日々是好麺S谷の食べた麺の記録。
|
■しゃも一本饂飩(うどん)/1,250円 東北自動車道上りの羽生パーキングエリアが昨年暮れにリニューアル。『鬼平犯科帳』の江戸の街並みを再現した『鬼平江戸処』として生まれ変わった。江戸の味を継承する老舗の飲食店が集まり、お土産コーナーには江戸の名物が並んでいる。 もちろん『軍鶏鍋 五鉄』もある……といっても『五鉄』は作品中の架空のお店。ここの『五鉄』は人形町『玉ひで』が監修しており、鬼平が食べていたであろう軍鶏鍋が食べられるのだ。ここの『五鉄』のもうひとつの名物が、「しゃも一本饂飩」。器の中にとぐろを巻いた1本うどんを、温泉玉子を落とした濃いめの汁で、ネギや水菜の薬味と軍鶏肉と一緒に食べる。山梨のほうとうみたいなものをイメージしていたが、実際はちくわぶみたいな感じだった。『一本饂飩』といえば、兎の忠吾がひどい目に遭うエピソードが有名だ。でも、あれは『五鉄』のメニューではなかったはず。 この『鬼平江戸処』には、『弁多津』というラーメンコーナーもあり、日本橋『たいめいけん』が監修している。次に行ったら行ってこよう。ところで、どうして上りのパーキングエリアにあるのだろう? これから東京に帰るのだから、江戸の名物が並んだお土産コーナーはいまいちピンと来なかったな……。
■焼餃子/250円 ※今回はラーメンの話ではありません。 10年以上前、私が初めて入った宇都宮の餃子専門店が『香蘭』だった。メニューは「焼餃子」と「揚餃子」のみで(持ち帰り用の生餃子もある)、ライスもビールもない。客はみんな水を飲みながら餃子をほおばっている。これが宇都宮餃子のお店なのか、とずいぶん驚いたものだ。 『香蘭』は数年前に閉店し、現在のお店は旧『香蘭』店主の協力のもと、新たなスタッフが復活させたのだそうだ。新しい『香蘭』では、「焼餃子」「揚餃子」の他に、「水餃子」も食べられる。そしてライスやビールも扱うようになっている。食べてきたのは「焼餃子」。焼き立てでさくさくした皮に、ショウガが効いた餡が入っている。下味がはっきりしているので、タレを付けなくてもじゅうぶん美味しい。 ■餃子の店 香蘭 栃木県宇都宮市本町1-24
■やきそば(並)/250円 宇都宮の市内を移動していると、各地で「焼きそば」の看板が見られる。調べてみると、宇都宮には50店を超える焼きそば専門店があり、立派なご当地B級グルメとして人気を博しているのだそうだ。ちっとも知らなかった。 こちらの『安藤』は、オリオン通りの近くにある老舗焼きそば店。メニューは焼きそばのみで、小が200円、並250円、大が300円となっている。カミさんが言うには、テイクアウトも可能とのこと。 焼きそばの具はキャベツのみ。もちもちした太麺を使っているのは、宇都宮の焼きそばの特徴らしい。ソースで濃いめに味付けられており、やや単調な味ではあるが、学生が放課後に安くお腹を満たせるのが良さそうだ。地元の人にとっては特別なお店なのだろうな〜。 ■やきそば 安藤 栃木県宇都宮市江野町8-12
■ゼナキング入り焼餃子 今回はラーメンの話ではありません。 公認サンタクロースやマンボミュージシャンで知られる、パラダイス山元さんがオーナーシェフをしている餃子専門店。知る人ぞ知る、とてもスペシャルな餃子専門店です。 完全会員制で、平常休業臨時営業の餃子店。ネットを通じて突然その日の営業が告知され、一瞬で予約がいっぱいになる。この日も午後1時半から予約受付を開始したけれど、1分もせずに予約がいっぱいになっていましたね。だからこそ、とりあえず予約してから一緒に食べに行く仲間を探すような感じ。この日は、カミさんとその友人、僕とよく仕事をする編集プロダクションの社長の4人で行ってきた。 『蔓餃苑』に来るのは、昨年の暮れ以来。お店は、パラダイス山元さんの事務所兼店舗。まずは定番の「焼餃子」などを注文して、キンキンに冷えたビールを飲みながら焼き上がりを待ちます。 失礼を承知で言いますが、餃子ってどこで食べてもだいたい美味しいんですよ。ホントにそうだと思う。ところが『蔓餃苑』の餃子はちょっと(?)違う。基本の「焼餃子」にしても、独特の甘い香りと、肉の粒が粗くて肉肉しい感じ。少なくとも、他でこういう味の餃子を食べさせてくれるお店は知らないな。うちのカミさんは宇都宮出身で餃子はさんざん食べているし、僕にしてもついこないだお盆の里帰りに付き添って餃子も食べたが、やっぱり『蔓餃苑』は違うな〜と思うのだ。 客席横の冷蔵庫から勝手にビールを取り出して、ガンガン飲みながら、ひたすら餃子で暴飲暴食していくのが楽しい。この日はこんな順番で注文しました(クリックすると写真が出ますが、どれも、まぁ、餃子です)。 暴飲暴食上等! どれも美味かったです。美味しゅうございました。そして楽しゅうございました。興味のある方は、次に予約できたときに声かけますのでご連絡ください。
■うどん(小)/500円 徳島の2日目は、鳴門の渦潮を見物に行ってきた。お昼は鳴門鯛の漬け丼を食べてから、観潮船に乗って間近で渦潮見物。それから大鳴門橋の『渦の道』に行って、鳴門海峡の上空45mから渦潮を眺めてきた……のだが、高所恐怖症の人にはこれ無理だ。一応最後まで歩いてきたが、恐ろしいの何のって、散々な目にあった。苦手でない人は楽しめると思いますが。 夕方、徳島駅近くの繁華街、南新町というところの『つるべ寿司』で夕食。お魚や日本酒を楽しんでいたら、隣のご夫婦から鯛の白焼きをお裾分けいただいた。いろいろ話しているうちに意気投合し、夜の徳島を案内していただいた。次に行ったバーではお店のマスターから阿波踊りをレクチャーしていただき、さらには近所で締めのうどんまでご馳走になった。 連れて行ってもらったのが、こちらの『うどんさろん ふなもと』。奇しくもお昼に行ってきたばかりの鳴門市のご当地麺なのだそうだ。関西風のスッキリしたおダシで、煮干を強めに効かせてあるのがこちらの特徴かな? 楽しい一晩だった。ご馳走様でした。 ■うどんさろん ふなもと 徳島県徳島市秋田町1-29
■たらいうどん/1200円 徳島旅行の目的のひとつに、たらいうどんがあった。徳島県の御所温泉の周囲で食べられるご当地うどんで、その名の通り、たらいに入って出てくる。レンタカーを借りて食べに行くつもりだったのだが、あろうことか免許証を持ってくるのを忘れた。 調べてみると、徳島市内でもたらいうどんを食べられるお店があった。宿から歩いても10分もかからない。お店は歓楽街にあり、お酒の締めにうどんを食べる客向けに商売しているのだろう。開店も20時からと遅めで、そして料金が一人前1200円! お店に着いたのは開店直後で、先客はゼロ。奥のテレビの前の座敷に案内された。メニューは「たらいうどん」のみ。あと酒とビールがあったかな? サイドメニューなどは一切ない。 しばらく待って出てきたのは、たらい(桶)に入った釜揚げうどん。写真にあるのは2人前で、これをダシ汁で食べる(もちろんひとりにひとつずつあります)。ネギと油揚げ、レモン、おろしショウガが薬味になる。やや柔らかめのうどんに、おダシも塩梅よく美味しい。ネギとお揚げをたっぷり入れて食べてきた。美味しくいただきましたが、ふたりでうどん食べて2400円。もちろんレンタカー借りて御所温泉まで行く費用と時間に比べたらぜんぜん安上がりなのだけれど、値段を考えちゃうと……、ねぇ。 その後、徳島駅近くの居酒屋でフィッシュカツなど食べて、宿に戻った。 ■たらいうどん 千力 徳島県徳島市東大工町3-12-1
東北関東大震災で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 また、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。 有志のラーメン店が『ラーメン義援隊』を結成し、被災地への支援の輪を広げています。 参加している各ラーメン店では、義援金の募金箱が設置されています。 参加店について、詳しくはこちらをご覧ください。(上のバナーにもリンク貼ってあります)
|