味が一体感のある独特なもの。どれも美味しいのだけれど、一番印象に残ったのは「合鴨つけ麺」。ものすごく贅沢な鴨南蛮という感じで、1500円と高価だが美味かった。次に来たら、これを食べたいな。 美味しゅうございました。 その後、近くの駐車場で2時間ほど休憩。『一番いちばん』の夜営業開始時刻に行ったのだけれど、なんと麺が売り切れたとのことで今夜はお休みするとのこと。うーん、仕方ないが、残念!! ■中華そば 勇次 東京都町田市金井2-3-25 ※夜は『オードリー』と屋号を変えて別のメニューを出している
■鶏チャーシューしお/950円 新宿御苑前『ひるがお』の元店長が独立して開いたお店。基本メニューのラーメンは「しお」と「煮干塩」の2種類。塩ラーメンを専門とする珍しいタイプだ。 お店に着いたのは18時半頃で、先客は3名。食券制で、入って左の奥に券売機がある。携帯コンテンツ「超らーめんナビ」会員限定のメニュー(5/15まで)にも惹かれるが、初めて来たので基本メニューを食べることにした。注文したのは「鶏チャーシューしお」。ちなみに鶏チャーシューのほかにも豚のチャーシューを使ったメニューもある。 黄金色をしたスープの塩ラーメン。表面を覆う鶏油のコクが目立っているが、食べ進めるうちにスープの旨味が伝わってくる。動物系のスープと塩がよくなじんでおり美味しい。麺は細いストレート麺を合わせており、しなやかで柔らかめな印象だが適度なコシは感じられる。なお、券売機横にはオススメの加減で麺を茹でるので、初めての方は麺固めの注文は控えて欲しい旨の説明があった。麺とスープだけでもじゅうぶんに美味しいが、鶏チャーシューもなかなかよかった。皮のついたモモ肉(?)で、プリプリでしっとりした食感。味付けも柔らかさもいい感じ。 美味しゅうございました。 ■町田汁場 進化 東京都町田市森野3-18-17
町田エリアにも有名店が集中している。『69'N'ROLL ONE』で食べ終えた後、せっかくだからハシゴ。『胡心房』に立ち寄ったらどエラい行列で断念したが、実は本命はこちらの『雷文』だったりする。いわずと知れた超有名店だけれども今回が初訪問。小田急町田駅を過ぎて延々と北上。「超らーナビ」の地図を見ながら20分ほど歩き、ようやくお店に到着。「あっ、行列ゼロ!」と思ったが、お店の中で10人以上待っている。外で待つより中のほうが涼しいから、これはこれでいいですね。たくさんの席と手際よい調理のおかげで回転はよい。タイミングもよかったのだろうが、10分ちょっとの待ち時間で席につけた。テレビでよく見るおかみさんと、息子さん(?)が二人で切り盛りしており、店内は割りとにぎやか。 メニューは「しょう油」「塩」の2種類を軸にそれぞれ「ふつう」「こってり」が用意されており、多彩なトッピングでメニューはバリエーション豊か。手羽先やフカヒレとか四川担々麺なんてものもある。個人的には3人分しかないというシイタケが気になる。初めてなら「ふつう」がオススメらしいので、とりあえず今回は基本の「ラーメン(700円)」をしょう油・こってりで注文し、「半熟ゆで玉子(100円)」をトッピングしてもらう。 おかみさんの地元、室蘭のラーメンを出しているとのこと。室蘭ラーメンについては詳しく知らないが、アツアツの香味油でスープにふたをした感じの札幌系でよく見られるスタイルと共通している。「こってり」じゃなくて「ふつう」なのだが、かなりオイリー。動物系、魚介系の風味もあるけれど、前に出ているのはショウガやニンニクなど香味野菜の風味。その後魚介の旨味が感じられ、動物系は土台を支えている感じ。28種類の食材からスープを作っているらしく、確かにさまざまな味が複雑に入り混じっている。だけれど全体うまくなじんでいますね。麺は細めで縮れたもの。ボソボソした食感がいい歯ごたえ。トッピングはメンマ、肩ロースのチャーシュー、味玉、ネギ。チャーシューが柔らかくジューシー。メンマはお店独自の味をつけたもののようだ。美味しゅうございました。 後で知ったのだが「こってり」は豚骨の風味が強いものらしい。スープ別々にとってるのかな? その辺確かめにもう一度行きたいが、そうそう行けるところではないなぁ。
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