日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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印刷所のジロリアン課長からの宿題店、『二郎』の環七一之江店にようやく行ってきた。『二郎』にしては、かなり清潔な感じの店内。女性客(というかカップル客)の姿も目立つ。初訪問だけれど、基本の「小」でなくて「汁なしラーメン(550円)」を「ぶた増し(100円)」で食べた。食券に100円玉を添えて注文する仕組み。トッピングのコールは「ヤサイニンニクアブラ」。 甘めに味付けられたカネシ(醤油)のタレとスープ(?)が器の底に沈んでおり、油そば風にかき混ぜて食べるもの。油分は多めで濃厚な豚の風味が味わえる。ヤサイの上に乗っているのは大量の背脂塊。アブラが赤茶色しているが、どこの脂なんだろう。ジロリアン課長がこのアブラを絶賛していたが、なんとなくわかるような気がする。麺は平たい極太麺。ボリュームがあって満足度は高い。なんというか、職場の上司の言葉を借りれば「デブ味」という表現がぴったり。途中で卓上の荒挽き黒コショウを投入。味が引き締まる。 ぶた増しはやり過ぎだったかな。ぶた増しにしなくても、こんなラーメンが550円で食べられるのだからコストパフォーマンスは良すぎ。今思えば生卵(50円)をトッピングしてもよかったかも。
取引先の担当課長が相当なジロリアン。先日も勤務先を訪れた際に、 「一之江のアブラがヤバイ」 「汁なしもある」 ってな感じで一之江一之江と連呼するものだから、夜に一之江まで行ってきましたよ。 で、行ったら閉まってたわけだ。呆然としつつ「らーナビ」を見ると、水曜定休らしい。せっかくここまで来たのでどこか何かないかと、そのままらーナビで探して行ったのがこの『めんや もも』。 都営新宿線一之江駅から10分ほど歩いた場所にあるかわいらしい感じのお店。入り口に書かれた桃のイラストがバーミ○ンを彷彿とさせる。らーナビの事前情報によると、どうも塩がオススメらしい。「らーめん(塩)(680円)」の食券を購入し、カウンター席につく。らーナビのクーポンを使って温玉のトッピングをサービスしてもらう。 鶏油で黄金に輝くスープ。トッピングはほうれん草とチャーシュー、刻み玉ネギ、温泉玉子。固めに茹でられた細めのストレート麺を合わせている。鶏油が効いているため最初は鶏メインのスープかと思ったが、他にもいろいろ入っているはず。おそらく無化調だと思われるが、さまざまな天然素材からしっかりダシをとっているようで旨味はじゅうぶん。やや強めに風味を付けた鶏油でまとめ上げている感じ。スープには細かい白い欠片が浮かんでおり、最初は背脂かと思ったがよく見ると鶏挽肉。これが麺に絡むとコシのある麺の中にキュッキュとした食感が加わり楽しませてくれる。らーナビには「魚粉」とか「インパクト」とか書いてあったが、そういったキーワードから連想される味ではなかった。オープンしてから数年経っているお店らしいので、レシピもだいぶ変化したのであろう。 ほうれん草もしっかりアクが抜けており、スープとよく馴染み美味しい。チャーシューはバラ肉を使っており、柔らかく煮込まれている。味もしっかりついているが、スープの風味を壊すことがないバランスよい仕上げ。刻み玉ネギもスープの薬味としてちょうど良い。 美味しゅうございました。僕の好みのストライクゾーンを射抜かれた感じ。一之江二郎が水曜定休でなければ縁がなかったお店であろうが、結果的に大満足。いやぁ二郎が休みでよかった。
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