日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■豚つけ/1000円 『六厘舎』系列の新業態店が、先頃閉店した『舎鈴 新橋西口店』跡地でスタート。食べに行った日はまだ屋号が決まっておらず、『舎鈴』の看板を天地ひっくり返した状態で営業していた。『六厘舎』を創業した三田店主が久しぶりに厨房に立っていることも話題になっている。 提供しているのは「魚介不使用」という完全新作のつけ麺のみ(トッピングのバリエーションはある)。 食べてきたのは肉増しの「豚つけ」。肉はいわゆるチャーシューではなく、切り落とし肉を茹でたもの。肉を増したせいだろうが、つけ汁の中は具材だらけで豪華な反面、麺をつけづらい。つけ汁はやや単調な印象ではあるが、紫蘇や鷹の爪がいいアクセントになり面白い味ではある。肉は茹ですぎたのか固くあまり好みではなかった。 スープ割りを注文したら、意外な味で意表を突かれた。これはおそらくお茶……。ほうじ茶だろうか。変わった味だが、ピリリとしたスープと意外にマッチしていて面白い。 ■孫作
■禁断のらぁめんへのリスペクト/1,500円 ※この日限りの特別メニューです。 ラーメン評論家・北島秀一さんの食べ歩き生活30周年を記念したスペシャルメニュー。鶏の旨味たっぷりのスープにしなやかな細麺を合わせた醤油ラーメンだ。シンプルなラーメンなのだが、旨味が重厚で、記念イベントにふさわしい贅沢な一杯だった。美味かったー。 前菜として提供された麺帯の握り寿司も面白い一品。締めにはデザートのかき氷が提供された。 北島さん、30周年おめでとうございます。素敵なイベントにご招待いただきまして、ありがとうございました。 ■コカクーラー イン赤坂 2013夏/1,000円 こちらも本日限り(?)の特別メニュー。コカコーラのコク、苦みを取り入れた冷やしラーメンだ。スパイシーに味付けしたジャガイモやハム(?)などがトッピングされたもの。へぇ〜、コーラも立派な調味料になるのだなー。こちらも美味しかった。 ■らぁめん家 69'N'ROLL ONE 東京都港区赤坂3-7-11
■2号らぁめん/800円 味玉/150円 町田の人気店『69'N'ROLL ONE』が赤坂に移転。6月9日から新店舗で営業を開始した。 メニューは今のところ「2号らぁめん」とオプションのトッピングのみ。 鶏のスープを使った醤油ラーメン。鶏と豚のチャーシューが入るなどして凝っているが、その軸はとてもシンプルな一杯。美味しく頂きましたが、どうしても値段が割高になるのは場所柄仕方ないのかな。 6月17日から「塩らぁめん」を、6月22日から「つけ麺」を提供開始する予定だそうだ。 ■らぁめん家 69'N'ROLL ONE 東京都港区赤坂3-7-11
■牛醤(ぎゅうじゃん)ラーメン/790円 カミさんとマダム・タッソー東京を見物に行ったついでに、アクアシティの『ご当地麺祭り』に行ってきた。以前は『ラーメン国技館』というラーメン店集合施設。今の形になってからは各店はすべてセルフ方式になり、グループで行っても違う店のラーメンを一緒に食べられるようになった。 カミさんと好きなものを1杯ずつ買ってきてシェアすることにした。で、カミさんが買ってきたのが『まこと屋』の「牛醤ラーメン」。関西を中心に多店舗展開しているお店で、昨年の東京ラーメンショーにも参加していた。牛骨からとった白湯スープにマー油のような香味油。チャーシューは豚肉。トッピングは他にキクラゲやモヤシなど、豚骨ラーメンと共通するものが多いだけに、豚骨とは違う牛骨の風味がわかりやすく味わえて、何だか面白い一杯。 ■ラーメンまこと屋 アクアシティお台場店(ご当地麺祭り) 東京都港区台場1-7-1 アクアシティお台場5F
■ら〜麺(あっさり)/800円 9月にオープンしたばかりの『麺屋武蔵』系列の新店。『虎嘯』と書いて「こしょう」と読む。2008年に閉店したグループ1号店『麺屋武蔵 青山(せいざん)』を進化させたラーメンを食べられる。「ら〜麺」は「こってり」「あっさり」から選択できる。単に脂の量が異なるだけでなく、スープも違うそうだ。オープン初日に「こってり」を食べたので、今回は「あっさり」を食べてきた。 魚介ダシ中心の、かなりアッサリした醤油ラーメン。柚子が香っていい感じ。柚子皮を下したものをチャーシューに添えてあるのね、なるほど。麺はツルツルピロピロした幅広の平打ち麺。食感も喉越しもよく、美味しい麺だ。魚のダシが効いていて美味しいが、この日はちょっと塩っぱかったかな。前回食べた「虎嘯ら〜麺(こってり)」に入っていた、絶妙の火加減で焼きあげたチャーシューを楽しみにしていたのだが、今回のは違った感じ。普通の「ら~麺」には入らないのかな? サンマを使っていないなど『青山』とはだいぶ違いがあるけれども、確かに『青山』っぽさは感じられる。ラーメン王の山本さんの言葉を借りると「2011年に青山があったらこんな味かもしれない」。なるほど、確かにッ! ■麺屋武蔵 虎嘯 東京都港区六本木4-12-6
■珀/700円 西麻布の路地裏に今年オープンしたお店。澄んだスープの醤油ラーメン「琥珀(こはく)」が評判を呼び、一躍人気店となった。この秋から新作の塩ラーメン「珀(はく)」がメニューに加わり、これまた美味しそうなので食べに行ってみた。建物は以前と同じだが、入口が変わっており少し戸惑ってしまった。隣にあったバーを借りて客席を移し、席の数も倍の8席に増えている。お店に着いたのは14時半近くで空いており、先客は1名。 塩ラーメンの「珀」はスープが少し濁っており、醤油の「琥珀」とけっこう見た目が違うのですね。スープは少し濁っており、魚介の風味に豆乳やバターでまろやかさを加えた独特な味わい。スープが口の中でザラつく感じがあるが、これはスリゴマかな? さらにはパセリ(?)を散らし、なかなか変わったラーメンに仕上げてある。シンプルかつストレートな「琥珀」に対して塩の「珀」はなかなかの変化球だが、美味かったな〜。 最近(これをアップしているのは11月1日)は、煮干を効かせた「百煮干」を14時から販売するなど、さらに新作も増えているそうだ。 ■美麺屋 楽観 東京都港区西麻布1-8-12
■味玉ら〜麺/900円 11店目の『麺屋武蔵』が六本木にオープン。屋号は『虎嘯』と書いて「こしょう」と読むそうだ。この「嘯」の文字、どうやって変換するのだろう……と思っていたら、さすがいけ麺さん、試食会のレポートの中で、しっかり「『うそぶく』と入力すると、『嘯く』と変換可能」と書いてくれています。ナイス! 『麺屋武蔵』の系列店は、店舗ごとに異なるテーマを持っているのが特徴。今回の『虎嘯』のテーマは「原点回帰」。グループ1号店だった、かつての「青山(せいざん)」をブラッシュアップしたラーメンを出していくのだそうだ。 メニューは「ら〜麺(あっさり/こってり)」と「つけ麺」を軸に、各種トッピングでバリエーションがある。麺の量は並でも大でも同料金のようだ。以前の『青山』では(今の新宿本店でも)、油の量であっさり/こってりを区別していたが、『虎嘯』ではスープが違うそうだ。基本の味は「こってり」になるみたい。この日は「味玉ら〜麺」の「こってり」を注文した。 魚介を効かせた醤油ラーメン。以前の『青山』と違ってサンマは使っておらず、だいぶ雰囲気は違っているけど、最近の『武蔵』系列店にしては珍しいすっきりした味わいが確かに『青山』っぽいかも。太目の平打ち麺も『武蔵』らしいが、今までの麺よりツルツルした感じ。チャーシューが良かった。ピンク色でレアな焼き加減。柔らかくて香ばしい。もはやローストポークと表現する方がいいかも。 今年は六本木におもしろいお店が増えたな〜。 ■麺屋武蔵 虎嘯 東京都港区六本木4-12-6
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