日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
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■れもんらぁ麺/750円 市ヶ谷『Due Italian』の姉妹店で、その名の通りにレモンやチーズを使ったラーメンを看板にしている。本店同様、味だけでなくお店の内外装にもイタリアンな雰囲気を取り入れており、パッと見てラーメン店だと思う人は少ないだろうなぁ。 注文したのは「れもんらぁ麺」。レモンの酸味を軸に味を組み立てた、かなり変わったラーメンらしい。前評判はいろいろ聞いて知ってはいたが、スープを一口飲んで驚いた。想像以上の強烈な酸味。何だこれは。こんなラーメンは初めてだ。『Due Italian』らしい黄金色のスープに、よくわからないがいろいろ浮いているのは揚げネギか、それともレモンを何かしたものか。緑の野菜は豆苗かな? 1杯あたり3個分のレモンを使っているそうで、スープは酸っぱい。しかし土台のスープもしっかりしていて鶏油もまろやかに効いている。ガツンとした酸味はインパクトあるが、それだけではない旨さが心をわしづかみにする。箸とレンゲを持つ手が止まらない。酸っぱさ強調のオモシロラーメンではなく、「美味い、凄いラーメン」として強く印象に残る1杯だった。こういうのがあるからラーメンの食べ歩きは楽しいのだ。美味しゅうございました。 そういえば初めて『Due Italian』の塩ラーメン食べた時も美味しくて感激したな〜。凄いお店だ。 ■らぁめん レモン アンド フロマージュ 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-14
■ら〜麺/750円 仮アップ。 ガッツリ系でインパクトのある『二郎』の人気がどんどん高まっているが、ついに『麺屋武蔵 虎洞』までが二郎インスパイア系にリニューアル。麺の量は並・中・大が同料金。刻みニンニクはカウンターに置いてあり、後で自由に追加可能。特にトッピングについて尋ねられることはなかったが、野菜は増やせるのだったかな? しかし、『麺屋武蔵』までが二郎インスパイアに参入するとは、ホントに意外。
■恵比寿麺/880円 牛を使ったラーメンを特徴とするお店。丑年だからと縁起を担いでここまで来たのだけれど、三が日はレギュラーメニューをお休みして正月限定特別メニューしかやっていなかった。でも、なかなか正月らしい縁起よさそうなラーメンじゃないですか。 スープは鶏と金目鯛で作ったものだそうだ。一応、分類学上は塩ラーメンということになるのかな。なかなか美味いです。トッピングは鶏の照り焼きチャーシュー2枚に海老しんじょでうずら玉子を包んだもの、柔らかく煮込んだカブに金目鯛の煮凍りを詰めたもの、結び昆布、所々に浮かんだ小さな白いヤツは焼き餅。具だくさんバージョンの「福恵比寿麺(1000円)」は、味玉とチャーシューが追加されるそうだ。 どのトッピングもとても手間がかかってそう。目当てのラーメンは食べられなかったが、逆にこんなラーメンが食べられてラッキーだったかも。美味しゅうございました。 ■麺屋武蔵 虎洞 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-7
もはや日課となりつつあるナイトサイクリング。んだけど遠出するたびにラーメン食べちゃうのでダイエットの効果はほとんど期待できない。今日も無意味に40kmほど走ったけれど、三鷹のあたりで地図を見ながら「あとちょっと走れば『きら星』じゃん!」。うっかり行ってしまいました。 3度目の訪問。前々回は「超らーナビ」の限定を、前回は限定の「旬の冷やし真鯵そば」を食べたので、実はいまだに標準のラーメンを食べていない。そんなわけで「味玉ラーメン(750円)」の食券を購入。店内は満席で先客がひとり待っている状態。さほど待たずに席につけたが、すぐにラーメンが売り切れになったらしい。ぎりぎりセーフだった。 粘り気のあるドロドロ豚骨スープに、大きめの炙りチャーシュー、刻みタマネギ、メンマ、茹でキャベツ、鰹ダシを凝縮した餡がトッピングされた濃厚豚骨ラーメン。スープはけっこうな獣臭さがありインパクトじゅうぶん。タマネギは生のまま刻んでいるはずだが刺激よりも甘さが出ており、いいものを使っている感じ。チャーシューは肉厚だが柔らか。ほどよい炙りが入っており、香ばしさと柔らかさが楽しめる。キャベツはちょっとクタッとしすぎな印象。 最初は野趣あふれる豚骨スープだったが、カツオの餡(キャベツの上に乗ってる茶色いタレ)を溶かし込むと濃厚カツオ豚骨といった感じで和のテイストが加わる。わかりやすく、何も考えなくても素直にウマーッな感じ。個人的にはキャベツにもっとシャキシャキ感が欲しいけど、これほどの完成度があれば些細な注文かな。とにもかくにも、限定しか食べていないのでいつまでたっても宿題店だった『きら星』をようやくクリアできた感じ。 っつうか、井の頭通りで不思議と信号につかまらなく、自宅から自転車に乗って45分で武蔵境に着けたことに妙な感動があった。
吉祥寺『武蔵 虎洞』の期間限定メニュー「牛と赤茄子の冷やし塩つけ麺」。昼(11:30〜)と夜(18:00〜)それぞれ10食ずつと数量を限定している。赤茄子(=トマト)をテーマにした冷やしつけ麺とのことで、つけ汁や麺にふんだんにミニトマトがちりばめられている。しかも、デザートにトマトのアイスクリームまで付いてくる。無論、牛をテーマにしたラーメンを作っている『虎洞』だけあって牛肉がトッピングされていたり、つけ汁のスープにも牛を使っているようだ。 冷たいつけ汁は、塩で味を調えたもの。オクラやミニトマト、大葉(?)が入っている。麺はトマトの絞り汁をベースにしたタレで味付けられており、つけ汁を使わなくても食べられるように作られているとのこと。麺には赤や黄色のミニトマト、アスパラ、キュウリなどたくさんの野菜のほか、しゃぶしゃぶ風に軽く煮られた牛肉、白髪ネギ、タマネギが盛り付けられている。 麺は『武蔵』らしいもちもちした食感の太ストレート麺。トマトスープだけで食べるとちょっと青臭さが強いような気がするが、牛肉やトマトと一緒に食べると確かにそのまま食べられる味がついている。つけ汁は塩味がしっかりついた牛スープ(他にもいろんな動物系の風味を感じる)。トマトスープに漬かった麺をくぐらせると、トマトの酸味がほどよい爽やかさを演出している。本当はオクラもアスパラも得意ではないんですがね、不思議と美味しく食べられた。 麺を食べ終えた後に店員さんに声をかけ、トマトのアイスクリームを出してもらう。アイスクリームが出されたときに「器をお下げしてよろしいですか?」とのことなので、スープ割りはなさそう。トマトのアイスクリームはややシャキシャキしておりシャーベットっぽい感じもある。最後までトマト尽くしでおもしろい趣向だった。
小平市内で下水道管に入ったり、ケシやアサを見学した後に武蔵境の『きら星』へ。昼夜それぞれ5食限定の「旬の冷やし真鯵そば」が目当て。開店30分前にお店に着くと誰もいなかったが、開店時刻には10人以上並んでいるから敷居の高い限定だ。 「限定(850円)」の食券を買い、店内へ。食券を渡してしばらく待つと、ガラスの器に盛られた「旬の冷やし真鯵そば」とライスが出てきた。脂の乗ったアジを「なめろう」にして、冷たい麺に乗せたもの。「なめろう」というのは、アジのたたきみたいな料理なんですね。醤油やショウガ(?)の風味が聞いた強めのタレで和えられており、麺を一緒に食べても爽やかな刺激があって美味しい。生臭さは感じられず、生魚が中華麺に乗っているとは思えないほどうまく合ってる。こりゃウマイですね。 トッピングはアジのなめろうの他、海苔、大葉、万能ネギ、糸とうがらし、柑橘系のジュレ。ジュレはなかなか刺激が強く、少量混ぜるだけでも爽快な風味が加わる。おもしろいのは、アジの骨を揚げたせんべい上の具材。香ばしく、食感にサクサク感も加わる。麺を食べ終えた後、残しておいたなめろうをライスの上に盛り、アジのたたき丼みたいにして食べた。これも美味しい。麺のボリュームがちょっと抑え目なので、このライスで締めるとちょうどよいくらい。 こりゃ美味しゅうございました。すごく美味しくて満足しているんですが、また限定食べちゃった。実は、ここのお店でレギュラーメニューを食べたことがないんですよ……。
自転車で浜田山のTSUTAYAに行ったついでに、何となく吉祥寺へ。目当ては5番目の麺屋武蔵、『虎洞(こどう)』。実は今回が初訪問。店外の券売機で食券を買ってから列に並ぶ。店内はカウンター席のみ。席は厨房で二分されており、奥の席に案内されたら裏口に回ってお店に入る。並んでいる間に食券を回収し、席に着いたらさほど待たずにラーメンが出てくる。 「味玉ら〜麺(840円)」を注文。「ガリの有無を尋ねられる」と聞いていたが、特に何も聞かれなかった。ガリは卓上の容器に入っていたので、好きな分だけ自分で入れるようになったようだ。 『武蔵』らしい動物魚介のダブルスープ。スープに牛脂を使っていると聞いていたが、タレやスープの味がしっかりしているためか牛脂独特の風味は感じられるもののさほど牛〜〜ッという感じはしない。太めのストレート麺を合わせている。トッピングは海苔、メンマ、豚肩ロースのチャーシュー、海苔、ネギ、味玉。チャーシューは火の通り具合が絶妙で印象深い。柔らかいが適度な歯ごたえも残したもので、非常にジューシー。途中で卓上の揚げ玉や魚粉(一味や山椒も入ってる?)を投入。いろんな風味が加わって、最後まで飽きずに食べられる。 完食。美味しゅうございました。汚い話で恐縮だが、お店を出てからゲップをしてしまった。そしたら口の中がもろに牛脂の味。けっこう効いていたのね……。
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