日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■味噌玉らーめん/780円 今年の6月、目黒の『ラーメンゼロ』の跡地にオープンした豚骨ラーメンの専門店。『ラーメンゼロ』同様に『せたが屋』グループの系列店で、屋号はグループを率いる前島司さんが高知県のご出身ということに由来するそうだ。土佐の男は果たしてどんな豚骨ラーメンを作るのか、店頭の説明によると「じっくり炊き込んだ普通の豚骨ラーメン」……って、なるほど。 注文したのは、券売機のメニューの先頭にあった「味噌玉らーめん」。一見して味噌ラーメンみたいだが、味噌に漬け込んだ目玉焼きを基本の豚骨ラーメンにトッピングしたものだ。豚骨ラーメン自体はオーソドックスなタイプで、適度なトロミもあり濃厚でクリーミー。茹で加減固めの細麺との相性は鉄板ですね。焼き目のついた肉厚のチャーシューも食べ応えあって美味しい。名物らしい「味噌玉」は、必然性は感じなかったものの面白い味わいだった。 テーブルの上には、オリジナルの辛味調味料「ラー醤」をはじめ、ニンニクや酢、ラーメンのタレなど調味料がいろいろ置いてある。もちろんラーメンに入れてもいいのだが、お店が提案する食べ方がちょっと変わっている。豚骨ラーメンといえば替え玉。ここでは替え玉を残ったスープに入れるだけでなく、麺に各種調味料を直接かけて油そば風にしようというのだ。へぇ、面白いことを考えますね。飽きずにいろいろ楽しめそうだ。 ■土佐の男が作ったとんこつらーめん 俺式 東京都目黒区下目黒3-4-6
■冷やし中華(ヤサイアブラニンニク辛揚げ)/680円 ※9月4日までの期間限定メニューです。すでに終了しています。 ラーメン好きのお仲間さんがこぞって食べに行って、そして皆さん大絶賛していた『千里眼』の「冷やし中華」。すみません。正直なめていました。野菜を極端に盛った、ゴマだれ冷やし中華だと思っていました。興味を持ったきっかけは、nonchさんのブログ記事。先日の暑気払いで、あんなに「冷やし中華苦手」と言ってたnonchさんが手放しで喜んでいたのを見てビックリ。行こう行こうと思いつつ、やっと行けたのが最終日の9月4日の夜営業時間だった。 注文したのは普通盛で、トッピングはヤサイアブラニンニク辛揚げ。一口食べてビックリ。ドロドロした汁はゴマだれドレッシング的なものかと思いきや、ぜんぜん別物。獣臭いドロリとした汁で、これだけ冷えてれば脂分がロウソクみたいに固まりそうだが、決してそんなことはない。これどうなっているんだろう?? うず高く盛られた野菜は大根主体でサラダっぽい。この野菜が汁と違和感なくマッチしている。冷たい麺料理に背脂を盛ることには抵抗があったのだが、これも意外と違和感なかった。手前の肉は鶏肉。柚子の香りがついていて美味しい。辛揚げはサクサクとした食感がアクセントになっている。 「冷やし中華」というネーミングは適切かどうかは別として、冷たいのにここまでコッテリ・ジャンクな麺料理は食べたことなかった。こんな冷やし麺があったのかと驚いた……ってか、美味かった! ■千里眼 東京都目黒区駒場4-6-8
■南蛮えびつけ麺/750円 目黒で打ち合わせを終えて、帰りに立ち寄った『なおじ』。濃厚なスープに米粉でさらに粘りを出した、豚骨魚介系のラーメン・つけ麺が評判のお店。今回の仕事は昨年に続き2度目で、去年の打ち合わせが終わった後もここで食べたっけか。評判のいいラーメン屋さんが多い界隈だが、この時間は中休みのお店が多い。こちらは昼夜通し営業なのでありがたい。店頭のポスターに惹かれて「南蛮えびつけ麺」を注文した。 『なおじ』らしいドロリとしたつけ汁に、固めに茹で揚げた太麺を合わせている。その名の通り海老の風味をちょっと苦いくらいに効かせており、これがインパクトあって美味いです。 南蛮というわりには、他のメニューと同じくらいしかネギ入ってないなぁ……と思ったが大きな誤解。日本蕎麦の鴨南蛮のように「南蛮=ネギ」というわけではなく、いわゆる甘エビが新潟地方では「南蛮エビ」と言われているのだそうだ。なるほど、こちらの本店は新潟ですもんね。 ■濃厚中華そば・つけ麺 なおじ 東京都目黒区目黒1-6-15
■特とん塩/680円 味付半熟玉子/90円 仮アップ。 三連休の最終日、遅めのランチを食べに近場の『侍』へ。 この日食べてきた「特とん塩」はいわゆる塩ラーメンにあたるメニュー。 確かに塩気が目立つが、スープにはコクがあって醤油ラーメンみたい。
■白だし 特製ワンタン麺/950円 仮アップ。 今月末に開通する大橋ジャンクションのイベント「山手トンネルウォーク」の後、こちらのお店で遅めのランチ。4日ぶりに食べるラーメンは美味しすぎ。
■五味融合美彩麺 黒/3000円 どういう話の流れでそうなったのかよく憶えていないのだが、馴染みのダーツバーで『藤巻激城』の話をしたところ、スタッフのK嬢と行くことになった。 すでにご存知の方も多いだろうが、こちらのお店は会員制で完全予約制。予約のために電話番号を調べようとお店のホームページを開いて驚いた。来年からメニューが1万円の皇帝麺のみになるという。3種の基本メニューも全部食べていない。これが最後のチャンスと考え、本日19時からの部を予約した(基本メニューはアレンジを加え、来年神田にオープンさせる新店で提供する予定とのこと)。 メニューは赤・白・黒の「五味融合美彩麺」。基本メニューはトムヤムクンラーメンの「赤」で、初めて来る客はこれを食べる決まりになっている。「白」はココナッツミルクを加えたもの。そして「黒」は黒ゴマを使っている。K嬢は「赤」、僕は「黒」を注文した。 「黒」には蘭の花やレモンがつかないのですね。黒いスープのラーメンに、パパイヤや白髪ネギ、糸唐辛子、パクチー、黒ゴマ、海老しんじょ(?)がトッピングされている。スープはトロリとしており、細めの平打ち麺によく絡みつく。青パパイヤと麺を一緒に食べると、食感のコントラストが出て面白い。器の底には挽肉が沈んでいて、これを絡めるとまた旨味が増していい感じ。ベースとなる「赤」同様、ラー油が効いてピリッと辛いが、「赤」よりも甘味が強い。美味いですね〜。麺を食べ終えたら、付属のご飯にスープをかけて食べる。これも美味い。ホント、食べ終えてしまうのがもったいないくらいだ。 「赤」を食べているK嬢、トムヤムクンを食べたことがないのだそうで、「初めて食べる味ですよ〜」とのこと。何でも生まれて初めてラーメンのスープを全部飲んだのだそうで、喜んでもらえたようでよかった。 藤巻さんの「1万円のラーメンを食べにくるお客さんも相当な覚悟と勇気がいるでしょうが、そんな店をやろうっていうこちらも覚悟と勇気がいるんです」という言葉に痺れた。楽しくて大満足。美味しゅうございました。
■ラーメン/680円 ※トッピングはニンニク少し+ヤサイアブラ 11月1日にオープンした新店。昨日のしらすさんのブログを見て行ったが、そういえば浅草開化楼のカラスさんのブログでオープン直前に告知されていましたね。場所は東北沢駅から山手通りに抜ける道の途中で、東京大学駒場キャンパスの入り口近く。かつての『らーめん我流』があったところだ。お店に着いたのは午後2時半ほぼジャスト。昼営業終了ギリギリのところでお店に入れてもらった。 見ての通りの『二郎』インスパイア系。メニューは「ラーメン」と「豚ラーメン」の2種類で、それぞれ並盛と大盛がある。そしてもちろん野菜マシ、ニンニク、アブラ、カラメのトッピングは無料。11月15日からは「辛揚げ」というトッピングも始まるそうだ。 今日は「ラーメン」を注文して、トッピングは野菜マシにアブラ、そしてニンニクを少しだけ入れてもらった。野菜は標準でもけっこうな量が入るようで、自分のキャパを考えたら野菜マシにしなくてもよかったかも。野菜の底には厚さ2cmほどのブタ(チャーシュー)と、ゴワゴワした食感の縮れた極太平打麺が沈んでいる。スープは乳化が進み白濁しており、動物系の旨味が強くて濃厚。味付けはやや甘めかな? お腹いっぱいで大満足。最近は『二郎』系をなるべく控えているというのに、自宅の近所にこういうお店ができると困る(という割には最近多いな)。次は「辛揚げ」を食べに行ってみよう。 ■千里眼 東京都目黒区駒場4-6-8
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