日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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今年202杯目。
もう1杯いけそうなので、標準の「らーめん(750円)」を追加注文。ここのスープは醤油と塩の2種類がある。さらに、標準の極細麺の他にオプションで「真空平打麺」というものを選べる。先ほどは具だくさんの「特中村屋」を醤油と極細麺で注文したので、今度は塩ラーメンを真空平打麺で作ってもらうことにした。 特中村屋とらーめんの違いは、具がいくつか少ないだけ。海苔と刻みチャーシュー(脂身のある豚肉をローストしたもの)が入らない。とはいえ、あぶりチャーシューや味玉(1/2個)は入っているので、じゅうぶんとも言える。 いざ食べてみると、上品で丁寧なスープだけれども、ガツンとインパクトがある。鶏の油の使い方が見事なのだろう。とはいえずっとインパクトが続きっぱなしでも飽きてしまうものだが、食べていると、適度に鶏の味が落ち着いてきて、昆布など他のダシの味が感じられるようになるからよくできている。あぶりチャーシューは、醤油スープの方があうように思えたが…。真空平打麺は標準の麺よりコシ、歯ごたえが感じられ、自分の好みに合っている。いやぁうまい。 先ほどの醤油も美味しかったが、塩の方がインパクトもあってわかりやすい味のように思えた。普通考えると、あっさり目の塩を先に食べてから、濃いめの味がする醤油を食べるという順序がよさそうだが、ここでは逆でよかったかもしれない。わざわざ遠征した甲斐があったというものだ。大変おいしゅうございました。 帰り際、レジでお金を払うとき店員のお姉ちゃんに尋ねられた。 「醤油と塩、どちらがよかったですか?」 「やっぱり塩だねぇ」 「私も塩の方が大好きなんですぅ!」 やっぱり作っている人たちも塩の方が好きなのか。 結局、また1日3杯ペース。昨日一昨日と休麺日にしていたのに…。
今年201杯目。
帰省ラッシュにもUターンラッシュにも巻き込まれたくないし、特に旅行の予定もないのだけれど、せっかくの連休だしちょっとの遠出くらいはしてみたい。 で、1時間以上かけて中村屋の本店に行ってきた。お店についたのは18時40分頃。公式サイトの地図をプリントアウトして持って行ったのだけれど、あの地図はどこか変でわかりにくい。行列を見つけられたので、場所がなんとかわかったという感じ。きちんと数えたわけではないが、およそ50人ほどが店外で行列を作っていた。待っている間、ゴォォォォオオオ〜〜〜!!!という音がうるさいので上空を見上げると、戦闘機の姿を見かけること数度。戦闘機が飛んでいるところを見るのは沖縄以来だ。この騒音じゃ地元の人は大変だなぁと思うけれど、えらく遠くへ来てしまった感じを味わってしまう。 ちょうど1時間ほど待って、席に着くことが出来た。とりあえず、特中村屋(950円)の醤油を注文。隣の客が、特中村屋+味玉の注文をしていたので味玉を追加しようと思ったが、出てきた彼のラーメンを見ると、玉子が1.5個入っていたのでパス。 入り口近くのカウンター席に案内されたため、「天空落とし」を間近で見ることができた(中村店主は不在だったが)。感想は「へぇ」という程度。しかし、振りザルを落とす際に、麺がこぼれそうになっていたことが数回。見てはいけないものを見てしまったような気がした。湯切りの効率云々ではなくて、もはやパフォーマンスとしてやらなくてはいけない状況になっているのだろう。 しばらくすると、小さめのどんぶりに入ったラーメンが出てきた。海苔が5枚にホウレンソウが少々、細めのメンマに味玉1/2個。さらに、2種類のチャーシュー(1枚と、脂身の多い部分を切ったもの。いずれも炭火であぶられている)が入る。スープを一口すするとわかる無化調系の味。薄く醤油で味付けされた、鶏の香りが上品なスープ。一瞬、しろ八@新宿御苑など玄系の味を思い出したが、あそこまで昆布の旨味が強く出ているわけではない。まったくの別物だ。スープの出来は噂通りで、丁寧に作り込まれた感じがして確かに美味しい。だけど、インパクトに欠けると感じる人も少なからずいるのではなかろうか。どちらかというと、たくさんのラーメンを食べ慣れている人向けのマニアックな味のように思えた。 麺は細めのストレート。柔らかめで、僕の好みとは微妙に違うように感じたが、これはこれでこのスープにはマッチしているように思える。 とてもおいしゅうございました。だけど、ボリュームがちょっと少なめな印象。1時間以上かけてやって来て、1時間待ち。これで帰るのももったいない……というわけで、よせばいいのに、おかわりをしてしまったのです。 ■中村屋 神奈川県大和市下和田1207-1 小田急片瀬江ノ島線 高座渋谷駅から徒歩4分
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